【らんまん】105話
朝ドラ【らんまん】第105話(第105回)が2023年8月25日(金曜)に放送。
寿恵子(浜辺美波)は万太郎(神木隆之介)に品評会に出すキクを探してほしいとお願いする。そして迎えた“菊くらべ”当日。岩崎()が選んだキクは…
今回は【らんまん】105話の放送内容・感想・事前レビュー・出演者について!
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【らんまん】105話の放送内容
【らんまん】105話の放送内容です。
夜遅く戻った寿恵子(浜辺美波)は巳佐登で働く事になったと話す。
万太郎「わしに稼ぎがなくてすまんのう」
寿恵子「何言ってるんですか。稼ぎを気にするような人はハナから図鑑の夢なんて見ないんですよ」
菊くらべのことを万太郎(神木隆之介)に話し、植物採集へ出かける際にキクを探してきてほしいとお願いする。
万太郎は寿恵子と一緒に質屋に『八犬伝』を請け出した。そして、菊を取って来ると告げる。
万太郎「寿恵ちゃん。わし、採ってくるき」 「今まで金のこと任せっきりですまんかった。わしに出来ることがあったら、なんでもやるき」
万太郎は草花に優劣つけるのは性に合わなかったが、それがお金になるかもしれないら…と決心した。
寿恵子や万太郎がいない間は、りん()や九兵衛(住田隆)が子供たちの面倒をみてくれた。
1か月後。迎えた“菊くらべ”当日。みえ(宮澤エマ)や菊千代(華優希)らが持ち寄った菊を岩崎(皆川猿時)が品評する。華やかな菊が並ぶ中、最後に寿恵子が差し出したのは素朴で白く小さな「ノジギク」。
寿恵子は美しい菊は大陸から来た種を改良したものでり、日本に自生していたのはこの「ノジギ」だと説明。
寿恵子「ノジギクは1000年以上前から人の手が全く入っておりません。海沿いの明るい岩場や崖に生えて生まれながらの形を保って咲いているのにございます。どちらの菊にも優劣はございません。ノジギクとこちらの菊たち、共にそろえば大陸と海、それから幾星霜(いくせいそう)にも及ぶ日本人の創意と工夫に思いをはせることができましょう」
寿恵子は万太郎から聞いて来た、彼の思いそのものを話した。
その言葉は岩崎の胸に響き、感心したものの・・・一等には別の菊を選んだ。
催しが終わり、寿恵子は帰った。岩崎はみえ(宮澤エマ)から寿恵子の夫が植物学者だと聞く。花のみならず昔の誰かを思い出すという岩崎は、「あの花、三百で買い取っちゃる」と告げる。
寿恵子が帰宅し残念な結果だったことを報告する。「やっぱり一獲千金なんてありえませんね」 と寿恵子。しかし万太郎にはいい知らせが来ていた。徳永教授(田中哲司)が万太郎を助手に任命し、月給15円が支払われるという。自由な研究が出来なくなる不安はあるが、万太郎は帝国理科大学へ行ってみることにした。(次週につづく)
★視聴者投稿コーナー↓↓
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本日の
番組の最後にご紹介した植物イラスト🌼╋ … * … * … * … *
はまべみなみさん(22歳)の作品
「ノジギク」* …* … * …* … ╋
みなさんからの投稿をお待ちしてます💐
— NHKアーカイブス (@nhk_archives)
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【らんまん】105話の感想
【らんまん】105話の感想です。
岩崎の心遣いに感心
心では寿恵子のノジギクに惹かれつつも、表ではご贔屓の芸者・菊千代を立てる。決して菊千代に恥をかかせない、岩崎のマナーに感服する。これぞ一流の殿方のマナーだ。
— ドラ見 (@doraminodorama)
瀬戸内に自生していた土佐にもあるノジギク、土佐出身の岩崎さまが思い出すものがある。岩崎さまの夢ってなんだろう。酒の席でべらべら個人の思いを語らず、菊千代さんにちゃんと花を持たせて、愛嬌のある合いの手で場を盛り上げる。岩崎さま、できる人って感じがするね。
— よもやま (@yommmmoy)
岩崎が菊千代の面目が保たれるようにした上で、女将の部屋に直接ひっそりと訪ねて、300円で買うと伝えました。さすがの心遣いですね。(※ちなみに優勝者は500円でした)
豪華絢爛な菊も良かったですけど、寿恵子の日本で自生している菊の説明を聞いたら、貧相な花というより慎み深いキレイな花に見えて、誇らしげに見えてきました。お偉いさんたちも心惹かれてましたよね。
万太郎の聡明さ・植物愛が分かる
万太郎が岸壁にしがみつきながら、満面の笑みでノジギクを採取している姿が思い浮かんでしまう。
岩崎が土佐出身と知ったうえで、ゆかりの菊を探す万太郎の聡明さ(と言ってもメインの採集地は瀬戸内みたいだけど)。今日は夫婦そろって大冒険の回だった。— 連続8度 (@c_octave)
万太郎が難しい顔をしてたのは「植物に優劣をつけるのは好かん」から(納得)
その万太郎が選んだ菊は原種であるノジギク
これらに人が創意工夫を加えたものが現状の菊であり、日本人が花を愛し慈しむ心があることの象徴
優劣ではなく進化を見せる思慮深さに万太郎の植物愛が伝わるね— ️️️🌸おもち🍴 (@omochiomochi916)
万太郎の聡明さ、植物への愛情が伝わるという意見も。
品評会でどれだけ立派な菊かという競争に持ち込まず、ブルーオーシャン戦略(従来存在しなかったまったく新しい市場を生み出す戦略)で勝負。
また、花の優劣ではなく、花の歴史を語って、日本固有の花で勝負。
万太郎、さすがです。
ちなみに、ノジギクは牧野富太郎博士が22歳の時、1924年に高知県吾川村の山中で見つけて命名した植物。日本しかない固有の種です。
しかしこれだけ才能がある万太郎なら、お金を稼ぐことももう少し力を注いだら儲かりそうですが…。それじゃ、植物学者として大成しなかったのでしょうね。
【らんまん】105話の事前レビュー
【らんまん】105話で、第21週「ノジギク」のタイトルが回収されました。
岩崎の心を動かしたものの、1位にはなれず残念。しかし高値で買い取ってくれるということで、これはこれで勝利ですね。
ラストは、ついに万太郎が大学に呼ばれます。史実でも牧野富太郎博士は、明治26(1893)31歳のとき、帝国大学理科大学嘱託、臨時雇用を経て助手となっています。
自宅で研究を続けてきた万太郎ですが、今後はまた大学を舞台に活躍していきそうです。
【らんまん】105話の出演者
【出演】神木隆之介,浜辺美波,安藤玉恵,住田隆,宮澤エマ,皆川猿時,三上真史,【語り】
【語り】宮﨑あおい
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