探偵麗女-あらすじ-28話-29話-30話-感想付きネタバレでありで!

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クルミットです♪

先帝暗殺に使われた毒を検証するうちに、途絶えたはずの白良錦が出回っていることを知った蘇瓷は、南潯の許家とその周辺の猟奇的な事件を調べることに。そして許家に拾われたばあやが浣衣局の女中頭で、雲王の指示で先帝に毒を仕込んだ事実に到達します。

義父の裏の顔を知った謝北溟は、董如双と別れる程に思い悩みますが、雲王と斉王の最終対決はもはや避けられず、雲王の謀略により怒涛の展開へと向かいます。その中で、これまで蘇瓷たちの捜査を邪魔してきた存在がじわりと見えてきます。終盤に向かってまさかの事態が色々発生しそうですが、最後までハッピーエンドを信じていきたいですね♪

【探偵麗女~恋に落ちたシャーロック姫~】(ネタバレあり)

第28話「忍びよる魔の手」

義父を裏切れないと悩む謝北溟は、裴昭に叱咤されて覚醒し、董如双と別れず雲王に悪事から手を引かせるにはどうしたらいいか、裴昭にそのための策を授けてもらうことに。
謝北溟は、雲王が悪事から手を引くことができると本気で思っているのでしょうか?

男装して茘香楼に赴いた董如双は、雯雯を縛り上げて毒で脅し、謝北溟との仲の真相を問い詰める。雯雯は銀子を渡されて恋仲の芝居をするよう頼まれただけで、あの口紅の痕も謝北溟が自分でつけたと白状する。董如双は二度と謝北溟に近づくなと釘をさす。
謝北溟の想像以上の純情さに呆れてしまいました♪ 董如双は安心したでしょうか

謝北溟は雲王に「斉王は南潯で先帝の毒殺者を見つけ、黒幕が雲王だと突き止めた」と報告し、証人の行方はわからないと語る。北戎の楽師から今は雲王の右腕となっていた梨雨に、雲王は「朝廷の中にいる手駒にそろそろ働いてもらおう」と、斉王への攻撃を開始する。
梨雨が雷争の後釜に入ったのですね。「朝廷の中の手駒」は一体誰なのか気になります

雲王への謝北溟の報告は、裴昭の策だった。それでも董如双を危険にさらせないと思う謝北溟に、裴昭は「董如双は思うより強い、勝手に決めつけるな」と説く。董如双は謝北溟に毒入りの口紅で口づけて「私のものだという印」と言い放ち、謝北溟は思わず苦笑する。
多分無毒の予感。董如双が強くても、それを守りたい男心もわかります…

裴昭が皇帝に呼ばれ、皇太后の誕辰の宴の準備を任されたため辞退するが、雲王に強く押し切られてしまう。雲王が宴を利用して何かを企んでいることは明らかで、裴昭は雲王の動きの裏をかこうと考える。
直接対決にして政権簒奪の舞台は誕辰の宴のようで、なかなか不吉ですね~

羅鑫が担当した「郊外で発見された骸」の事件は(被害者は実は宋瑶に絡んでいた男・田勇だった)、顔に白粉が付着していたことから女性と接触しており、別の人間の玉佩を所有していたという。劉玄は皇太后誕辰の宴を前に治安維持に万全を期すようひきしめる。
田勇が殺された?これは蒋希文が疑われるのではないでしょうか?

謝北溟は顔に布を巻いて紅を隠し、董如双に毒消しを求める。すると董如双の紅の口づけで解毒され「あなたが愛するのは私だけ」と釘を刺される。謝北溟はぶっきらぼうに「わかった」と返し、董如双は心が通じたと感じる。
まんまと董如双の策にはめられた構図ですが、謝北溟はそれでいいのですよね♪

蘇瓷は宋瑶を訪ねると、彼女の首に赤い筋があった。田勇の死を告げると、宋瑶は激しく動揺する。一方、裴昭は誕辰の宴で披露される花火に加えて「相思」という花火の製造を依頼するが、何か言いたげなのに打ち明けない蒋希文を心配していたが、田勇の骸が持っていた玉佩が蒋希文の物だったことから、蒋希文は羅鑫に明鏡署に連行される。裴昭は蒋希文との面会を求めるが、劉玄に断られやむなく引き下がる。
やっぱり蒋希文が疑われることに!もっと早く相談しておけばよかったのに~

蒋希文の逮捕を聞いた雲王により、梨雨が牢に現れる。実は田勇を殺したのは梨雨だったが、梨雨は雲王側に寝返るよう勧め、もし断れば宋瑶を殺すと揺さぶりをかける。蒋希文は動揺しながらも、梨雨が牢に入ってきたことで、明鏡署に内通者がいることに気付く。
蒋希文が気づいた「明鏡署の内通者」の存在が大いに気になりますね!

無力さに打ちひしがれる裴昭を見て、蘇瓷は「明日自分が接見する」と言って慰める。翌朝、蘇瓷は捜査に異議ありと劉玄に申し立てるが、自分の捜査を否定された羅鑫は「斉王のためか」と反発する。劉玄にたしなめられた蘇瓷は、牢で自害している蒋希文を発見する…
蒋希文がなぜこんなことで死ななければいけないのでしょうか…

(エンディング)
蘇瓷は羅鑫に田勇殺害事件について尋ねると、蒋希文が自供したためすでに解決したという。蘇瓷がありえないと驚くと、羅鑫は自分の捜査を否定されたと感じ、不快感を表す。
このやりとりがあったのに、羅鑫の頭越しに劉玄に言い立てちゃだめですよね~

第29話「盟友の死」

明鏡署から斉王府に蒋希文の亡骸が届けられ、飛鳶は蒋希文を返せと劉玄に食って掛かる。劉玄は「罪を悔いての自害」と説明し、さらに羅鑫が「我々に落ち度はない」と口を滑らせたため、裴昭は激怒して再調査を命じる。落ち込む裴昭に蘇瓷は「自分が早く行っていれば」と悔やみ、蒋希文は誰かを守るために死んだのかもしれない、と考える。
裴昭が珍しく激高しました…怒りを誰かにぶつけずにはいられない気持ち、わかります

宋瑶は裴昭に「希文を信じてください」と訴え、事件当日のことを説明する。田勇に店で襲われた宋瑶を守ろうとして、蒋希文と田勇は激しくもみ合うが、その際に田勇は玉佩を手に逃亡していた。蒋希文は自分たちの仲を裴昭に報告し許してもらおうと考えていた。宋瑶は自分の名誉を守るため蒋希文は死んだのだと訴える。
中国では儒教の考え方で、兄弟の未亡人との再婚(レビラト婚)はタブーらしいです

裴昭は、蒋希文が校尉時代の軍牌を握っていることに気付く。かつて蒋希文は「軍牌を握って死ぬことで危機を知らせ、警戒を促すことこそ価値ある死」だと語っていたことを思い出し、裴昭は彼が伝えようとしたことを無駄にせず、彼の名誉を回復しようと思う。
蒋希文の決死の思いが裴昭に伝わってよかった…

田勇の亡骸を再調査すると、爪や顔に紅らしき粉末が付着し、傷口から手練れの犯行だとわかる。衣服に何かの粉末が付着していたが、調書には記載がない。再度郊外の現場へ行って調査すると、殺害された場所は別だとわかる。田勇の妻によると、彼は手癖が悪く、先日補修した倉庫を「財宝の隠し場所に違いない」と気にしていたという。蒋希文が亡くなる前に牢に出入りしていたのは明鏡署の者だけだったとわかる。
田勇には妻が!なのに宋瑶にちょっかい出して、蒋希文を非難していたなんて最低!

田勇が気にしていた倉庫を調べに行くと、小麦粉の入った大きな甕が残されており、田勇に付着していたのは小麦粉だとわかる。董如双は甕の跡に残った虫の死骸から甕の内容を分析することに。その小屋は厳重に湿気対策がされていた。虫の死骸からは少量で人命を奪えるほどの劇毒が検出されたため、田勇は倉庫に盗みに入って何かを見て殺されたと推測される。倉庫の持ち主は、あの清水県で殺された商人・沙度だったため、裴昭は背後に大きな謀略の存在を感じ取る。
沙度の名前をこの終盤に来て再び聞くとは思いもよらなかったです

謝北溟は飛雲山荘の配下に命じて、消えた毒の行方を調べさせることに。董如双は毒が西域で使われている植物性の毒だとにらみ、直接口にして紅寡婦だと判別する。西域でも僻地にのみ生息する毒蠍のことだという。実験により「優曇波羅」という花から西域特有の製法により毒を抽出したものに、紅寡婦の尾と山羊の胃の結石を加えると劇毒に変わる、ということがわかる。その毒を摂取すると、最初は風邪のような症状で、5日目に腕に赤い線が浮かび上がるのだという。董如双はその毒の解毒法をつきとめてみせる、と意気込む。
董如双の父親の話がちらっとだけ出てきましたね

雲王は、蘇瓷が白良族だということを謝北溟が隠していたのではと問いただすが、懸命に否定する。雲王は皇太后の誕辰で斉王を陥れる計画で、謝北溟にも役目を与えるつもりでいた。一方、蘇瓷は皇太后の祝宴に出席を許可され、ようやく一族の汚名をそそぐ機会が訪れると喜ぶ。蘇瓷と裴昭はすべてが終わったら何がしたいかを話し合い、二人で一緒にいられればいいと思う。そして裴照は「陛下に結婚の報告を」と言って蘇瓷を抱きしめるが、これから宴で起こることを思い、表情を曇らせるのだった…
次第に色んな要素が答えに向かって動き出したような感じがしますね!

(エンディング)
裴昭は「宴で事を起こすつもりなので小蘇と如双を守ってくれ」と謝北溟に託す。謝北溟は裴昭の信頼にこたえ「何があっても二人を守る」と誓う…
決戦は誕辰の宴にあり。裴昭はもうすでに己の死すら覚悟しているような…

第30話「鳳凰の花火」

皇太后の誕辰の宴の準備は進み、花火も完成したが、職人たちがあまりの激務で病になったと聞いた裴昭は、祝いが済んだら褒美を取らせると約束し、医者を手配させる。飛鳶が宴の準備を万事取り仕切り、蒋希文の代わりに頑張ろうとする姿に、裴昭は感心する。
蘇瓷は倉庫に隠されていた劇毒について報告し、劉玄も誕辰の宴と関係があると察して、内密に調査を進めるように指示する。蘇瓷は何やら咳き込む劉玄の健康状態を心配する。
職人たちと劉玄に共通する「風邪のような症状」はまさか、あれなのでは…

宴の準備は万事抜かりなく進み、準備万端で当日を迎え、問題はないかに思われた。ところが城外の朱水村で水による中毒が発生との知らせがあり、朱水村は都の水源にあたるため、劉玄は蘇瓷を少人数で向かわせる。同行した謝北溟は、何者かの尾行を感じ取る。蘇瓷は朱水村の川岸に何かの粉末を発見するが、村人たちの当たった毒は「優曇波羅」ではない。
何か劉玄の言動に引っかかるものを感じるのですが…

村民は腕に赤い線が出ており、服毒から5日が経過していることがわかる。その村民は将作監の職人で、誕辰祝いの花火作りを担当していたと聞き、蘇瓷はこれが自分たちを都から引き離す罠だと気付く。花火を使って毒を直接吸った者は死に至るため急いで都に引き返そうとするが、刺客が現れ、謝北溟は蘇瓷を先に行かせる。
このメンツがなぜ引き離されたのかに、問題の本質があるような気がします

宮中では誕辰祝いの宴が始まり、蘇瓷は閉門には間に合うが、花火の打ち上げは始まる。雲王は皇太后を最後まで見るよう引き留めるが、雲王妃のことは雲王が健康を理由に帰らせていた。蘇瓷が皇宮に入った頃、「牡丹傾城」が打ち上げられ、雲王は途中退席する。
雲王はちゃんと雲王妃は退避させていたのですね。優しい卑怯者~

謝北溟は董如双に「外に出るな」と言って去っていくが、董如双は後を追いかけていく。
蘇瓷から「花火に毒が」との伝言を聞いた裴昭は宴から退席し蘇瓷のもとへ向かう。打ち上げ職人は刺客だったが、蘇瓷は火種をなんとか消し止めて気を失う。最後の花火は始まらず皇太后らを傅子佑が正殿へ移動させる。雲王は企みが気づかれたことを察するが、今夜必ず玉座を奪うため、斉王の謀反の鎮圧のため謝北溟に兵を率いるよう命じる。
最悪の事態は免れましたが、謀略はこれからが本番のようですね…

頭を打って気を失った蘇瓷を董如双に託し、裴昭は皇帝と皇太后に花火に毒が仕掛けられたことを報告する。皇太后は裴昭に激怒するが、そこに雲王が戻ってきて、花火の件の調査を明鏡署に任せるようにと提案し、裴昭を宮中に足止めする。劉玄は裴昭の聴取のため正殿から連れ出す。梨雨が渡した毒によって花火職人に扮した刺客は毒死し、それを聞いた皇帝は激怒する。その頃蘇瓷は意識を回復し、花火は点火されなかったことを知って安堵するが、裴昭の危機が知らされる…
雲王は明鏡署を把握しているという自信が見えますね。一体どういう仕掛けに?

(エンディング)
誕辰の宴の朝、花火職人たちが咳き込むのを見た裴照は、密かに傅子佑を呼び寄せる…
ここまで雲王の攻めに対し後手に見える裴昭ですが、きっと何か手を打っているはず?

28~30話の感想

これまで常に穏やかで冷静だった裴昭が、蒋希文の非業の死で初めて感情を爆発させました。洪谷の死闘を生き残った同志が、まさか冤罪の牢内で自死を選ぶなんて。それで蒋希文の意図が裴昭に伝わり、本人の希望通り「価値ある死」となったのかもしれませんが、裴昭にとってはずっと生きてそばにいてこその価値、だったのではないでしょうか。

それにしても雲王の残虐さは度を越しているというか、これまで何種類の毒が使われてきたことか。北戎の毒を手にして万能感を錯覚してしまったのでしょうか。先帝が即位した時、そして今の皇帝が即位した時、「本当なら自分なのに」という歪んだ野心を拗らせてきた雲王は、とうとう朝廷総毒殺という暴挙に出ようとしました。花火が成功していたら、あそこにいた全員が即死ですよね…。皇位を簒奪するのに、大臣たちまで全員殺そうとするのはあまり見たことがないレベルの愚行です。

しかしその雲王の謀略に、よりによって明鏡署内に協力者がいるようです。これまでも牢内に刺客が入り込んでいたのに記録が残っていないなど、不穏な動きはチラチラ見えていたのですが、今回どうやら裏切り者は「あの人」では?という挙動不審が描かれてしまい、それだけは勘弁して欲しかった、というのが正直な気持ちです。自分を罠にかけ、裏切ったものの正体を知ってしまったら蘇瓷がどんなに傷つくか…

さて、次回はとうとう最終回です!蘇瓷と裴昭のいちゃいちゃと、裴昭の最強レベルのスパダリぶりを堪能しているうちにあっという間にもう終わりなのですね。蘇瓷は無事に一族の汚名を晴らし、裴昭との幸せを手にすることができるのか、最後の最後まで目を離すことなく見守っていきましょうね!
っていきたいですね♪

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