【らんまん】127話|波多野と藤丸が再登場!牧野富太郎本人は学位が「残念」?

らんまん127話

【らんまん】127話

朝ドラ【らんまん】最終週・第127話(第127回)が2023年9月26日(火曜)に放送。

最終週の火曜の回が終わると、残すところ3回。127話では、波多野(前原滉)が槙野家にやってきて…。藤丸も登場予定です。

今回は【らんまん】127話の放送内容・感想・出演者について!

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【らんまん】127話の放送内容

【らんまん】127話の放送内容です。

紀子(宮崎あおい)は、槙野博士の行動録を作ろうと提案する。例えば栃木には日光山がない。どの地域の「日光山」なのか…博士の使った新聞からつきとめた紀子に、千鶴(松坂慶子)は感激して 「すごい紀子さん!名探偵! 明智小五郎ね!」と褒めた。

昭和2年(1927年)。槙野家は、寿恵子()が買った土地に屋敷を構え、万太郎()、寿恵子、千鶴(本田望結)と幸せに暮らしていた。

ある日、槙野邸に万太郎のラジオを聞いたという子どもたちが集まり、植物談議をする。万太郎が標本の作り方を教えていると、お茶を入れていた寿恵子が突然、急須を落とし、割ってしまう。万太郎は子どもたちを家に帰した。

物音に驚いた千鶴(本田望結)は「また?」と心配する。万太郎は「近々、病院に連れて行く」と告げた。

そんな中、波多野(前原滉)と藤丸(前原瑞樹)が槙野家にやってくる。久々の再会だ。

藤丸は新しい酒造りのため、竹雄(志尊淳)と綾(佐久間由衣)と一緒に静岡へ移った藤丸は「沼津も大震災からやっと立て直せて。今年はちゃんと仕込めてる。きっと近々、お二人もここにくるんじゃない?」と報告。そして沼津名物「黒はんぺん」も持参した。

波多野は帝国学士院の会員になり、日本の最も優秀な頭脳60人に選ばれた。  

波多野は万太郎に用があった。

波多野「ねえ万さん、理学博士にならない?」

――寿恵子と万太郎は意外な申し出に驚いた。(つづく)

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【らんまん】127話の感想

波多野がなんと理学博士を推薦しました。意外な展開に。

そういえばモデルの牧野富太郎は博士なので、この展開は最終週に持ってきて当然といえば当然ですね。

ちなみに牧野富太郎本人は学位をもらうことが「残念」に思っていたようです。

牧野富太郎の自伝(抜粋)↓

私は従来学者に称号などは全く必要がない、学者には学問だけが必要なのであって、裸一貫で、名も一般に通じ、仕事も認められれば立派な学者である、学位の有無などでは問題ではない、と思っている。
 今迄も理学博士にしてやるから、論文を提出しろとよくいわれたが、私は三十年間も意地を張って断ってきた。しかし、周囲の人が後輩が学位をもっているのに、先輩の牧野が持っていぬのは都合が悪いから、是非論文を出せと強いて勧められ、やむなく学位論文を提出することにした。学位論文はなるべく内容豊富でまとまったものがよいというので、従来「植物学雑誌」に連続掲載していた欧文の論文千何頁かの本邦植物に関する研究を本論文とし、『大日本植物志』その他を参考として提出し、理学博士の学位を得た。私は、この肩書で世の中に大きな顔をしようなどとは少しも考えていない。私は大学へ入らず民間にあって大学教授としても恥しくない仕事をしたかった。大学へ入ったものだから、学位を押付けられたりして、すっかり平凡になってしまったことを残念に思っている。

学者に称号は必要ないとハッキリと記しており、学位論文を「強いて」勧められて出したようですね。そして「学位を押し付けられ」たことが「残念」だと述べています。

小学校卒業という学歴のまま、民間の研究者でも大学教授に負けなかったと誇りたかったのかもしれないですね。

ちなみにドラマは牧野富太郎に着想を得たフィクションであり、ドキュメンタリー番組ではありません。なので「違う」と批判するのは筋違い。

でも史実との違いを知るのも面白いですし、ドラマはドラマで納得いく展開です。そもそも嫌々、強制されて学位授与では視聴している方も面白くありません。それにドラマでは万太郎と波多野は研究者仲間として仲が良く、深い関係でした。だからこそ波多野のススメならば、万太郎が受け入れれるのも納得できます。

ようやく理学博士として認められる万太郎。そして残すは2人の夢「植物図鑑」の刊行…。残り3回の放送でどうまとめてくれるのか注目です♪

【らんまん】127話の出演者

【出演】神木隆之介,浜辺美波,前原滉,前原瑞樹,本田望結

【語り】


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