【おかえりモネ】67話|菅波(坂口健太郎)とモネが47分間の蕎麦屋デートに!
朝ドラ【おかえりモネ】14週 67話が2021年8月16日(月)に放送されました。
第67話では、朝岡(西島秀俊)は、災害に見舞われやすい土地で暮らす人びとに対して、何ができるのか悩んでいた。百音(清原果耶)は、その悩みを、菅波(坂口健太郎)に相談して…
今回は【おかえりモネ】67話のあらすじと感想について。
【おかえりモネ】67話のあらすじ: 菅波(坂口健太郎)とモネが蕎麦屋デート !
【おかえりモネ】67話の内容は…
数日前。朝岡(西島秀俊)は登米を訪れていた。大雨の被害が遭った石音町(いしねまち)も。 8年前、サヤカ()が初めて朝岡に会った時も朝岡の靴は泥だらけ、ひどい顔をしていた…。
沢渡()が、東北の町での水害に対する住民の避難行動を評価する特集の企画を立てる。朝岡も「こういう企画はありがたい」と背中を押す。
内田(清水尋也)たちも人々への被害がなかったことに安どする。が、朝岡(西島秀俊)の表情は暗い。朝岡は、災害に見舞われる頻度が高い土地で生活する人びとに対して何ができるのか思い悩んでいた。そ
石音町のような場所は別の問題がある、と。あの一帯は土石流が発生する場所でなかった。気候が変化して8年前、集落が土に埋まった。それでも懸命に立ち直ったのに、また災害が起きた。また日々の暮らしが奪われた。
百音(清原果耶)は祖父の暮らしを想起する。内田や沢渡は、これだけ災害が起きるということはもう住めない、その土地を離れるしかないと発言するが・・・
「いや」百音と朝岡が同時に否定した。
百音も朝岡も、土地を離れるのは無理だという意見で一致した。
その後。朝岡が聞きたくない話だったでしょうと謝った。百音は遠慮させたことに気おくれしたが、「考えなくちゃいけないんです、もっと」と朝岡。
コインランドリーにて。百音がひとり悩んでいると、菅波(坂口健太郎)がやってきた。菅波の過去を聞いて以来で気まずい空気が流れるが…
菅波は洗剤・柔軟剤自動投入機に洗剤を入れようとした。いつもと様子が違う。
菅波は「蕎麦(そば)でも、食べませんか」と誘った。「そこのかどに会ったでしょ。蕎麦屋。昼飯まだなんです、あ、もう食べましたか?」
百音が小刻みに顔を横にふると、洗濯機にお金を入れて表示された時間を見て、「48分でもどりましょう。行きますか?」ともう一度誘う。
「はい」「あと47分です」
2人が去ったあと、ぼさぼさ頭であくびをしながら明日美(恒松祐里)が入ってきて「お蕎麦屋さんくらい、普通にいけ」とつぶやく。
洗濯機の残り時間が0分になった。
蕎麦屋から帰った百音たち。菅波は朝岡が言っていた意味を解説する。
「深刻な問題に対処するには、当事者ではない人間のほうがより深く考えるべきだと思うんです。今痛みを抱えている人や近い人たちは考えるのでさえつらいでしょう。だから医者のような人間が考えて決断する…土地を離れることも致し方ないと個人的には思います。たびたび命に危険が及ぶような場所はその生物にとって適した環境とは言えない。離れた方がいい。」
「先生はいつも正しいですけど、少し言い方が冷たいです」と百音。
菅波はサンマの漁獲高が減っている話しをする。
サンマは冷たい水を好む魚で住む場所を変えたから。
サンマはわざわざ我慢して生ぬるい海域にとどまらない…
「自分たちが快適で生きられるように何も考えずに移動する。それが生物のたくましさだし、そのことに後ろめたさを感じる必要はないと思います。」と例えで主張を語るが、
百音は「でもやっぱり思います。離れて良かったのかなあって」と落ち込みうなだれる。
菅波は百音の頭に手を差し伸べようとしたが…
そこへ思わぬ人物、百音の父・耕治()が現れる。
サングラスをとった耕治は、驚かせようと思って黙って上京し、そっと入って来たのに、逆に驚かされた…
(つづく)
【おかえりモネ】67話の感想:人間とサンマは同じ?
67話は、菅波(坂口健太郎)とモネが蕎麦屋デートする展開に!?
しかも47分間と強調することで、時間があるから行くだけでデートじゃないと言っている照れがまた可愛いです。
でもサンマの漁獲高の話しで、人間の住まいとサンマの生きる地域を一緒にするのはどうか、と(笑)
特に、日本は土地が狭いですから、工夫して生きてきました。
サンマが快適で生きられるように何も考えずに移動するなら、
人間は快適で生きられるように<考えて>工夫する、
の方が人間らしいです。しかしこの日(8月17日)も九州や中国・四国地方を中心に非常に激しい雨が降ります。
タイムリーすぎる、問題ですね。これは百音・朝岡だけで答えが出せる話しはなく…
気象予報も含めて、住む地域の問題、人の価値観など、とても深い話しです。私も考えたいと思いました。
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画像出典:NHK