有翡-ゆうひ-あらすじ-16話-17話-18話-感想付きネタバレでありで!

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周翡たちは殷沛と紀雲沈の因縁に巻き込まれて、青龍主に追われることになります。周翡は紀雲沈の断水纏絲を教わって時間を稼ぎ、紀雲沈が一時的に捜魂鍼で武力を回復させて青龍主に対抗することに。

紀雲沈と殷沛のこじれた関係が、青龍主という真の敵に対抗することで一応の帰結をみて、また新しい出会いが周翡たちを待ち受けているようです。そして四十八寨に巣くっていた問題が静かに動き出しそうな気配ですよ♪

【有翡(ゆうひ) -Legend of Love-】(ネタバレあり)

第16話「復活の時」

周翡と紀雲沈の文闘が続いている最中に、青龍主の配下が現れ、謝允はハッタリで時間を稼ぐ。青龍主が現れた頃にちょうど文闘が終わり、周翡は身につけた断水纏絲で対抗し、紀雲沈はその隙に捜魂鍼を自らに施す。
青龍主は侠客の中では好色さを隠そうとしないタイプですね

周翡は何度青龍主に攻撃を加えても効かないが、護身衣を纏っていたため剣が通らないのだとわかる。謝允はその護身衣・「暮雲紗」が殷聞嵐の夫人のものだと指摘し、海天一色についても知っていると挑発して時間を稼ぎ、紀雲沈は力を復活させて青龍主の前に立つ。
夫人の護身衣を奪って着ているなんて、青龍主の変態度数かなり高め…

紀雲沈は「殷聞嵐を殺したのはお前か」と青龍主に確認し、真の仇が分かった殷沛は紀雲沈と手を組むことにして点穴を解かれ共に戦い、紀雲沈の力が尽きかけたところで周翡がとどめを刺す。紀雲沈は捜魂鍼のせいで命が尽きようとしているため、断水纏絲を周翡に伝えられた喜びを伝え、殷沛に謝罪して死を迎える。殷沛は暮雲紗を呉楚楚に譲って去り、周翡たちは紀雲沈を葬って断水纏絲を絶やさないと誓い、殷沛が正道に戻ることを願う。
最後まで心を閉ざした殷沛は今後どうなっていくのか、大いに心配ですね

沖霄は李晟に、なぜ祖父や父と同じ破雪刀ではなく双剣を使うのかと尋ねる。四十八寨のあらゆる流派に興味を持った李晟は、瀟湘派にのめりこみ、南刀を教わる機会を失してしまったのだ。沖霄は「家伝も門派も大して重要ではない」ということを己に問いかけるよう助言し、「陣法はすなわち剣法なり」と別れを告げ、諸国放浪の旅に出る。
沖霄は諸国放浪の途中で、陣法を継承してくれる人に出会えるといいのですが

周翡は突然気の乱れに苦しむが、謝允に心配をかけまいとする。周翡が悪党への正義感から紀雲沈に手を貸したというので、謝允は「逃亡兵」の物語を書こうと言い出すが、その逃亡兵は、実は幼い謝允自身の投影だった。深い傷を負った幼い謝允は、毒を経脈に封じられたため、武芸が使えなくなる代わりに生き続けられた。しかし謝允を救った恩人はそのまま姿を消してしまったのだ…
謝允はどうやって今のひょうきんな性格になったのか謎なほど、幼少期は壮絶ですね

周翡は倒れてしまい、二つの気が暴れていると見た謝允は、衡陽になら周翡を救える人がいるかもしれないと言う。その途中で謝允を待っていた聞煜と出会い、謝允は呉楚楚を聞煜に託す。周翡は幼い自分が父・周以棠に背負われて傷が痛いと訴えている夢を見ていた。
呉楚楚は自分がいては足手まといになるとわかって、周翡と別れる判断をしたのですね

四十八寨から5通目の文を送ったものの周以棠からの返事が来ないため、李瑾容は馬吉利に、下山して周翡と李晟を探すよう命じる。しかし李姸は自分だけが下山できないと訴え、李瑾容は折れて一緒に行くのを許可する。実は四十八寨からの文はすべて地煞の手に落ちており、沈天庶は谷天顕に命じて四十八寨攻略の仕掛けに取り掛かり、衡陽へと向かう。
李姸に下山を許可してしまったら、秀山堂とは一体何だったのかということに…

李晟は四十八寨への道を向かっていたが、途中で衡陽へ向かう近道を使おうとしている地煞を見かける。一方、呉楚楚と聞煜は山道を進んでいたが、猟師が仕掛けた罠を発見したため、聞煜は道を確認するためいったん呉楚楚と離れる。そこに通りかかった李晟は、呉楚楚が呉家の令嬢だとわかり、彼女から地煞の目をそらすためわざと罠に落ちる。地煞に助けられた李晟は猟師のふりをしてとぼけるが、目の前にいるのが谷天顕だと気付く。
李晟と呉楚楚が出会いました!二人はこれからどういう関係に?

第17話「劇団の主」

谷天顕は他にも罠があると知り、他の道を行くことに。呉楚楚と戻ってきた聞煜は、李晟が周翡の従兄で李徴の孫だと知って驚く。谷天顕が衡陽に向かったというので、李晟は聞煜が急ぎ周以棠に知らせるべきだと、呉楚楚を李晟が四十八寨に連れ帰ることを提案する。
呉楚楚と李晟の二人旅!呉楚楚が出会ったのが昔のでなく今の李晟でよかったですよね

周翡と謝允は衡陽に到着していた。謝允は客舎の店員に銭を渡して「衡陽に歌劇団が来ている」との情報をつかみ、逗留先を調べさせる。それは内傷を治せる「羽衣班の霓裳夫人」を捜すためだった。謝允は霓裳夫人を捜すために老人姿の「千歳憂」に変装し、春升紅店の王店主に羽衣班の居場所を尋ねて警戒される。実は周翡たちと同じ客舎に沈天庶ら地煞も逗留しており、衡陽の劇団について他にも調べた者がいると知り、脅して聞き出す。
びっくりするほど老けメイク似合いますね~!老けてもかわいいです♪

羽衣班の連絡員の李が殺され、このところ相次いで二か所の拠点が地煞に襲われていたことから霊雨は異変を感じ、羽翎牌が盗まれていたことをすぐに師匠に伝えることに。謝允は再度春升紅店を訪れたところ、王店主は殺害されていた。春升紅店には羽衣班の凌波が見張りをしていたが、居眠りで謝允の出入りに気付かなかった。王店主も李と同じ殺害方法で羽翎牌を盗まれていた。謝允は霓裳夫人に会うため、拘束されたふりをして霊雨に連行される。
四十八寨にやっているのと同じ手口、これは地煞ですね…

霊雨は千歳憂が「新作の脚本ができた」と言っていたのに、何も持っていないことを怪しみ、老人の姿は偽りだと見破る。そこで謝允は「霓裳夫人の浮波手で友人を治したい」と正直に打ち明けるが、信用されず薬を撒かれる。謝允はそれでも二人の後をつけ、樵雲居にたどり着く。謝允はかつての治療のため薬が効かない体になっていたのだ。
樵雲居って先に言っていたからバレバレですよね~

霓裳夫人は霊雨から千歳憂の報告を受けるが、地煞に拠点を四か所襲われた今はそれどころではない。地煞は羽翎牌を三枚手にしていたが、捕らえた密偵は皆何も吐かずに自害しており、霊雨は公演中止を提案するが、霓裳夫人は開演を決行する。謝允は客舎に戻ると、周翡を連れて霓裳夫人のもとへ向かうが、沈天庶は二人を尾行して羽衣班の居場所をつかむことに利用しようと考える。
周翡が謝允の留守中無事だったのは、羽衣班の居場所把握に利用する企みなのですね

謝允は樵雲居の入り口で「招待状をなくした」と騒いで無理やり入れてもらう。周翡が弱ってきたのを感じた謝允は「地煞に追われている」と叫び霓裳夫人の公演を中止させる。謝允の懇願をいったんは断った霓裳夫人だったが、周翡が「南刀の後継者」であり、李徴の孫だと知って愕然とする。治療を行えば霓裳夫人は功力を損なうことになるため、地煞に狙われている今は危険な行為だが、霓裳夫人はそれ以上に周翡に思い入れを見せる。
また李徴お祖父さんに恩義を感じるお姉さまの登場でしょうか♪

霊雨は謝允に跪き、霓裳夫人が功力を失えば、地煞に襲われたら太刀打ちできないと訴える。周翡は迷惑をかけられないと諦めようとするが、謝允は引き下がらない。霓裳夫人はかつて李徴に助けられた恩があるからと治療を決意し、思い出のために生きたいと、霊雨に自分亡き後の羽衣班を託そうとする。しかし謝允が部屋に戻ると周翡の姿が消えており、霓裳夫人は「自ら去る気骨のあるところは李徴にそっくり」と笑う。謝允が衰弱した周翡を発見したため、霓裳夫人はすぐに治療を開始する。そこに沈天庶が姿を現し、謝允たちを案内人にして霓裳夫人にたどり着いたのだと明かす…
沈天庶の計画通りに事が運んだわけですが、羽衣班はどうなってしまうのでしょうか

第18話「二流の達人」

沈天庶は偶然内力の傷ついた周翡を見つけ、霓裳夫人が李徴への義理から治療を行うだろうと見て弱るのを待ち構え、霓裳夫人から海天一色を奪おうとしたのだ。羽衣班の者を人質にとられても霓裳夫人は「海天一色がどこにありどんなものかは知らない」と言い張り、ひとまず沈天庶は引き下がる。
海天一色について情報を持っているとみられるうちは、命は取らないのでしょうが…

街には「南刀の後継者が江湖の騒動に関係している」との噂が流れており、霓裳夫人に説明を求められた謝允は周翡と辿った霍家堡と、呉家の遺児への地煞の思惑について語る。霓裳夫人は地煞の愚かさを嘆きつつも、謝允が誰の手先なのかと疑うが、謝允は多くを語らずごまかす。やがて周翡は目覚め、治療のおかげで回復に向かう。その頃、四十八寨に「身内に裏切り者あり」との文が届き、李瑾容は顔色を変える。
霓裳夫人は旅して回っている割に、李徴の情報や地煞の事情にも疎いのですね

周翡は羽衣班の衣装を着せられ仏頂面に。謝允は大喜びで髪を結いあげ、外に食事に出かける。まだまだ強くなりたいと願う周翡だが、謝允は周翡を「二流の腕を持つ達人」だと評し、一流の達人は沖霄や霍長風、超一流は木小喬や沈天庶だという。しかしその上に宗師と称される武芸者がおり、李徴と殷聞嵐がそれにあたるという。傑物を輩出した時代は終焉を迎え、数々の流派が途絶え、李瑾容のような後継者にも功績がないのだ。
四十八寨の中に超一流がいないのは不安材料のような…

李晟は呉楚楚の部屋に菓子を差し入れるが、悪夢を見ていた呉楚楚はひどい汗をかいていた。罠に落ちたせいで李晟は腕を痛めていたが、大丈夫だと強がる。呉楚楚と李晟は互いに戸惑いながら、少しずつ距離を縮めていく。一方、謝允は共に江湖を渡ろうと口説くが、周翡は反発し四十八寨に帰りたいと思うのだった。
李晟と呉楚楚はこのまま恋仲に発展していくのでしょうか?

李瑾容は手勢を連れて四十八寨から出立しようとするが、鄧甄に今日は遅いからと止められる。しかし内部の裏切り者を知り周以棠に相談しに行くため、鄧甄に当主の令牌を託し、鄧甄は命を懸けて四十八寨を守ると誓う。
これは何か嫌な予感がしますね。留守中に四十八寨に何か起こりそうです

周翡は謝允に言われて歌い手に心づけを渡すと、歌い手は英雄の侠女の噂について語り始めるが、それが自分のことだと周翡は気付く。周囲の客たちも「南刀の後継者」について噂するが、皆が勝手に年増だの化け物だの言い出したので、周翡は店を飛び出してしまう。
若く美しい娘が南刀の後継者、だなんて出来すぎですよね♪

李姸は外の世界を満喫していたが、手持ちの金子が少なくなっていた。入った茶楼では講談師が「李徴は色恋のしがらみを避けて四十八寨を築いた」と語るのを聞き、思わず「祖父を貶める気?」と叫ぶ。その様子を見ていた若い男は、李姸が南刀の後継者ではないかと思い後をつけるが、李姸は正しい李徴の話を伝えようと講談を始め、好評で金子を集めていた。
李姸は遊びまわっていますが、ちゃんと馬吉利に断って出てきたのでしょうか?

周翡は地煞や青龍主だけでなく母に叩かれる悪夢を見たとぼやく。噂で語られていた講談は周翡の心を酷く乱しており、青龍主を殺したことが母に知られたらと怯える。謝允は「家に帰るまで武芸は控えておとなしくしていれば、皆君を忘れる」と言うが、行方の分からない李晟のことも心配だった。
周翡はいつか、母への恐怖心を克服しなければならないのかもしれません

後をつけてきた擎雲溝の掌門・楊瑾は、李姸に戦いを挑むが、李姸の剣法を見て南刀の後継者ではないと気付く。そして楊瑾の攻撃に李姸はあっさり気を失ってしまう。その頃宿に李姸の姿がないことで馬吉利と四十八寨の配下は困惑していたが、拠点を頼ることができず自力で探すことに。楊瑾は目を覚ました李姸が「李徴の孫だが継承者ではない」とわかり、その振る舞いに混乱させられる…
李徴の孫たちには「山を下りると行方不明になる法則」というのがあるのでしょうか

16~18話の感想

今回、周翡と謝允が結構ダラダラと会話をしているシーンがとても冗長に感じられたりするのですが、話している内容は今後の周翡の方向性を導いたり、情報として重要な内容だったりするので仕方ないのかもしれません。武侠の情報量の多さを処理するには仕方ないのかも。立ち止まってる場合じゃ無く逃げろ!という場面が時々ありますよね。

そして青龍主問題から事態は羽衣班の危機に移ってきました。それにしても…祖父殿、またですか?李姸は「色恋のしがらみを避けて四十八寨に」という話に憤っていましたが、段九娘に続いて霓裳夫人もとなると、あながち間違いではないような気がしてきました。
それでも李徴が手を差し伸べた女性たちへの恩義が、時を経て周翡に戻ってきているわけで、周翡もきっと今救っている人たちが、この先の南刀の後継者を助けていくことになるのかもしれません。

行方不明状態の周翡と李晟ですが、どっちでもいいから早く帰ってあげて~!そしてその現状を全く理解していない李姸が、これまた勝手に行方不明に…。もう下山させたのが間違いですよね!もし周翡と李晟の身に何かあったら、李姸に将来を託さなければいけないという現実問題が、まだ李姸どころか李瑾容にも差し迫っていないのか、まったく想定していないのか…ともあれ、李姸がこの旅で成長し、自分の責任に目覚めてくれることを祈りますが、う~ん、無理でしょうか♪

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