上陽賦-運命の王妃-あらすじ-46話-47話-48話-感想付きネタバレでありで!

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王倩は蕭綦に媚薬を盛って色仕掛けを試み、蕭綦に襲われたと大騒ぎして側室になろうとしますが、策を見破られてしまいます。王儇の苦労に泥を塗った王倩は、玉岫が幸せな結婚をした同じ日、ひっそりと忽蘭に嫁いでいくことに…

宛如の出産が宮中の力関係を思わぬ形に変え、子隆、宛如、皇太后のそれぞれの焦りが蕭綦へと向かうことになります。「狩りから戻ったら二人で寧朔に行くんだ」という不吉なフラグを立ててしまう蕭綦は、無事に寧朔に旅立つことができるのでしょうか?

【上陽賦(じょうようふ)】(ネタバレあり)

第46話「皇子の誕生」

宛如は予定より3ヶ月も早くに陣痛が起こり、危機的状態に陥るが、無事に皇子を出産する。それは豫章王府にも伝わり、王儇と蕭綦は子供ができなくても夫婦仲の深まりを実感する。
三ヶ月早い出産は現代でもリスク高そうなのに、これは大変なお産ですね!

王藺はわずかな手の者を連れて、王夙のいる江南へと向かっていた。疫病が蔓延している地帯に向かおうとするのを青雲道士が危険だと止めるが、王藺は王夙に会うことにこだわる。
青雲道士ですら心が折れそうな、かなり凄惨な逃亡生活になっていますね…

江南では梅雨に苦しみつつも、講じた策が少しずつ前進していた。そこに顧采薇が王夙を訪ねてくる。祖父の墓の修繕に来ていた顧采薇は、つながりのある地元の士族に呼び掛けて人手を貸そうと手を差し伸べ、王夙は大いに感謝する。
王夙が知らないだけで、顧采薇が江南に来たのは皇太后の思し召しなのでは?

王儇と蕭綦は静皇子誕生祝いの宴に招かれる。静皇子はなかなか泣き止まず、どうしたらいいかわからない宛如は侍女たちに当たり散らす。いっそ宴を静皇子の病気を理由に欠席しようかと思いつめた宛如に、鄭乳母がある提案をする。
王儇は、王夙とか皇太后とかに会うたびに「痩せた」って言われますよね~

ようやく宛如と静かに眠る静皇子が宴に到着する。子隆は王儇に静皇子を抱かせ、悪気なく「そちらも早く子を」と言う。治療を受けていつか子供をと思う王儇は、この夜は宮中に泊まることに。宛如は出産して疲れやすくなったが、今後も寵愛をつなぎ留めておくため老け込んではいられないと考える。王儇は静皇子の顔が赤く、抱いた時に酒の匂いがしたことに違和感を覚えていた。
鄭乳母の提案は、赤ん坊に酒を飲ませておとなしくさせたということ?とんでもない!

久々に主を迎えた鳳池宮では、侍女たちが王儇の到来を喜ぶ。王儇は鳳池宮の庭に成人の儀の前に埋めた桃花酒を掘り出し、味見をしようとしていた。そこに皇太后がやってきたため、大事な人々を失ってきたことを許すことができず、皇太后は怒って帰ってしまう。
鳳池宮の女官たちは、いつ来るかわからない主人のために日々管理しているのですね…

静皇子の体にびっしり発疹ができ、宛如や乳母たちは狼狽する。飛んできた子隆は、申太医が発疹の原因を「酒」だと説明したため、驚き激高する…
急性アルコール中毒みたいな感じなのでしょうか?赤ん坊にどれだけ飲ませたの…

第47話「羨望」

静皇子の発疹の原因は「酒」だと、申太医が処方した酔い覚ましで症状が改善したため、乳母が罰せられる。太医は静皇子が泣いてばかりいる原因は「怯えではないか」と説明する。
乳母も命がけですね…

思わぬ邪魔が入って、せっかくの桃花酒が苦い一人酒になった王儇は、木に這うかたつむりを見て、自分もまた殻にこもれたらと思う。徐女官は、今の王氏の状況を考えると皇太后に冷たくしてはいけないと諭すが、王儇はそう簡単に割り切れない。
かたつむりには見えないのですが、かたつむりなのでしょうか?

子隆は静皇子が生まれて以来、宛如が我儘で不満ばかりに変わってしまったことに嫌気がさしていた。そこで宛如は泣き止んで「陛下が心配なのです」と子隆の心をつかむことに態度を切り替える。
子隆はいい夫に成長したと思っていたのですが、そうでもなかったのですね~

龐癸は調査結果を見てあることに気付き、徐女官に話そうとするが、宮中に行って不在だった。龐癸は蕭綦を尾行し、ある女人の家に入っていくのを確認する。しかし龐癸は自分がまた女に後をつけられていることに気付いていない…
前に出てきた竇夫人ですね。龐癸を尾行していたのは忽蘭の女将のような?

鄭乳母は宛如に平謝りして許される。子隆は太史令である盧子雲を呼んで静皇子の怯えについて尋ねると、大きな災難を意味する廉貞星が皇帝の近くにあり、それが蕭綦だとほのめかされる。盧子雲は謝淵の門下生だったため、宛如の指示通りに蕭綦を陥れたのだ。宛如は賀蘭箴に動く準備をするように伝えさせる。
謝氏の負の遺産は、今も朝廷の各所に蠢いているのですね…

賀蘭箴の帰国から侵犯がないとの報告に、蕭綦は天候のせいだろうと考える。朝廷が落ち着いたら寧朔に帰ろうという蕭綦の言葉に胡光烈は大喜びするが、王妃と宋懷恩が嫌がるのではと心配する。玉岫は宋懷恩が出立してすぐ懐妊がわかり、安定期になって豫章王府に遊びに来ていたが、王儇の前で無邪気に懐妊の話をする玉岫に、徐女官は冷たい態度をとる。
徐女官の腫れもの扱いの方が、むしろ王儇に気を使わせて傷つけると思うのですが

子隆は皇太后に廉貞星の話を相談し、判断を仰ぐ。そこで皇太后は一か月後に行われる狩において皇帝暗殺の芝居をして、命がけで皇帝を守ろうとする蕭綦を殺害しようと提案する。子隆はこんな事態でも王儇との関係を心配して皇太后に怒られる。
命がけで守ろうとしてくれる人を、なぜ殺そうとするのかという矛盾に気付いて~!

龐癸はこの数か月蕭綦を追ったところ、たびたび二人の子供を連れた竇夫人の家に滞在していたと報告する。徐女官は蕭綦に対する疑いが再燃し、王儇に仕えていても心ここにあらずになり、とうとう黙っていられなくなって龐癸の報告を王儇に打ち明ける。
あー!徐女官ったらまた余計なことを!

王夙は何者かから届いた文を見て顔色を変える。「夙」と一文字だけ書かれたその文字は、まぎれもなく父・王藺の筆跡だった。
幼少期の回想シーンに出てくる王藺は良きパパなのですが、なんでああなったのか…

宛如は泣き止まない静皇子に疲弊し、泣き声を疎んじて子隆の訪れも遠のいていることに落ち込む。鄭乳母に「皇子が治れば陛下も元通りに」と慰められるが、若い妃嬪とじゃれ合う子隆を見て怒りをこらえる。
妻が必死で子育てしている時に、若い女と遊ぶとか最低ですよね~

徐女官は蕭綦が通うという竇夫人宅に王儇を連れていく。蕭綦が竇夫人宅に駆け付けると、王儇は竇夫人の娘・沁之と仲良く遊んでいた。竇夫人の夫と蕭綦は軍の同期で、夫の死後蕭綦は手を差し伸べてきたのだが、王儇の誤解を恐れて隠していたのだ。徐女官は王儇に謝罪するが、王儇は今まで以上に治療に前向きになる。
蕭綦でもおじさん呼ばわりは気にするのですね♪

子隆は蕭綦に、大臣らとの狩りに出かけることを相談する。そこに蕭綦は政務を辞任させてほしいと申し出、寧朔に帰る意志を示す。子隆はしばらく考えさせてほしいと答える。
王儇は申太医を呼びつけ、自分の体は直らないのかと問い詰める。申太医は蕭綦が王儇の寿命を延ばすため「氷綃花」を飲ませたことで、王儇の体がどうなったかを説明する…
さっさと寧朔に戻って、二人でゆっくりしたいのに、色んなものが立ちはだかりますね

第48話「狩り場での陰謀」

王儇に説明を求められた申太医は、「氷綃花」は寿命を延ばすため使われたが、その「寒性」の強い薬効を打ち消す薬はないのだと解説する。王儇が「命を懸けても子を持ちたい」との強い決意を示したため、申太医は協力を承諾し、宮殿で鍼治療を施すことに。
蕭綦とちゃんと話し合ってから治療を受けた方がいいのでは…

鄭乳母は、宛如の使いで忽蘭人の妓楼女将を訪ね、「皇太后と皇帝は心を決めたから、一発で仕留めろ」と伝える。さらに連絡所で安平王(子澹)へ「準備完了」の伝言を託す。
子隆は静皇子に興味を失ったものの、宛如に「蕭綦が寧朔への帰還を申し出た」と相談し、宛如は帰すべきではないと助言する。しかし子隆は他の妃の元で過ごし、溝は深まるばかり。鄭乳母は宛如に耐えるよう諭すが、内心思惑が渦巻いていた。
一方、王儇は狩場行きが不安で眠れず、蕭綦は王儇を安心させようとする。
ここにきて鄭乳母の動きがかなり不穏ですよ!

江南では、三つの堤防を修復したことで川の水位が下がり、ようやく治水事業の効果が見えてきたと王夙は喜ぶ。顧采薇の協力で人手も集まり、話も合うことで顧采薇と王夙の距離は次第に縮まっていく。
顧采薇は王夙を傷つけないでほしいのですが、大丈夫なのでしょうか?

皇帝は辞任を許可し、蕭綦は狩場から戻ったら寧朔に戻ることになり、王儇も同行を承知する。出発の段になって白馬の驚雲が落ち着かず、蕭綦の愛馬・墨蛟と離れたがらないため、二頭とも連れていくことに。王儇は内心の不安を押し隠し、強がって蕭綦を送り出す。
この二頭は、忽蘭の祭に出かけた、あの思い出の夜に二人が乗った馬のような…

皇帝と大臣らの狩りの一行は盛大に出発していくが、皇太后は子隆を心配し、自分もついていくべきだったと不安を持て余す。しかし王儇が宮殿に来ていると聞き、「皇帝が戻るまで宮殿から出してはならない」と命じる。その頃、王儇は申太医の鍼治療の苦痛に耐えていた。
「皇帝が戻るまで」の意味が怖いですね。蕭綦は一緒に戻って来れるのでしょうか

伝書鳩で知らせを受けた子澹は、皇太后の見張りの宦官を始末する。そして夜に皇帝陵に兵が押し寄せ戦闘状態に。子澹は事態の推移をじっと見守る。
この兵はどこからきた兵なのか、謝氏の底力はなかなか恐ろしいものがありますね

治療を終えた王儇は、妃嬪の挨拶を受けている皇太后のもとへ挨拶に向かうと、宛如は寧朔行きのことを皮肉るが、王儇は蕭綦を「すべてを捨てるほどの価値がある男」だと言い切る。笑顔の裏に殺気がみなぎる様子、王儇は「ここはもう私が育った宮殿ではない」と思う。
皇太后は王儇との関係があと数日で壊れることを思うと、王儇を初めて見た日のことを思い、皇后となり嫁となると信じて愛してきた日々を懐かしむ。命がけで守ってくれる唯一の存在だった「阿嫵」との決別を覚悟し、叔母としての最後の愛情を示そうと思う。
妃嬪はこんなに増えたのですね!皇太后の側室計画大成功?

王儇は静皇子に贈り物を渡すため、昭陽殿を訪れる。「阿嫵と宛如姉様」に戻りたいという王儇に、宛如は「宛如は宮殿の奥深くで死んだ」と答える。王儇が泣き続ける静皇子を抱くと泣き止んだため、宛如は王儇に静皇子を抱かせたままその場を外す。王儇は宛如が久しぶりに「阿嫵」と呼んでくれたことに気付く…
二人きりにされて大丈夫なのでしょうか、ちょっとドキドキ…

46~48話の感想

ここにきて宛如の侍女・鄭乳母の動きが怪しくなってきましたね♪
鄭乳母を演じているのは、中国時代劇の名作「宮中の諍い女」で、ヒロイン・甄嬛をいびった尼僧・静白役を演じていた女優・趙千紫さんで、「明蘭」でもラスボスである秦氏の侍女として登場していました。画面の中に存在するだけで不穏感マシマシになっていましたが、やはり彼女はただでは終わらなさそうですね。
鄭乳母は子澹の乳母だった人物なので、宛如の味方はしていますが基本は子澹寄りの人物ですよね。宛如は、皇太后や宛如の動きに乗じて子澹が事を起こした場合に、静皇子の存在が子澹にとっては邪魔になることと、その時に最も子澹の味方をする人物に我が子の命運を託しているということに気付いていないようですが、大丈夫なのでしょうか。
皇太后と王藺が対立したように、宛如と子澹も決して一枚岩ではないですよね。

そして大成を取り巻く全員が「豫章王が邪魔」という意見の一致をみたため、狩場での暗殺計画が進行中ですが、各方面が国の心臓を食い合ってどうするつもりなのでしょうか。
蕭綦が無事に戻ってくることができるのか、戻ってきた時に皇都はどうなっているのか、今回のひりひりとした思わせぶりな展開が、非常に不安を高めています。さらに王藺が江南に姿を現して、ここからどうひっくり返していくつもりなのでしょうか。せめて王夙兄様だけは、普通に幸せを掴んで欲しいと願わずにはいられません。

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