【らんまん】119話
朝ドラ【らんまん】第119話(第119回)が2023年9月14日(木曜)に放送。
万太郎()は徳永(田中哲司)から、熊楠に深入りするなと釘を刺される。寿恵子(浜辺美波)の店には逸馬(宮野真守)と永守()がやってくる。
今回は【らんまん】119話の放送内容・感想・事前レビュー・出演者について!
【らんまん】の動画は
で!
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【らんまん】119話の放送内容
【らんまん】119話の放送内容です。
徳永(田中哲司)から、国が推し進める神社合祀令に反対している熊楠に深入りするなとくぎを刺された万太郎(神木隆之介)。しかも寿恵子(浜辺美波)の店を水商売だと批判の声があると言う。反論する万太郎に徳永は「目立つな」「かばいきれん」とたしなめる。
万太郎は、野宮(亀田佳明)から神社の森の悲惨な現状を伝える手紙に対して、居ても立っても居られなくなる。だが、家族のことを思うと退職するのもためらわれた。
一方、寿恵子の店「やまもも」では懐かしい人物が…。鉄道庁の相島(森岡龍)が、資産家・永守(中川大志)の代理人・早川逸馬を連れてくる。逸馬は寿恵子と言葉を交わすうちに、彼女の夫が万太郎であると知り…。
その後、寿恵子は逸馬を連れて帰宅。万太郎と逸馬を引き合わせる。2人は抱き合い、歓喜。
119話ラスト、寿恵子の店にて。逸馬は、万太郎に資産家の青年・永守徹(中川大志)を紹介する。
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【らんまん】119話の感想
119話は宮野真守が再登場し、新キャスト・中川大志が初登場しました!
宮野さんの「仲間じゃない!」と必死に嘘をついて、捕まった万太郎のことを救ったあの場面は思い出すだけで、涙腺が刺激されますね。
資産家の青年・永守徹(中川大志)が出版の援助をすることになる…というのは新キャスト発表のときにネタバレされていたのですが・・・出会い方が自然。
偉い人がくる「待合茶屋」を妻が始めるのが史実だからって、ちょっと、ご都合主義だなあと私は個人的に思ってしまっていて・・・なんだか、すみません。
「雑草という名の草は無い」という言葉をはじめ、万太郎の植物への熱い思いに共感していた逸馬が資産家へ繋げるという展開。かなり自然です。
出版社が見つからないという話を聞いたら、そりゃ、繋げますよ♪
中川大志さんも資産家のぼっちゃんっぽい感じで良きキャスティングです。ここから万太郎の逆襲(?)が始まりそうですね。
【らんまん】119話の事前レビュー
119話の事前レビューです。
なんと9月という最終の放送月になって、宮野真守が再登場します。第22話(5月2日放送)以来の登場になると思います。↓
そして人気俳優・中川大志くんは初登場です!広瀬すず主演の『なつぞら』でヒロインの相手役としても印象的な中川大志。今回はどんな演技をみせてくれるのでしょうか。
さて、ストーリーに触れると・・・神社合祀(ごうし)令という聞きなれない言葉が。(私が歴史にうといだけでしょうか 笑)
「神社合祀令」は、神社の数を減らすため、当時の西園寺公望内閣が一町村一社となるように出したものです。
南方熊楠(みなかた・くまぐす)が神社合祀令に反対していたのは史実です↓
町村の集落ごとに祀(まつ)られている神社は、住民の融和、慰安や信仰の拠(よ)りどころであり、神社合祀は史跡と古伝を滅亡させるもので、合祀された神社林はその後、伐採(ばっさい)され、自然景観の破壊や解明されていない貴重な生物が絶滅するなどの理由により熊楠は神社合祀を反対した。
南方熊楠記念館ホームページより
慰安や信仰の拠り所・・・という意見だけだと、町でひとつの方が合理的な気もします。
ただ、「自然景観の破壊」「貴重な生物が絶滅」と言われると、(筆者は)熊楠さんの反対意見に賛同したくなります。
ちなみに、南方熊楠が徳永(田中哲司)に手紙を送るというドラマの展開。これも史実のようです。熊楠は新聞社や学者に反対意見の原稿を送ったようで…↓
なかでも、東京大学教授で植物の権威、松村任三(じんぞう)に、国・県の神社合祀のやり方をきびしく批判した長文の手紙を寄せた。これを、民俗学者で当時内閣法制局参事官であった柳田國男が、『南方二書』として印刷し、関係者に配布して熊楠の運動を助けた。
南方熊楠記念館ホームページより
ちなみに、松村任三という教授は徳永(田中哲司)のモデルです。
ここで柳田國男なんて名前も出てくるんですね。民俗学者として有名な人物ですよね。
熊楠のひたむきな情熱が次第に世論を動かし、大正時代には不合理な神社合祀がされることはなくなり、1920年(大正9年)、貴族院で「神社合祀無益」と決議され終息したそうです。よかった、よかった♪
【らんまん】119話の出演者
【出演】神木隆之介,浜辺美波,亀田佳明,森岡龍,遠藤さくら,宮野真守,中川大志,田中哲司,【語り】
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