国子監は花ざかり-あらすじ-22話-23話-24話-感想付きネタバレでありで!

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桑祈が国子監を無事卒業したことで、晏雲之と卓文遠の求婚争いが本格化しますが、桑巍が武術大会での決着を提案し、見事に晏雲之が勝利を収めます。さらに桑祈は国子監の典籍に任官され、典籍室を開放することで桑羽の遺志に一歩近づいていきます。

想い人との婚姻もかない、順風満帆に思える桑祈ですが、桑祈を諦めきれない卓文遠が外堀からじわじわと襲い掛かります。見る者を元気にする桑祈の笑顔が、卓文遠の策略で次第に涙に塗りつぶされていく展開ですが、きっと逆転の時は来ますよ!

【国子監は花ざかり〜ロマンスは最高学府で〜】(ネタバレあり)

第22話「誕辰の期待」

着飾って典籍室に現れた宋佳音は注意されても帰らず、卓文遠が抱き上げて連れ出す。宋佳音は「なぜ皆は桑祈の味方をするのか」と暴れるが、卓文遠に優しく諭されときめく。
宋佳音が心変わりするとは!しかも相手が卓文遠…さらに桑祈が恨まれそうですね

卓文遠は宋佳音を宋家まで送り、宋太傅に挨拶するが、宋佳音の香水が拠点で買われたと気付き、宋太傅に京兆府に目をつけられたから手を打つべきと警告しに来たのだ。そうとは知らず宋佳音は卓文遠にときめき、晏雲之と卓文遠のどちらにするか真剣に悩む。
宋佳音の勘違いの方向性が変わって、ますます面白くなってきました♪

典籍室には多くの人々が訪れるようになっていたが、「国子監の唯一の汚点は桑祈」と聞こえよがしに大声で批判する者たちがいた。桑祈は自ら「入学できたのは家柄のおかげだが、実力で科挙に合格して典籍の職を得た」と反論し、相手が吹っ掛けてきた勝負を受けて立つ。相手が言った書を桑祈が典籍室から探し出すという勝負で、「老子指帰」をという相手の指定に、桑祈は場所だけでなく作者や内容さらに参考となる書まですぐさま提示する。
こういう、わざわざ嫌がらせをしに出向いてくる人たちはなんなんでしょうね~

清玄君と厳三郎は晏雲之の誕辰祝いの計画を話し合おうと晏雲之を呼び出す。晏雲之は桑祈が準備すると考えていたが、白時は桑祈が誕辰を知らないのではないかと懸念を示す。
国子監時代に、誕生日がいつだとか話が出てるのではないですかね?

宋佳音は京兆府に押し掛け、宋落天に「晏雲之と卓文遠どちらに嫁ぐべき?」と意見を求め、あまりにばかばかしいため宋落天は散々茶化した上に、銅銭を投げて決めようと言い出す。「晏雲之」が出てやり直そうとしているのを見て、宋落天は「卓文遠」に決心させる。
ずっとこの姉の相手に苦労させられたんだなと思うと、宋落天もかわいそうですね

宋佳音は早速典籍室に押し掛け、「晏雲之を譲る」と卓文遠への乗り換え宣言を行い、桑祈はあっけにとられる。その後晏雲之がやってきて名簿の整理を手伝うと言い、さりげなく自分の誕辰を桑祈に見せようとするが、全然気づいてもらえない。そこで閻琰に頼んで「8月8日は晏雲之の誕辰」だと伝えさせるが、桑祈に肝心の話を伝えそびれてしまう。
今日は8月1日、誕辰は一週間後なのですね。閻琰に頼んだのが間違いですよね!

8月8日、晏雲之は「祝い事だから」としか聞かされず、太尉府に呼ばれる。てっきり自分の誕辰祝かと期待するが、閻琰が太尉府に来て一ヶ月の祝いだったため、晏雲之は憮然。宴の後、桑祈は実は誕辰だと知っていたと明かし、手作りの巾着を晏雲之に贈る。桑祈は直接自分に言ってこなかったことで仕返しをしたのだ。
やっとこれで巾着を受け取ってもらえたのですね♪

晏雲之と桑祈が二人の時を楽しんでいたところ、「京兆府が閻太師を連行した」との知らせが入る。閻琰は閉ざされた太師府に入れず苛立つが、さらに宋落天が閻琰を捕縛する。厳三郎によると、丁皓という商人が捕まり、黒幕は宋太傅ではなく閻太師だと証言し、しかも詳細を書き記した帳簿を提出したという。桑祈たちは宋太傅に先手を打たれたと気付くが、次の手が打たれるのを阻止するため、丁皓の尋問を行いたいと厳三郎に求める。
これが、卓文遠が宋太傅に助言して「手を打った」件なのでしょうか

丁皓は小心者だというので、桑祈は捕まったふりをして丁皓と同じ牢に入り、京兆府の尋問がいかに残虐で恐ろしいかを語る。すっかり怯えた丁皓を晏雲之が尋問し口を割らせる…
こんな小芝居を信じる丁皓みたいな小者を使っちゃだめですよね~

第23話「渦巻く陰謀」

晏雲之が丁皓を尋問すると、閻家のことを何も知らず、出まかせを言っていたと判明し、厳三郎は再審理を上奏することに。閻琰は牢に面会に来た蓮翩を安心させようと強がり、牢を出たら正式に蓮翩を娶ると約束する。閻琰はすぐさま釈放され、二人は大喜びで家に帰る。
桑祈は典籍よりも、京兆府に配属された方が活躍できるような気がしてきました

閻家は捕縛時にめちゃくちゃにされたままの状態で、閻琰も当分京兆府には戻れず、戻ってもこの件には関われないという。それでも潔白を信じ前向きな閻琰は、閻府の主として残り、蓮翩もそれを支えるという。
閻琰と蓮翩の気持ちがやがて閻家の人々に通じるといいですね

卓文遠は閻家のことがうまくいったとはいえないため、卓貴妃から釘を刺される。また、宋佳音が「卓文遠の正室になる」と言いまわっていることが卓貴妃の耳にも入り、宋佳音との縁談を推されるが、卓文遠には桑祈の心を変えさせる策があるという。
晏雲之もかつてはこの宋佳音の正室攻撃に耐えていたのでしょうか

桑祈が閻家のことが心配で疲れを見せていたため、晏雲之は遊びに山へと誘い出し、二人きりの時間を満喫する。そこに桑巍が投獄されたという知らせが入り、二人は急いで皇帝に拝謁を求めるが追い返される。さらに二人は慶豊楼でも拒まれ、居合わせた宋佳音に「桑巍が大罪で投獄された」と大声で嫌がらせされ、店から追い出される羽目に。
これが卓文遠の策でしょうか?突然天国から地獄ですね…

宋佳音は卓文遠を慶豊楼に呼びつけ、桑祈を傷つけ追い出したことを「あなたの敵を討った」と得意げに報告する。卓文遠はその場面を見ていたが、宋佳音に呆れ冷たく席を立つ。晏雲之は桑祈を励まし、桑巍に会いに行こうとしていた。一方、蘇解語は卓文遠のつてで卓貴妃に呼び出され、皇帝に「汴京一の才女」なので良縁を賜れるように、と紹介される。
卓貴妃の動きは非常に不安ですね~

桑祈は秘密裏に桑巍と面会するが、桑巍が擁護していた閻太師が突然桑巍の関与を白状したための投獄だというのだ。しかし閻太師によると「閻琰たちもよく知る者」が桑巍の関与を告白したのだという。それは生存していた魏展鴻だった。魏展鴻に直接話を聞くことしか桑巍を救う道はないが、身柄は京兆府の管轄外で所在不明。黒幕が魏展鴻の生存を知っていて隠していたとみて、その思惑をなんとか暴こうということに。
魏展鴻の生存が、まさかこんな形で事態をゆがめていくことになるとは…

桑祈は国子監の級友たちを集め、魏展鴻について探りを入れるが、級友たちはまったく魏展鴻の死亡に疑問を感じていない。晏雲之は晏丞相に「証言者」の出現について尋ねるが、晏丞相は朝廷の風向きをおかしいと感じながらも、「巻き込まれるな」と言うばかり。厳三郎や閻琰も魏展鴻について調べたものの手掛かりはなく手詰まりに。
「黒幕」の性格の悪さや緻密さがよく表れている追い詰め方ですね

桑祈は魏家護送に関わった人物の中で、今回の件で探られていない人物=卓文遠が何か知っているのではないかと考え、卓府を訪ねる。しかし中に通せるのは桑祈だけで、晏雲之は拒否される。卓文遠は「私なら桑太尉を救える」と言い、その手段として婚姻を持ち出す。なぜ昔と変わってしまったのかと非難する桑祈だが、卓文遠は「変わったのは君だ」と言い、晏雲之よりも自分なら桑祈と桑家を守れると説く。桑祈は卓文遠が自分を脅してきたことに衝撃を受けるが、晏雲之はそれでも必ず桑巍を救えると励ます…
桑祈が卓府を訪ねるのはこれが初めて、っていうところで答えは出ていますよね。脅して娶ったところで、そんなの虚しいだけだと思います

第24話「引き裂かれた愛」

卓文遠は卓貴妃に「桑家が味方になる」との「朗報」をもたらすが、卓貴妃はむしろ桑家を滅ぼす好機だと考えていた。卓文遠は桑家軍を擁する桑家を引き込むべきだと、桑祈と自分の婚姻で一蓮托生となる策を提案する。桑祈という弱点を人質に取って桑巍を言いなりにするため、卓文遠は卓貴妃に力添えを求める。
まだ桑祈を何とかできると思っているのですかね…

「桑巍を塩の密売の罪で死罪に処す」との刑部の告示が出されるが、人々は辺境の防衛に尽くしたことで人望が厚い桑巍の汚職が信じられない。桑祈には三日以内に屋敷を出ろとの通達があり、さらに晏府に晏雲之と蘇解語の縁談を賜る聖旨がもたらされたとの知らせが入り、晏雲之は急ぎ自宅に戻らなくてはいけなくなり、桑祈は衝撃に打ちのめされる。
制服から閻琰は京兆府に戻ることができたようで、この展開で唯一の救いですね

晏雲之は晏丞相から「すぐに婚儀の準備にかかれ」と命じられるが、桑太尉の無実を晴らすことが先決だと縁談を拒否して両親を怒らせる。この度重なる事態は自分たちへの悪意ではないかと考えるが、聖旨には逆らえない。卓文遠が、桑祈が晏雲之ただ一人を想うとしても娶るというので、桑祈は父と晏雲之を救うために卓文遠に嫁ぐことを了承する。卓文遠は桑巍の釈放は婚儀の後だと言い、とりあえず太尉府の撤収は回避させるというので、桑祈は「あなたを恨む」と言い放つ。
卓文遠の愛情は怨恨と表裏一体で、もはや愛情ではない何かに変質しているような

卓文遠からの結納の品が盛大に桑家に運ばれ、郭城君たちは卓文遠と桑祈、晏雲之と蘇解語の縁談について噂する。しかし宋佳音は、再び想い人を奪ったということで桑祈に腹を立て、ちょうど通りかかった桑祈に食って掛かり、一対一で話をすることに。しかし桑祈は宋佳音に「頼みがある」と言う…。
きっとこのままじゃ済まないということで、桑祈は宋佳音に何をさせるのでしょう

婚儀前夜、太尉府の周囲は卓文遠の手の者が取り囲み、閻琰ですら景木に拒まれる。桑祈が気晴らしだと言って太尉府を出て、向かった先は国子監だった。訓練場で鍛錬する晏雲之に会いに行ったものの、桑祈はあえて晏雲之と距離を置く。晏雲之は桑祈を止めようと、真剣勝負での決着を迫るが、桑祈は「もう他に術はないから自分を忘れて」と言って去る。
呆然と残される晏雲之を景木が見届け、桑祈の決意は固く、晏雲之はやけ酒で泥酔し閻琰のもとへ押し掛けたと報告する。卓文遠は油断禁物だと監視を怠らぬよう命じる。
あえて会いに行く必要あるのかなぁと思ったのですが、あったんでしょうね…

婚儀当日。花嫁衣装の桑祈は、覚悟を決めたように紅蓋頭をまとう。閻琰がひそかに卓家に押し入ろうとして景木と宋落天に見つかるが「警備を試したのだ」とうそぶき、目くらましの粉を投げて逃亡を図る。途中、晏雲之が立ちはだかるが、警備に捕らえられ「桑祈嫁ぐな」と叫びながらもなすすべがなく、行列は進んでいってしまう。
晏雲之はさすがにそこまでする?という感じがして、何かアヤシイです

卓文遠は拝礼を前に、しきたりに反して桑祈の顔が見たいと言い出す。しかし紅蓋頭を上げると花嫁は桑祈ではなく宋佳音だった。宋佳音は桑祈とは太尉府の門の前で入れ替わったのだと言い、晏雲之と卓文遠が自分のために争ってくれた瞬間が最高に幸せだったと語る。しかもかくまっていた魏展鴻の姿も消えたとの知らせが入る。
やっぱり!紅蓋頭を上げると花嫁が別人というオチ、中国時代劇あるあるですよね~♪

魏展鴻は晏雲之たちの前に引きだされ、偽証の理由を尋ねると「桑祈のせいで父と自分は荊州に送られた、父の敵だ」と、桑祈に家族を失う悲哀を味合わせたかったのだと言う。しかし晏雲之が魏展鴻に「西昭に利用されたのだ」と真相を明かすと、一連のことが腑に落ちた魏展鴻は愕然とする。
禁制植物が発覚したのは桑祈のせいだという風に言いくるめられたのでしょうか?

失意の卓文遠のもとに宋太傅が現れ、卓文遠はなんとか婚儀を中止しようとするが、宋太傅はこのまま娶るよう圧力をかけ、裏では宋家との縁談を卓貴妃が図っていたことがわかる。さらに皇帝が魏展鴻に尋問していることがわかり、卓文遠は万事休すに。
宋佳音は想い人に嫁げてよかったですね。卓文遠は…自業自得ですね♪

魏展鴻は皇帝に「黒幕は知らない」という証言をしていた。汴京に戻りすぐ卓文遠を訪ねたのは同級だからで、卓文遠と黒幕は無関係だとして秘密の帳簿の存在を明かす。皇帝は、厳三郎に徹底的な調査を命じ、無実がわかり次第桑巍の釈放を命じる。そして晏雲之は「縁談の件でお願いが」と皇帝に申し出る…
魏展鴻が卓文遠を守ったのは、恩なのか恨みなのか、今後が心配ですね

22~24話の感想

「紅蓋頭を上げると花嫁が別人」という中国時代劇あるあるネタがこのドラマでも展開されましたが、桑祈が宋佳音に「頼みがある」と言い出した場面ですでにピンときた方もいらしたのではないでしょうか。そして晏雲之が「嫁ぐなぁ~!」と大騒ぎした場面で、輿の中の桑祈が止める声すら出さなかったので、あそこは「ああ、これは中の花嫁は宋佳音だな」と確信するところですね♪ 閻琰も晏雲之もすべてがお芝居で、蓮翩もかなりの演技派だったということが後からわかってじわりときますよね!
ここまで徐々に閻家を追い詰め、桑家を追い詰め、晏雲之を縁談で縛るという、実に考え抜かれた計画で桑祈と権力の二兎を手にしようとした卓文遠ですが、一気に形勢が逆転してしまいました。ひとえに卓文遠には味方がなく、ついてきてくれる者たちを軽んじたための当然の結果かもしれません。

卓文遠は「変わったのは君だ」と桑祈の態度が晏雲之の出現で変わってしまったと言うのですが、桑祈はおそらく出会った時から一貫して卓文遠との距離は変わっておらず、卓文遠の方を見ていたことなどなかったのですよね。卓文遠と桑祈の関係の変化で本当に変わったのは何かというと、卓文遠が隠していた欲望を露わにしただけで、それがかなわないことを桑祈のせいにしているのだと思います。

そしてとうとう宋佳音の思い込み愛が成就してしまうのですが、婚姻は現実の積み重ねなので、さすがの宋佳音もここからはポジティブでばかりはいられないかもしれません。それとおそらく浅酒や蘇解語の反撃もあるわけで、終盤に向けてここからまだまだ桑祈たちは気が抜けない展開になりそうですね♪

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