【おかえりモネ】24話
朝ドラ【おかえりモネ】24話が2021年6月17日(木)に放送されました。
24話は学童机の製作期間が、教育委員会の設定する納期に間に合わないことで大ピンチ!?。
さらに菅波()が百音にさりげなく誕生日プレゼントを!?
今回は【おかえりモネ】24話の番組内容と感想について。
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【おかえりモネ】24話の番組内容
【おかえりモネ】24話の内容は…
学童机が完成!
製材所にて。百音は「どれぐらいで乾燥できますかね?」と木村(アベラヒデノブ)に尋ねる。「含水率12%ぐらいまでは落どしてえがら 最低でも10日がら2週間はかがってしまうがなあ」という。
水分が残っていると後で割れが入る。木は乾燥が一番やっかいで、天然乾燥だど時間がかかるし、乾燥機は早くできるが燃料代が高いのだ。
カフェ「椎の実」にて。
百音は「水は100度になったら沸騰して気化する。それは分かります。でも海の水は100度じゃなくても蒸発しますよね。水たまりとかも…」と菅波に尋ねる。
菅波は「蒸発と沸騰は全く違う現象です」と説明。
蒸発は液体がその表面から帰化すること。温度が低くても起きる。気温が5度でも水は蒸発するので、例えば寒い日でも洗濯物を長く干しておけば一応乾く。
菅波は「ちなみに気温が上がれば飽和水蒸気量は増えるので 気化する量は増えますし空気を循環させれば蒸発は更に早く進みます。」と補足。
百音:洗濯物を干す時 風が吹いてると早く乾きます!
菅波:天才です
百音:やった!
菅波:で 逆に気温が下がると 水や氷の粒となって現れ それが雲…。
百音:あっ!
菅波:何ですか?
百音:乾燥もそうですか?
菅波:はい?
百音:木材を乾燥機にかけると木の中の水分が抜けます。それもこう ヒーターでガンガン周りの温度を上げて 水分を蒸発させてるってごどです
よね?
菅波:木のことはよく知りませんが 多分そうでしょうね…。
百音は驚き喜んだ。水分はどこに行く?とまた難しい話しになったので、菅波は話しをもとに戻す。
森林組合・事務所にて。
木製の学童机が完成!しかし熊谷は「重いんでねえが?」と指摘。
ナレーション:モネたちは 更なる改良を重ね…。
熊谷:へえ~脚だけスチールにしたのが。
百音:軽いし。
木村:値段も安いですよ!
熊谷:ハハ いいんでねえが?ハハハ。
百音:よかった~。
ついに学童机が完成した。
手作業の限界
森林組合内カフェ「椎の実」にて。百音と菅波の勉強会が今宵も開催中。
「もう…頭のキャパが…」と百音はギブアップ。今夜は「なぜ雲ができるのか」の勉強だった。
菅波:このペースじゃ いつまでたっても雲はできないし台風も来ませんよ?
百音:台風…早く そごまでたどりつきたいです。あっ 私 超大型台風が来た日に生まれたんです。予定日より2週間も早くて。でも満月だったからじゃないかって。ほら 満月の日って 赤ちゃんが生まれるって よく言うじゃないですか。
菅波:今 その話は置いておきましょう。 科学的に実証されてるかどうかも分かりませんし。
百音や翔洋(浜野健太)は、登米市役所・教育委員会に出向いた。教育委員会職員は「やっぱり 天然の木はぬくもりがありますね。」「予算もこの範囲なら国から補助金も出ますし全く問題ないですよ。」とベタ褒め。
しかし「市内の小学校、全校分4200セット 来年の3月末までに…大丈夫ですよね?」と納期を確認されると・・・
翔洋は「もちろん」と答えたが、同行した木村が半年後の3月だと難しいという。手作業のため、ひとつき30台が限界らしい。公共事業は予算と納期は絶対。新たに課題が見つかってしまう百音たち。
森林組合・事務所にて。
翔洋が帰りに聞いたところ、東京の大手家具メーカーが入札に参加してくるという。そこは地元の木を使ってねいが、そのメーカーは年内には納品できる見込みだ。
川久保():ハハ…そうやって 安くて早いもんばっかり 使うようになったがら 今のようなありさまになってんのにな。
サヤカ():安くて早くて何が悪い。
川久保:誰も木を使わない。そんで余って仕方なく切り倒して粉々にして…。あんなに美しい木を…。
サヤカ:あ~悔しいげど 子供だぢ全員に行ぎ渡らないんじゃ それは公共機関として扱える商品じゃない。
川久保:分がってますよ。だがら 鉄やコンクリートに負げできたんだ。
翔洋:クマさん すみません。
熊谷:気にすんな。新しいごどやりかげてポシャるなんて 林業ではしょっちゅうだ。
誕生日プレゼント
カフェ「椎の実」にて。菅波と百音の勉強会。
百音は落ち込んでボ~っとしていた。
菅波:物事がうまくいかなくて落ち込むような時 僕は何かしら 新しい知識を身につけるようにしています。
百音:だから先生は いつも勉強してるんですね。
菅波:ん? 僕が四六時中 落ち込んでいるとでも?
百音:ハハ…。
菅波:で…。あっ いや…。このタイミングで出すのは 我ながらあざとさを感じて嫌なんですが…。
百音:ん…これ(「中学校 理科」の教科書)…私にですか?
菅波:永浦さんは 使用してる本が極端すぎるんです。こことここ(絵本と資格試験の本)の間には、かい離がありすぎます。まずは基本に立ち返りましょう。
百音:先生が買って下さったんですか?
菅波:たまたま目についたので…。
百音:あっ お支払いします。
菅波:いや いいです。あげます。
百音:いや でも先生に頂くわけには…。
菅波:誕生日プレゼントです。9月生まれでしょ。1995年の台風の日に生まれたなら。しかも満月だったなら…。
(タブレットには、1995年9月17日が満月と表示されている)
菅波:多分 おとといです。
百音:あの…。
菅波:知識は武器です。持ってるだけでは何の意味もないし使い方も難しい。ですが 持っているに越したことがありません。
百音:はい…ありがとうございます。
菅波:しかし 誕生日プレゼントに参考書って 子供なら泣くレベルの嫌がらせだな…。
自宅の机に手、中学理科を読む百音:「熱の伝わり方には主に『伝導』『対流』『放射』の3つがあります。ビニールハウスは太陽光の『放射』によってハウスの中の地面が温めら
れ その熱がハウス内の空気に『伝導』することで温まります」
翌朝。百音は自宅で洗濯物を干しながら、勉強した内容を復習しながら、つぶやく。「洗濯物の周りの空気の温度が高ければ 水分も蒸発しやすくなる。更に周囲の空気を循環させて 温度が高く湿度が低い風を送り続ければ洗濯物は早く乾く」
百音は洗濯物を見て、ハッとして、中学理科の本を開く。「蒸発は主に太陽エネルギーによって起こります」とある。
「蒸発…太陽…」百音は教科書のビニールハウスの写真に注目し、「サヤカさん!」と呼びに行った。
ナレーション:何だか さっぱり分からないけど どうやら勉強が役に立ちそうね。
(つづく)
【おかえりモネ】24話の感想
24話は、学童机作りの挫折と、気づきまでが描かれました。気になったのは百音の気づき、そして誕生日プレゼントです。
百音の気づきはビニールハウス?
テレビ画面にアップにされた「ビニールハウス」で乾燥時間を短縮化するのでしょうか。24話冒頭、「天然乾燥だど時間がかかるし、乾燥機は早くできるが燃料代が高い」と言ってましたから。燃料を使用しない太陽を使って蒸発、乾燥させるのでしょうね。
あれ?でも、これって朝ドラで思いつく前に、みんな思いつかないのでしょうか?調べてみると…
ハウスで材木乾燥 県林試が時間短縮の実験
上富田町生馬の県林業試験場は、屋外で半年以上かかる材木の乾燥を早めるため、身近な農業用ビニールハウスを使っての実験を始める。乾燥時間を短縮し、経営の効率化を図ることが目的で、3カ月での 乾燥を目指す。
https://wood.co.jp/7-mokuzai/web/web/web-w3092.html
2008年公開のネット記事のようです。ドラマの年代は2014年ですので、先駆けてビニールハウスでの実験はあったようですね。
菅波(坂口健太郎)が百音にさりげなく誕生日プレゼント!
菅波医師と百音は、いつの間にか毎日のように二人だけの学習塾を開いています。
菅波は教えるのが好きなのかとても熱心。(男として、気にならないわけないと思いますが…)
菅波と百音との会話も、「天才です」「やったあ!」って楽しそう。
そんな疑いのまなざしで視聴してたら、誕生日プレゼントをさりげなく渡すなんて!
下心、というか、やっぱり好意があるんですね。モネちゃん、かわいいですし♪
女性慣れしてなさそうで、つたない感じの菅波先生と、明日美(恒松祐里)と比べたらだいぶ天然で奥手なモネの、なんだかくすぐったい誕生日プレゼント、と勉強の日々ですね。
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画像出典:NHK