【おかえりモネ】2話|百音(清原果耶)は夢がなく焦る

おかえりモネ-2話

【おかえりモネ】2話|百音()は夢がなく焦る

朝ドラ【おかえりモネ】第1週第2話が2021年5月18日(火)に放送されました。

第2話はヒロイン・百音(清原果耶)がサヤカ(夏木マリ)から「焦らなくていい」と言われるものの…妹()・未知や菅波()と比較し、自分には夢がないと焦る若者特有の悩みが描かれて…

今回は【おかえりモネ】2話について。

【おかえりモネ】の配信情報
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【おかえりモネ】2話の番組内容

2014年5月。百音(清原果耶)は、サヤカ(夏木マリ)の山の樹齢300年のヒバの木の存在を知った。別名「アスナロ」でヒノキにあこがれて明日はヒノキになろうと思いながら大きくなった。だから「アスナロ」。しかし「登米の山にヒノキは自生しない。北限は福島県だから」とサヤカはいう。

「どういうことですか」と百音。「この山に産まれた限り頑張ってもヒノキにはなれないってこと」とサヤカ。しかしヒバの木は、雨・風・雪に耐えて長い時間をかけ、ゆっくりと成長する。だから体が丈夫で緻密で虫にも湿気にも強い。

「ヒノキになれなかったともじもじしてるけど、この子はものすごくイイ木なんだ。焦らなくていい、ゆっくりでいいんだ」とサヤカ。百音はヒバの木に見とれ、心揺さぶられる。

百音はよねま診療所の医師・菅波(坂口健太郎)に隣接のカフェからお昼を持っていく。パソコンに向かってそっけない菅波。百音はまだ緊張してしまう。

カフェ「椎の実」にて。森林組合の課長の翔洋(浜野謙太)は週末に登米の伝統の能の定例会を控えて、テレビが報じる雨の予報に「困るんです」と騒ぐ。常連客は天気より予報士・朝岡(西島秀俊)に夢中だ。

「能舞台って外にあるんですか」百音はまだ来て1ヶ月で見たことない。明日見学することになった。

翌日。百音は、翔洋に連れられ登米能舞台を見る。「きれい」見とれていると、「あの木は伐(き)らせません。殿様から預かってる。切るなら私が死んでからにして」というサヤカの声が聞こえてきた。川久保(でんでん)と町内会長(渡辺憲吉)が、ヒバの伐採について説得しているようだ。

「木にも寿命があるのはご存知でしょう。そろそろ寿命です。弱って倒れる前に、伐って活かすべきではないか」と川久保。活かすとは能舞台を50年・100年後に残すため、能舞台の修繕用にすること。「木にとってもいいことでないか」という川久保にサヤカは保留にしてもらった。

その夜の夕食。「サヤカさんは、あの木を伐りたくないんでしょう?」百音は心配する。そこで母から電話があり、百音の妹・未知(蒔田彩珠)のテレビ出演を知る。水産高校での伝統のサンマ缶作りを高校生が受け継ぐ取り組みを特集したニュースだ。父・母も祖父も大騒ぎ。

「みーちゃんすごい」百音は妹の出演を喜ぶ。「将来の夢は?」とリポーター(遠山みのり)が問うと、「将来、私は研究者になって、科学的な見地から、日本の水産加工業をさらに発展させる方法を見つけたい」と頼もしい発言をする未知。百音は言葉を失う。

部屋でひとりになっても、将来設計がある妹の言葉を思い出してしまう百音。

そのころ、実家の百音の部屋。耕治(内野聖陽)がひとりしゃがんでいた。「うわ、うち出てった娘の部屋で感傷に浸ってる」と未知が変な人を見る目をして引く。「そんなんじゃねえよ」耕治は必要な物を借りに来た風を装って出ていく。百音の部屋には、百音の亀中・吹奏楽部時代の写真がボードにたくさん貼られていた。未知も感傷的になる。

登米にて。机で伏せて居眠りする百音。小さい頃の夢を見た。祖父・龍己(藤竜也)が百音(池村咲良/子役)と未知(寺田藍月/子役)に「山の葉っぱさんたちが海の栄養になるのさ。山は海とつながってるんだ。なーんも関係ねえように見えるもんが何かの役に立つってのは世の中にいっぺえあるんだよ

…現在の百音が祖父に「みんな誰かの役に立てるの?」と問いかけ、百音は目を覚ます。

翌日の昼。今日も百音が菅波にお昼を運ぶ。あることを言いかけてやめる百音。聞き返してくれた菅波。

「先生はどうしてお医者さんになろうと思ったんですか」
「ほとんど話したことない人に言われることじゃないと思いますが」
「そうですよね、失礼します」
人の命を 救いたいと思ったからです。普通すぎて面白くない」

そんな中、朝岡(西島秀俊)がカフェ「椎の実」に来店していて、客たちは大騒ぎ。「テレビで見てた人!」と百音も驚いて…(つづく)

【おかえりモネ】2話の感想

第2話はヒロインのモネ(清原果耶)が夢がなくて焦る様子が描かれました。

サヤカから、ゆっくり成長するヒバの木=アスナロのように「焦らなくていい」と言われたのに、同じ回で伐(き)り倒される話しが出てくるのが残酷。

そして妹が夢を抱き、目標を持っていることに分かりやすくショックを受けるモネ。

祖父は山と海のつながりから、関係ないものが誰かの役に立っていることを説きます。でもモネはまだ実感がない様子。

しまいには、菅波にまで医師になった理由を問うモネ。

モネは高校卒業した直後の年代ですが、このころって、自分は何になりたいか、何が好きで得意なのかなんて分からないのが圧倒的多数。

私(筆者)も当たり前のように高校の普通科に通って、みんなが行くから成り行きで大学進学。だからモネちゃんの気持ちが痛く分かります。

(受験漫画・ドラマの「ドラゴン桜」でも高校生が大学をどこにするか決める動機なんてみんなない、と言ってますね。)

若いころってそれだけでキラキラしてるように思われがちですが、悩みが尽きないんですよね。ちょっと甘酸っぱい青春の悩みが懐かしく、もどかしくもなる2話でした。

2話ラストは早くも西島秀俊さんが劇中テレビ番組から飛び出してモネの前に!雰囲気はイイ人っぽいですが、公安警察役などをやってきた西島秀俊さんなので、博多大吉さんが言うように正体が気になりますね(笑)

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画像出典:NHK

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