探偵麗女-あらすじ-19話-20話-21話-感想付きネタバレでありで!

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女子であることが暴露された蘇瓷は、この件で斉王に謀反の濡れ衣を着せたい雲王一派に厳しい拷問を受けます。そこで裴昭が蘇瓷を救おうと蕓川公主との縁談を願い出たため、公主に毒が盛られる事件が発生し、裴昭は皇帝に蘇瓷による捜査を願い出ることに。

毒を盛ったのは北戎の楽師・梨雨でしたが、逃亡した梨雨が置き忘れた接待要領から、限られた人物の関与が疑われることとなり、蘇瓷の起用の是非が試されることになります。黒幕へと近づきつつあるようで、なかなか到達しないのがじれったいですね!

【探偵麗女~恋に落ちたシャーロック姫~】(ネタバレあり)

第19話「新たなる一歩」

蘇瓷は、梨雨の文書には脂(やに)がついていたため、愛煙家の雷争の物だろうと察していたが、言い逃れされる恐れがあったため、文書偽造を指摘する必要があったと語る。裴昭は事件が解決したら婚約を解消するつもりだが、最後の毒を解明する必要があり、宴で出された北戎の料理に毒が入っていたのではと考える。
どいつもこいつも、重要文書なんだから、手を洗ってから触りましょうよ!

董如双は夜を徹して毒の分析作業に取り組むが、協力してくれる謝北溟の真剣さに惹かれていることに気付くものの、謝北溟は胸のときめきを毒のせいだと思って雰囲気をぶち壊す。それでも董如双は毒の分析に成功し、謝北溟を起こして喜びを分かち合う。
ようやく謝北溟の思いが報われそうですね♪

解毒剤を飲んだ蕓川公主の体調は回復に向かう。小月から傅子佑がずっと警護していたと聞いた公主は、お礼をしたいと伝えるが、任務だからとつれない態度をとられる。
傅子佑は期待させるつもりはこれっぽっちもなかったと思うのですけれども…

女官登用を認める発表に民は喜びに沸き立ち、明鏡署の同僚は蘇瓷を受け入れる。極秘資料の鍵を得た蘇瓷は白良族の事件資料を見ると、内通者の文の筆跡は蘇瓷の父に似せてあるが、父の文字ではない。そしてこの事件を当時担当したのが雷争だったことがわかる。蘇瓷の休職中、雷争について調べていた羅鑫が担当を譲ってくれるが、雷争の身体に以前調べていた印があったことで、無憂楽坊の女将・紅葉の「妙な愛人」は雷争だったと判明する。
一般の女子が喜んでいてよかったです。蘇瓷のメイクは若干女子っぽくなりましたか?

街歩きをしていた蕓川公主は、傅子佑に化粧品店に一緒に来て欲しいが、かつて杜嵐と来ていた店だからと断られる、公主の告白にも、傅子佑は杜嵐以外愛さないと拒絶する。
横に立ってる衛兵の醸し出す「俺どうすればいいんだろう」的な空気がつらいです♪

蕓川公主が回復し、朔木親王は和親を進めようとするが、裴昭は「雷争の狙いは自分だった」と明かし、常に狙われている危険な立場だと強調する。そこで朔木親王は妹の結婚相手として斉王は不適格だと考える。公主は自分で婿を選びたいが、相手の名は秘密だという。
嘘をつかずに相手から断らせるとか、裴昭は策士ですね!

大梁と北戎の停戦協定が結ばれ、交易も開始されるということで、朔木親王は帰国の挨拶で斉王との婚約解消を申し出て皇帝を驚かせる。さらに蕓川公主の希望で、傅子佑の禁軍統領への復職を願い出、聖旨が下される。北戎一行の旅立ちを見送る傅子佑に、公主は(傅子佑が以前公主のため、妓楼で杜嵐の形見を失くした)剣穂を傅子佑に手渡し、別れを告げる。
嫁いで三日目に嫁ぎ先を破壊するような妹は、北戎に大事にしまっておいてほしいものです…でも公主は最後に傅子佑の心にいい爪痕を残しましたね♪

婚約解消に成功した裴照は、蘇瓷が捜査中の雷府に向かう。蘇瓷は雷争の書斎を調べるうちに隠し部屋を発見していたが、現れた裴昭に驚いた拍子に隠し部屋の扉が閉まって閉じ込められるが、公主との婚約解消でようやく二人は隠すことなく抱きあうことができた。
羅鑫たちはこの隠し部屋の存在に気付かなかったのでしょうか?

董如双は、これまでずっと謝北溟が自分のそばにいてくれたことに改めて気づくが、謝北溟がぐずぐずしていることに苛立ち、さっさと告白してよと思う…
董如双今度はそうきますか♪ 自分から告白しちゃった方が早いと思いますよ?

(エンディング)
蘇瓷と裴昭は、最後の毒は歓迎の宴で出された料理に盛られていたことに気付くが、実は接待要領が策定された際に、事前に雲王が「客人が食べ慣れたものを」と提案していたのだ…
雲王が言った、ということは多分裴昭も覚えているのかもしれませんね

第20話「秘密への糸口」

董如双は、謝北溟からの肝心な告白がまだなのをじれったく感じる。そこに謝北溟が高麗人参まるまる一本使った汁物を作ってきたため、いつもやりすぎだと反省する姿の不器用さを見て思わず頬にキスし、謝北溟から「好きだ」と告白を引き出す。
めでたしめでたし♪この二人は幸せになって欲しいですよね!

蘇瓷と裴昭は、雷府に閉じ込められ今宵一晩過ごさなければいけないことに気付く。「何もしないと信用している」と言う蘇瓷を、裴昭はわざと押し倒して挑発するが、結局二人は寄り添って一夜を明かす。翌朝、蘇瓷は前兵部尚書・梁楓からの雷争への信書を発見していた。そこには、息子・梁程の昇進と引き換えに、朝廷の平穏のため秘密を口外しない、とあった。蘇瓷と裴昭は、双方の抱える問題において重要な存在である梁楓に会わなければと思う。
蘇瓷は白良族のことをそろそろ裴昭に打ち明けるべきなのでは…

裴昭と蘇瓷が裴府に帰宅すると、謝北溟が董如双と結ばれたお祝いを皆に配っており、祝福に包まれる。飛鳶が裴昭に昨夜どこに泊まったのかと聞いたため、蘇瓷が雷府で捜査だと答えたものの、皆は察して気まずい空気に。雲王は「蘇瓷が休暇を取って郊外に出かけ、斉王も同行」と聞き、何か企んでいるのではないかと疑い、彭毅に先回りして手を打つように、さらに蘇瓷の身上調査も命じる。
結ばれた…お祝いですと?もう? 高麗人参まるまる一本飲んだから?

蘇瓷たち一行が梁府に到着すると梁楓の葬儀の最中だった。葬儀を執り行っていたのは裴昭の旧友・張玉華将軍の妻で、梁楓の娘・梁妏だった。梁楓は転倒し机で頭を打って亡くなったと聞き、蘇瓷は事故の現場を見せてもらうが、血痕や貔貅の像の血液付着から事故ではないと断言するが、梁妏も遺体を発見した家職ですら死を目撃していない。裴昭は、都から二日かかるのに息子の梁程が駆け付けている理由を聞くと、梁楓の誕辰祝いだったという。
これがまさか雲王の「彭毅に先回りして手を打たせた」ということなのでしょうか?

蘇瓷は嘆き悲しむ梁程に、梁楓の遺体を改めさせて欲しいと頼むが、断られる。蘇瓷が殺人だと説得しても、調査の必要はないと梁程は頑なに拒む。裴昭はやむなく、気に入ったからと貔貅の像をもらい受ける。追い返される格好になった一行を梁妏がとりなすが、蘇瓷は梁府の入り口に無造作につながれていた梁程が乗ってきた馬の様子に目を留める。
葬儀の最中に棺を開けろというのは、なかなかハードルの高いお願いではありますよね

謝北溟や飛鳶は捜査を拒もうとした梁程が怪しいと見る。貔貅の像を凶器と見る理由を聞かれた蘇瓷は、水を入れた羊の腸を使って血の飛び方の違いを説明するが、夢中になりすぎて裴昭をびしょ濡れにしてしまう。裴昭は黙って着替えに戻り、皆にたしなめられた蘇瓷は慌てて着替えを手伝うが、裴昭は拗ねたふりをして蘇瓷にキスをさせる。
裴昭はあんな場面でも怒らず、むしろキスさせるチャンスゲット!なんですね♪

謝北溟が姜黄で飛鳶の額にいたずらをしたのを見た蘇瓷は、梁程の馬の脚にも姜黄が付着していたことを思い出す。梁程の隠し事を明らかにするためには棺を開けないといけない。
深夜、裴昭は梁府に忍び込むが、そこに侵入してきた蘇瓷に出くわし、二人は協力して書斎を探す。沢山の古代名著の贋作と何かの名簿を発見したところ、何者かが現れる…
忍び込んでこっそり棺を開けるのかと思ったら、そうじゃなかった…

(エンディング)
蘇瓷に着替えを手伝わせた裴昭は蘇瓷にキスを求めるが、まだまだ足りないと何度もキスを重ねるのだった…
そりゃ出てきた後の蘇瓷の表情がああなるわけですよね~♪

第21話「裏切り者の正体」

梁程は家職に急いで父を埋葬するよう押し切り、梁楓の書斎で何かを探すが見つからないまま出ていく。蘇瓷と裴昭は、梁程が何を隠し恐れているのか、雨だったのに脚に姜黄がどこでついたのかを疑問に思い、梁程の探し物を利用して棺を開けさせる策を考える。謝北溟と董如双は梁府の家職に、鍵がないと開かない玄鉄製の箱を、「父上が残したお宝」だと言って梁程に渡すよう、毒に見せかけた飴玉を食べさせて脅す。
董如双は毒も高いと言いますが、以前は結構気軽に撒いていた気がしますよね~

裴昭たちは張将軍の墓参に訪れるが、裴昭はかつて戦場での死闘の最中、将軍の隊の全滅を聞いた時のことを思い出していた。そこに梁妏がちょうど訪れ、夫に生きていて欲しかったと語る。梁妏は花にかぶれる体質で、供えた花に触れ薬を塗っていることに蘇瓷は気が付く。
政敵を削るために、自国軍を敵国に全滅させる存在がいた、ということでしょうか

その夜、梁程が父の棺のふたを開けて箱の鍵を探しているところに裴昭たちが現れ、飛鳶が官兵で制圧する。遺体を見るとぶつけた痕が三つあるが形状がそれぞれ違い、月型の痣が犯人の指輪の跡とわかると梁程が挙動不審になる。梁程の馬の脚の姜黄は、帰宅した日が大雨だったので外では付かない。額の傷から犯人は左利きだが梁程も左利きで、亡骸がつけていた血の付いた指輪が梁程にぴったりだったため、梁程はとうとう父殺害を白状する。
確かに、亡骸を検視することで事態がいきなり進展しましたね!

梁楓が亡くなった時に着ていた衣服の血痕は朱砂のように赤く、衣服には白芷の粉末が付着していた。梁妏は兄が父殺しの犯人と聞いて激しく動揺するが、裴昭は梁妏の腕の赤い跡に気付く。梁程は父の叱責にやり返したが、殺すつもりはなかったと語る。裴昭は雷争にあてた梁楓の密書の「例の件」について問いただすが、梁程は知らないと否定する。裴昭は梁程の身柄を朝廷に送ることに。梁程の逮捕を知った雲王は、斉王が洪谷の戦いについて調べなおしていると気付き、彭毅に処理を命じる。
斉王案件である洪谷の戦いについて核心に迫ってきましたが、雲王の魔の手が伸びる?

梁楓の額には三度にわたって殴った痕跡があったが、梁程は一度しか殴っていないと断言していた。蘇瓷はもしや犯人が二人いるのではないかと考え、裴昭も、かゆみ止めの薬に朱砂が使われていることから梁妏に香り袋を見せてもらう。蘇瓷は香袋が作り直されていると指摘する。事件当夜、梁妏はまだ息のあった父を貔貅の像で殴り、香袋の中身を梁楓の衣服の血痕にかけたと蘇瓷に指摘され、梁妏は真相を語り始める…
香袋の中身をかけた、というか香袋の中身が殴った時に漏れた、ということでしょうか

張将軍が肌身離さず身に着けていたお守りの中から、梁妏が最近発見した血書には、援軍が敵と内通を疑っているとあり、当時援軍の統領だった梁程は救えなかったと言い訳していた。しかし先日兄と父が結託して夫を裏切り、その見返りに昇進を得たこと、梁妏は養女だから犠牲にすると言うのを聞いた。梁楓は見返りを求める文を雷争に送ったことを「あの方」に知られるのを恐れていた。梁妏は裴昭に夫の敵を討ってくれと託し、自死する。
梁楓が生きていても、事情は簡単に明らかにならなかったかもしれませんね

梁程は牢の看守ともども皆殺しにされる。裴昭は梁妏を夫と共に埋葬するが、自分があの時張将軍を守り、梁妏の腹の子が無事産まれていればこんなことにはならなかったと自らを責める。蘇瓷もまた事件を暴いた自分が正しかったのか自信が持てずにいた。しかし裴照に真実を明らかにすることが職務だと諭され、これからは自分が裴昭を守る番だと考える。
事故で処理していたら、梁兄妹は余計に歪んだ人生を歩みそうだし、蘇瓷は悪くない…

(エンディング)
張夫妻の墓からの帰り、沈み込む二人を、董如双は気を利かせて二人きりにしようと、飛鳶を薬草摘みに行こうと誘って姿を消す…
二人っきりになったのはこういうわけです、という親切な解説ですね♪

19~21話の感想

前回の締め付けられるような重苦しさから一転、実力で信頼をもぎとった蘇瓷により、また一歩、問題の核心へと近づいたように思われますが、蘇瓷が自由を得たことでまた二人で捜査できる嬉しさから、裴昭のイチャイチャ度が加速しているような♪謝北溟と董如双が結ばれたというめでたい話もあり、一層チームワークも強まったように思います。
…でも、謝北溟たち早い!古装劇では一応色々婚姻の手順は踏むのかと思っていました。荘主夫人になるのにそんなことでいいのか?いや二人が幸せならそれでいいかも♪

そして、次に発生した梁楓殺人事件は意外と2話という短期間で解決しましたが、裴昭が追い続けている洪谷の戦いについての真相に、大事な情報を含んでいたように思います。ただ、雷争と梁楓という真相の近くにいた2人を失うことになったわけですね。
今回の事件で、蘇瓷は「真相を明かすことは果たして正しいことなのか」という疑問を初めて持つことになりました。もし事故のまま処理していたら、梁妏は死なずに済んだかもしれないのですが、彼女が抱えることになった兄と父への恨みが生きる重しになっていったかもしれません。今回は真相を明かすことは正しかった、でも必ずしもそうとは限らないという壁に、今後蘇瓷はぶつかっていくのでしょうか。

しかしこのドラマの脚本陣は「事件は解決した」ように見せてさりげなく忘れ物を残し、後からそれを回収するのがうまいですね。事件解決には関係ないものをちょっとだけ残しておいて、忘れた頃に絶妙のタイミングで「実は」と明かすという巧みさ。蘇瓷の焼き印へのこだわりを叱った羅鑫が、実は覚えていたという関係性がナイスです。
そして今回の事件では、梁楓の贋作コレクターというのが忘れ物されていますが、これはどういう回収になるのでしょうか。これから洪谷の戦いと白良族の謎が明かされていくにつれて、さりげなく織り込まれた伏線が「実は」で登場してくるのが楽しみですね!

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