玉楼春-ぎょくろうしゅんのあらすじを感想付きで全話ネタバレで詳しく紹介!

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今回ご紹介するのは2021年制作の『玉楼春〜君に詠むロマンス〜』です。『瓔珞<エイラク>~紫禁城に燃ゆる逆襲の王妃~』や数々のヒット作を手がけるユー・ジョンが脚本とプロデュースをした話題作です。
主演は実力派女優バイ・ルーと歌手活動もしているワン・イージョー。他にもコメディ女優のリー・ジャチー、ジェイド・チェン、ジン・チェンなど素敵な俳優が出演しています。

「玉楼春(ぎょくろうしゅん)」と言う題を見た時、人の名前?地名?どんな意味があるのだろうかと調べてみました。
主人公ふたりの名前、「玉楼と少春」を合わせたものでした。ふたりの愛は永遠なのかしら?期待が膨らみます。

ここでは中国ドラマ『玉楼春〜君に詠むロマンス〜』のあらすじやネタバレ感想、見どころといった話題を紹介しながら、作品の面白さに迫っていきます。
どうぞお楽しみにしてくださいね♪

玉楼春〜君に詠むロマンス〜 あらすじ

林少春は没落高官の娘、父の冤罪を晴らそうと心に心に誓っていた。ある日、少春は内閣首輔孫遜の宴で琵琶を演奏した。宴に出ていた孫家の四男、孫玉楼は少春に一目惚れしてしまった。玉楼の一途な思いに恋愛など考えてもいなかった少春は応える事ができない。しかし、玉楼の思いが届き少春も心を開くのですがふたりの前に数々の難問が降りかかってきます。少春は次々と問題を解決して行くのですが、ふたりの前途は・・・

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見どころポイント
少春を思い力を尽くしていく玉楼をワン・イージョーが演じています。その優しく正義感あふれた青年はワン・イージョー自体の様に思えるくらいぴったりの役です。
才気あふれる勇敢な少春を演じるのはバイ・ルー。キュートでアクションもすごいバイ・ルー。
主演の二人が演じる玉楼と少春の若々しさとお互いを思う一途な恋が心に沁みます。

孫家の人々、それぞれが個性的でそれぞれの物語がしっかりと作られています。
孫家の長男夫婦世傑と月紅、次男夫婦俊豪と映雪、三男夫婦金閣と鳳翹、さらに従妹の滴珠や皇帝まで様々な愛の形が描かれています。

明朝時代の風俗や情景が美しく描かれています。日本で言えば室町時代から江戸時代の初め頃。元のモンゴル色を一掃し、漢民族の時代となりました。永楽帝は北京に遷都し紫禁城を完成させます。
私が持つ中国のイメージができた頃でしょうか。風俗画には優雅な人物が描かれ、美しい景徳鎮の陶磁器、絹織物や工芸品の数々。ドラマを見ているとそんな世界の中に引き込まれていきます。

玉楼春 評価・レビュー

中国ドラマ「玉楼春」の評価レビュー&感想です。
ストーリーの良し悪し、出演者の演技力、物語の展開、脚本の面白さなどを総合的に評価しています。
もちろん、レビュー&感想の中にも作品に関するネタバレがありますのでご注意ください♪

ネタバレを表示する

玉楼と少春の名前をとった「玉楼春」ふたりの恋愛物語と思いましたが「人々の愛と復讐」の物語と言って良いでしょう。玉楼と少春だけでなく孫遜と沈氏、世傑と月紅、俊豪と映雪、金閣と鳳翹、貴妃と皇帝まで孫家の人々の物語です。本当の愛を求めた滴珠、生きるために利益を求めた桃夭、対照的に描かれています。他にも師匠の大切にしまった愛、無双の見守っていた愛・・・色々な形の愛が描かれていました。時代は違ってもきっとひとつくらい思い当たることでしょう。

復讐は賈逢源と少春のテーマでした。同じような境遇でも生き方の違いで違った結果を生むと言う教訓が伝わってきました。孫遜の政敵梁京冠との戦いの物語でもありました。
そして「善の心」を持って生きようがこの物語からのメッセージでした。

思ったより早く玉楼と少春は結婚し、少春の父の汚名回復も果たされました。ところが次から次へと家族に問題が起きます。世傑と桃夭の話は少々長く思えました。玉楼の兄弟全部?を登場させるのもくどい気がしました。なんだか「渡る世間は鬼ばかり」や「寅さん」を思い浮かべてしまいました。

物語が進むために必ず伏線があります。見落とさないようにしておくと楽しく見るとことができると思いました。話が進んだ後にネタバレもありますから安心です。

出演者は演技派揃いです。
両親を亡くし家が没落して苦労を重ねた少春は思慮深く賢く育ちました。そんな少春を演じたバイ・ルーは落ち着いた姉のように見える演技です。
四男の玉楼は父の苦労も知らず隆盛の孫家で育ったので本当に素直で優しい子でした。ワン・イージョーは優しい玉楼にぴったりでした。
玉楼と少春は弟と姉のように思えました。
月紅を演じたリー・チャーチーも期待通りコミカルに、鳳翹のジン・チェンはちょっと意地悪で夫を尻に引いていました。
それぞれの役をしっかりとこなす俳優陣でした。

思い出に残るシーンは孫家の人々が食卓を囲む場面です。何度も出てきますがその時々で楽しかったり辛かったり家族の思いが見えます。食卓に並ぶ食事も美味しそう!

少春に一目惚れした玉楼がどんどん大人になっていくのが楽しかったです。そして一人家を出て数年、少春を抱きしめた最後のシーンで玉楼の顔がとても男らしく見えたのは私だけでしょうか。

「玉楼春」は素敵な愛の物語でした。

玉楼春 キャスト・登場人物

中国ドラマ『玉楼春』のキャスト&主な登場人物一覧です。
主人公(ヒロイン)から脇役まで、登場人物の詳細をリストでご紹介します!。
主演俳優・女優および共演者情報など、出演者プロフィールが一目でわかります。

林少春/バイ・ルー
高官の林遠道の娘。幼い頃、父が冤罪に問われ一家は没落する。劇団で芝居や琵琶を学び生計を立てていた。父の冤罪を晴らそうと心に誓っている。
バイ・ルー
1994年9月23日生まれ
「万華楼〜金の糸が紡ぐ運命の恋〜」「招揺」

孫玉楼/ワン・イージョー
孫家の四男。父は内閣首輔孫遜、姉有貞は皇帝の側室。心優しく純粋な青年で少春を一途に思っている。
ワン・イージョー
1994年5月14日生まれ
「烈火士官学校〜ステキ男子とイケメン女子」「唐流流〜宮廷を支えた若き女官」

呉・月紅/リー・チャーチー
孫家の長男世傑の嫁。驃騎大将軍の娘でふっくらで唐時代風の美人。
リー・ジャチー
1995年8月24日生まれ
「大唐流流〜宮廷を支えた若き女官」「運命のキスをお願い」

許・鳳翹/ジン・チェン
孫家の三男金閣の嫁。名家の出で気位が高く、怠け者の夫に困っている。
ジン・チェン
1990年9月5日生まれ
「萌妃の寵愛絵巻」「女医明妃伝〜雪の日の誓い〜」

姚・滴珠/ジェイド・チェン
許・鳳翹の従妹。サバサバした性格で、玉楼の少春を思う姿を見て味方となる。
ジェイド・チェン
1990年11月25日生まれ
「絶世令嬢〜お嬢様はイケメンがお好き!?〜」

玉楼春 基本情報

2021年 中国
原題:『玉楼春』
話数:全43話
読み方 : ぎょくろうしゅん
監督:ガオ・ハン(「慶余年~麒麟児、現る~」)
脚本:ユー・ジョン(「瓔珞<エイラク>~紫禁城に燃ゆる逆襲の王妃~」)

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