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クルミットです♪
皇帝の命で渤王妃になることになった馬摘星は、渤王府での生活をスタートさせますが、人助けして王府に連れ帰った林広が允王を狙った刺客と疑われ、危機に陥ります。しかしそのことから渤王は摘星への恨みが誤解だったと知って、二人の関係は一歩前進します。
林広の事件をきっかけに渤王と允王の間の溝が表面化し、允王の謀略に摘星が次第に巻き込まれていくことになります。今回、その謀略に絡んでくる新たな人物が登場してくることで、摘星と渤王の関係に新たな局面が生まれそうですよ。やっと落ち着きかけた二人を待ち受けるのはどんな試練なのか、ハラハラしながら見守っていきましょう♪
【狼殿下-Fate of Love-】(ネタバレあり)
第10話「型破りな公主」
迄貚の宝娜公主の話を聞いた馬摘星は渤王を茶化すが、公主の話を渤王は嫌う。允王は「渤王には苦い経験がある」と匂わせ、渤王に協力するよう摘星に念を押す。渤王府には公主からの土産の品々が大量に届いていた。その情熱を見た摘星は、公主の滞在中は婚約を秘密にしておこうと提案するが、公主に懲りている渤王は、婚約を隠すことに不快感を示す。
食べかけの干し肉まで取っておくのは、愛情を通り越してストーカー気質なのでは?
度を越した公主の要望に呆れつつも、摘星は公主の絵を飾るよう渤王を説得し、さらに大好きな書で釣って了承させるが、渤王は条件として「巧果」という菓子を摘星に作れと言う。摘星は渤王のいじめだと不満をこぼすが、馬婧に「七夕の節句に想い人に贈る菓子だ」と聞いて頑張って作り始める。
摘星は渤王の扱い方をわかってきたというか、摘星自身も渤王ペースにはまってますね
五日後に到着のはずの宝娜公主が突然渤王府に現れ、摘星たちは大慌て。見た目は美しいが性格は傲慢で、その態度に皆が振り回される。公主は迄貚で神聖とされる白馬と黒牛の絵を持ってきていた。それが迄貚の祖の伝説を表したものだと摘星が知っていたことで、公主は摘星がただの下女ではないと見るが、食客だとごまかし二人は友人になる。公主は渤王のための巧果を、摘星に自分の代わりに作るように命じる。
辺境の姫君は大抵我儘ですが、この宝娜公主は過去最強クラスに強烈そうですね♪
王府の者たちは公主に振り回されて腹を立てるが、摘星は「つらいのは渤王も同じ」と明るく振舞う。公主を迎えた渤王は苦々しさをこらえるが、公主は渤王の気持ちを完全に誤解していた。摘星が「公主が手ずから作られた」と巧果を持ってくるが、渤王は摘星作と察して「これまで食べた中で最も美味だ」と誉める。
これまでも渤王は誰かの作った巧果を食べたことがあった、ということですね?
摘星と馬婧は公主に振り回され疲労困憊していたが、王府に泊まりたい公主が別院に近い摘星の部屋を希望し、別の部屋に移ることに。摘星はどっと疲れこみ、せっかく部屋に会いに来た渤王に公主を気遣うよう強く釘を刺したため、渤王は摘星にあてつけるように公主に優しくし、食事まで食べさせるのを見て、次第に摘星は耐えられなくなる。
渤王のあてつけは一層公主の勘違いを深めて、渤王の首を自ら絞めるだけでは…
渤王と公主は二人で街を見に行くが、摘星は二人が気になってこっそりあとをつける。渤王は七夕に想い人に贈るという匂い袋を購入し、公主は自分への贈り物だと勘違いする。渤王はついてくる摘星に気付いており、公主と別れて摘星の前に現れ、「焼き餅の匂いでこげくさい」とからかう…
渤王は摘星の焼き餅に嬉しそうですが、そんなプレイを楽しんでる場合ではないような
第11話「渤王の贈り物」
渤王に焼き餅を指摘された摘星はその場を逃げ出し。さらに馬婧にもからかわれる。渤王と公主が別院で書の稽古をするというので、摘星は大広間で稽古を行うよう勧めるが、公主に二人きりになりたいから協力しろと言われ、やむなく了承する。
渤王にとって特別なはずの別院を、あっさり公主に許すのはダメでしょう~
書斎で二人になっても渤王に思うように優しくしてもらえず、公主はむくれる。公主が眠ったすきに、渤王は匂い袋を摘星の部屋に置いてくる。摘星は心を鎮めるために弓の稽古をして、的を渤王に見立てて八つ当たりしていたが、知らないうちに後ろに渤王がいた。渤王が公主のことばかり考えているのが憎らしいと、狼仔と比べて当たり散らすが、「心には宝娜などおらぬ」と抱きすくめられそうになり、摘星は慌てて逃げ出す。
言葉を知らなかった狼仔が、こんな殺し文句を一体誰から教わったのでしょうか♪
姿が見えなった渤王を捜して王府を探し回るうちに、公主は摘星の部屋にたどり着く。中を覗き込むと、渤王が買った匂い袋が吊り下げられているのが見え、公主は允王と敬祥に泣きつく。允王は「二人の関係を明らかにするため、渤王が重要な局面で摘星と公主のどちらを選ぶかで確かめよう」と提案する。允王は摘星こそが渤王の弱みだと確信する。
最初はいい人に見えていた允王の黒い部分が、どんどん表面化して行きますね
ある男が追われていた。追っ手の男は追日という名の鷲を飼いならし、捕まえた男=盗賊の陳魁を北衙門に連れ込む。追っ手の男は賞金稼ぎで、疾沖と名乗り不敵に去っていく。彼はわずか10日のうちに都の四大盗賊をすべて捕らえたのだった。その疾沖に敬祥が商売の話をしたいと近づき、身分を伏せて、大金と手下を与えて疾沖に仕事を依頼する。
さすがシャオ・ジャン、疾沖の初登場は超インパクトが強いですね!
溍国国境、孤寡村。疾沖は村の人々に沢山の土産を持ち帰るが、人々は物だけ受け取るものの冷たく無視し、一人の女だけが疾沖に「そのうちわかってくれる」と慰める。村の人々は疾沖のおかげで災害などを乗り切ってきたのだという。
無視するなら物は受け取らなければいいのに…過去何があってこうなったのでしょうか
公主が七夕の準備で摘星を連れ出したと聞き、渤王は不安を感じる。摘星は狩りに山中に連れ出され、摘星は脚のため馬に乗れないと言うが、公主は無理に供をさせる。公主は愛馬・氷をわざと暴れさせ、摘星は振り落とされて意識を失う。渤王は摘星を皇帝の御医に診察させ、公主は「なぜ摘星にそんな資格が?」といぶかしむ。渤王は落馬の状況の調査を命じる。
公主の我儘さは時に人の命を軽々と踏みにじるので、我儘どころじゃないのですよね
渤王は足の怪我をしたと言う公主を見舞うが、文衍は公主に処方されていた薬湯が滋養薬だと見破る。渤王が問い詰めると、公主は摘星に匂い袋を贈ったからわざと落馬させたと白状したため、渤王は「摘星は王妃となる女子だ」とはっきり言い渡す。公主を滞在させたのは両国の友好と公主を傷つけないための摘星の気遣いだと語り、贈り物の絵を手付かずで返す。しかし箱の中には援軍派遣の盟書が入っていたため、公主は盟書を燃やしてしまう…
これは公主の我儘では済まない、外交上大変なことになってしまいましたよ!
第12話「馬摘星の申し出」
わがままで盟書を燃やされ渤王は我慢の限界に達するが、公主はこんな所にはいたくないと癇癪を起こす。渤王は摘星の枕元に付き添い渤王は皇帝の陰謀に気付けなかったことを悔やみ、これからは自分が摘星を守り、馬家滅亡の夜煞隊の罪は自分が償う、と誓う。
公主の愛情に応えられなかっただけで、渤王は結構頑張った方ですよね…
宝娜公主は城門を出ようとして門衛に止められるが、暴力で強行突破する。しかし迄貚へ向かう途中で賊に囲まれ乱闘になるが、允王の雇った賊は迄貚の兵と相討ちになり、疾沖が手を貸してようやく公主を捕らえることに成功する。渤王のもとに允王が公主の脱走を知らせ、渤王は急ぎ捜索へ向かう。摘星はその騒ぎで目覚めると、手の中に匂い袋があった。自分の怪我のせいで盟書が焼かれたと知った摘星は愕然とする。
公主も允王も、自分たちの行動のせいで国がどうなるかを考えないタイプでしょうか?
公主の後を追った渤王は血の匂いをかぎ取り、侍衛と侍女の全滅を発見する。その傷跡から賊は江湖の使い手とわかり、渤王はこの事態の裏を感じ取る。そこに敬祥が迄貚の護衛長を連れて現場に現れ、昨夜の公主と渤王の争いを暴露したことで、渤王は責任を迫られ皇宮に呼び戻され、敬祥に捜索の主導権を奪われることに。
敬祥がどんどん悪代官風になっていきますね…
公主が頼み込んだことで迄貚王は援軍を承知していたが、持参した盟書を渤王が突き返したため公主が盟書を焼いた、という両国の関係を揺るがす事態に皇帝は激怒。渤王は捜索を申し出るが、護衛長が渤王の逃走を疑い投獄を求めたため、皇帝は允王に捜索を命じ、渤王は天牢に投獄され事あれば死罪に。海蝶は渤王を怒らせる原因となった摘星に怒りをぶつけ、渤王に何かあったらと覚悟を迫る。摘星は渤王の救命を申し入れるために皇宮へ向かう。
馬婧のドヤ顔は最高です♪
摘星は皇帝に「自分も公主を捜索したい」と申し入れると、かつての夏侯義の真相を暴いた実績を買われて特別に許される。皇帝も実は公主の我儘が今回の事態を招いたと承知していたが、渤王の犠牲しか打開策がないのも事実だった。
皇帝が摘星には本音と弱音を見せた、というかなりレアな場面のように思えます
摘星は渤王との面会を願い出て、皇帝には許されるが護衛長が頑として誰とも会わせない。そこで摘星は「会わせてくれたら明日の午の時までに公主を無事返す、できなければ命を差し出す」と取引を申し出、ようやく許可される。渤王は強がるが、摘星が「私があなたを守る」とすべてを受け入れ立ち向かう姿に、「渤王妃になれるのは、馬摘星ただ一人だけだ」と抱きしめる。摘星はお守りにと渤王の血を求める。
二人の気持ちがようやく一つになった後で、血をくれとか言い出す摘星ちょっと怖い♪
渤王軍には渤王にしか従わない戦狼が飼われていたが、摘星はそれに公主の紅を嗅がせ、公主の行方を捜させる。その頃疾沖に追日が敵の接近を知らせ、戦狼が疾沖たちを発見する。摘星は狼仔の鈴に渤王の血をつけ、それを鳴らすことで戦狼を呼びよせる。公主発見を察した摘星たちは駆け付けようとするが、賊たちは公主を連れて逃げ、疾沖だけが残る。
戦狼を飼いならすなんて狼仔みたい、という風には思わないのかな?
摘星は発見した氷が毒を盛られて速く走れない状態だったため、賊は物取りではなく始めから公主目当てで、宮中に内通者がいるはずと気付く。それが可能なのは允王の手の者ではと推測するが、公主の捜索をまずは優先することに。その話を聞いていた疾沖は、自分を雇ったのが允王なら上々の金蔓だと考え、摘星に興味を持ちながら弓を向けるが、射たのは馬摘星ではなく毒蠍だった。
疾沖は允王を脅すつもりのようですが、そんなに甘い相手ではないと思いますよ~
疾沖は公主誘拐一味の一員だと名乗り、巨額の報酬で雇われたが、抜けると言ったら仲間に殺されそうになったものの、狼が現れたから連中は逃げ出した、と半分ホラを吹く。摘星が手を貸して欲しいと頼むと、疾沖は一味が立ち寄るのは凌雲寺だと教える。そこで夜煞隊が急襲し公主を取り戻すが、公主が返り討ちに遭いそうになったのを疾沖の矢が助ける。
公主の暴走にみんなドン引きですが、危ない時には誰か止めなきゃ…
海蝶は疾沖を捕らえようとするが、疾沖に感謝していた摘星が止め、知っていることをすべて打ち明けるよう促す。しかし疾沖は「誰に雇われたかは知らない」ととぼけてみせる…
いちいち疾沖の台詞がキザですが、それがちゃんとハマってるところが憎らしい~
10~12話の感想
とうとうシャオ・ジャンのファンの方にはお待ちかねの疾沖登場です!ちょっとキザでチャラ男という感じではありますが、何か影の部分を隠しているキャラクターで、のっけからグイグイ引き込んできますね。「陳情令」ブレイク前の主役ではないシャオ・ジャンでも、主役ではないのに猛烈なスター性を発揮しているので、今現在トップにのぼり詰めている理由がわかるような気がします。
そして今回からもうひとり登場してきた人物が、迄貚の公主・耶律宝娜です。中国時代劇にあまり馴染みのない方は「なんじゃこの我儘娘は」と驚かれるかもしれませんが、ドラマに登場する遊牧民族の「辺境の姫君」のキャラクター造形は、よく言えば「天真爛漫」、率直に言ってしまえばただの我儘として描かれがち。型にはまらない気ままな行動で周囲を振り回す、というのがあるあるなのですが…宝娜公主は中でもかなりハイレベルな我儘さですね♪それでもギリギリ「憎めない」キャラクターのエリアに踏みとどまっているのは、相当高度な演出のさじ加減だと感心させられます。
このジョーカー二人の出現で、摘星と渤王二人の関係がより強く結びつくのか、それともガタガタに振り回されるのでしょうか。タイプの違うイケメン二人と摘星の三角関係が楽しみですね!どんどん悪くなっていく允王は恋愛モードを邪魔しないで欲しいのですが、最初は傲慢な楊厚の方がムカついていたのに、今は敬祥&允王コンビの方がかなり感じ悪いですね!相対的に嫌なキャラだった皇帝や地雷感が強かった馬婧の好感度が上がってくるのだから不思議なものです♪