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クルミットです♪
徐芝の事件を花嫁連続自害事件とは別物だと暴いた蘇瓷ですが、連続事件の犯人が曲臨江だと気付いて拉致されることに。裴昭はその時、眼病の治療中でしたが、薬を外して蘇瓷を救出し、催眠薬の治療の際に董如双に男装が知られてしまいます。
一つ一つ秘密が明かされることで、仲間たちの間に難しい空気が流れますが、裴昭の治療や蘇瓷の昇進試験を通して5人の絆が深まり、チームワークが高まると立ちはだかる難関も高くなっていきます。物語は新たな局面に向かっていくことになりますよ♪
【探偵麗女~恋に落ちたシャーロック姫~】(ネタバレあり)
第13話「嘘と優しさ」
飛鳶は蘇瓷に「あなたのせいで若様はもうすぐ失明する」と治療の中断を明かし、蘇瓷を会わせまいとするが、裴昭が蘇瓷を部屋に招き入れる。蘇瓷は、治療を犠牲にしてまで自分を守った裴昭の好意に向き合ってこなかったと、目が治るまで裴昭の世話をすると申し出る。
飛鳶の気持ちもわかりますが、裴昭は蘇瓷にそばにいてほしいのですよね~
裴昭の眼病の原因は、孔五徳の死因と同じ胡曼草の毒で、洪谷の戦いで毒矢に射られたためだった。蘇瓷は董如双に治療法の解明を頼むが、董如双は不機嫌な態度をとる。蘇瓷は薬膳の本を見て裴昭のための料理を作ろうとし、謝北溟もでたらめな点心を作り、自分の厨房を荒らされた飛鳶は激怒する。蘇瓷の汁物は塩辛過ぎたが、裴昭は全部平らげる。謝北溟が董如双のため作った点心は甘すぎだが、徐々に董如双の心を動かし始める。
蘇瓷も謝北溟も、飛鳶に教わって料理を作れば怒られないのに…
裴昭は暑くて湯浴みの準備をさせるが、蘇瓷を飛鳶と間違えて服を脱がせるよう命じ、蘇瓷は裴昭の裸にどぎまぎする。裴昭は董如双に「身分は偽りでも、蘇瓷の君への優しさは本物だ」と説く。薬が手詰まり落ち込む董如双に謝北溟が協力し、その明るさに励まされる。
謝北溟の変わらない献身が、董如双の失恋の傷を癒してくれるのでしょうか
徹夜して董如双は裴昭の眼を治す薬を完成させるが、章侍医は信用せず、荒療治は間違いだと激怒して裴昭が斉王だと口走り、それを蘇瓷が聞いてしまう。董如双が騙されていたと怒った気持ちに気付き、蘇瓷は改めて謝罪するが、董如双は裴昭の言葉を借りて「裴昭の身分は偽りでも、あなたへの想いは本物」と説く。
蘇瓷と董如双は今までよりもずっといい友達になれそうですね!
董如双の薬は命の危険がある劇薬だとわかるが、蘇瓷に背中を押され、裴昭は治療を始める決断をする。全員の協力で治療が行われ、毒が抜けるまで二時かかるが、苦しむ裴昭に蘇瓷が付き添う。蘇瓷は遠い存在の斉王が身近にいたことの戸惑いを打ち明けるが、「私は私だ」と言って眠りについた裴昭に、「会えて光栄だ、私の英雄」と微笑む。
自分の彼氏が推しだった、という現実を、意外とすんなり受け入れましたね♪
(エンディング)
謝北溟は飛雲山荘の医者を全員呼び、山に籠った名医も探せ、薬も集めろと配下に命じる。すると飛雲客桟の店主が高麗人参を差し出す…
とっておきの高麗人参だったのですね。でも蘇瓷が無駄にしてしまったという…
第14話「噂の2人」
裴昭は戦場の夢を見て酷くうなされ、暴れて血を吐くが、血に毒の反応があったため毒が抜けたと判断される。翌朝薬を外すと裴昭の視界には蘇瓷が映り、二人は抱きあう。
よくわからない医療技術ですが、成功してよかったですね♪
裴昭の快癒を喜んだ飛鳶は、裴府の門で「福のお裾分け」だと祝いの品を配る。皆で祝いの宴を開くが、そこに董如双に化粧をしてもらった女姿の蘇瓷が現れ、一人事情を知らなかった謝北溟はびっくりする。本当の自分で皆に向き合うことができた蘇瓷は、皆に感謝する。
二人きりになり裴昭は蘇瓷に夜明珠の簪を贈り、ようやく二人は口づけをかわす。酒の効果を利用しようとした謝北溟は、董如双を飲み直しに誘うが、不覚にも飲み負けてしまう。
二人の気持ちはここまで通じ合ったけど、まだ蘇瓷には隠し事と迷いがありそう?
裴昭は蒋希文に命じて、女子がこれまで私塾や軍隊でどう扱われてきたか、調査させる。一方、明鏡署では官僚の昇進試験の内容が発表になっていた。法典と捜査知識の筆記と、弓術と試合の武術が行われ、明鏡署からは一人だけが選抜されるという。蘇瓷は昇進することで封印されている機密に照合し、白良一族について再調査を願い出て汚名をそそぐという目的があった。明鏡署内では蘇瓷か羅鑫が昇進すると見られるが、蘇瓷は武術が問題だった。
蘇瓷が武術を苦手なのは、ここに結び付く設定だったのですね
蘇瓷は足の怪我を裴昭に見破られ、優しく手当てしてくれる様子が蘇瓷には嬉しい。武術が苦手な蘇瓷のため謝北溟が特訓し、飛鳶が大梁法典を全巻揃え、董如双は健康面を支え、皆が試験のため蘇瓷を応援する。裴昭は「心瓷棒」という仕掛け付きの玉の棒を開発する。
特殊な飛び道具を試験に使ってもいいのでしょうか?
蘇瓷が明鏡署の弓場で訓練していると弓の名人である斉王が現れ、直接手を取って指導を始めたため、明鏡署の同僚たちはざわめく。そのことで馮少署から「強力な後ろ盾がある」と皮肉られ、裴府の侍女たちの間で「斉王男色説」が囁かれるが、裴昭は気にしない。
裴府の侍女の理解がぶっ飛んでいるのですが、この世界の腐女子なのでしょうか
蒋希文の調べでは、軍には4年間で23名の女子が男装して入営しており、下軍の都尉にまで昇進している者もいるほど、女子の入隊は増加しているという。そこで裴昭は女子の入隊物語を講談にまとめさせ、都で一番の講談師に語らせろと命じる。
そんなデータがまとまるくらいには女兵は黙認されているなら、かなりビックリですね
昇進試験の朝、各自蘇瓷を応援しようと張り切るが、裴昭はただ励ますように手を握る。
まず筆記試験が行われ、蘇瓷は誰よりも早く答案を提出する。次に行われた弓術の試験では、羅鑫がいい成績を収め、蘇瓷も特訓の成果を見せる。裴照のもとに届いた速報では羅鑫が30点、蘇瓷25点とあり、裴昭は試合を見に行くことに。裴昭は噂を気にしないと言う。
憎たらしいキャラの馮少署が、弓の点数が意外に高得点ですね。頑張れ蘇瓷!
蘇瓷は厨房で料理本を片手に料理に挑戦しようとしていた。材料は鯉だが、包丁を手にしても、どうすることもできずジタバタする…
その鯉が結局、飛鳶の手によってあの「滝登り」になった、というオチ?
第15話「雲王の罠」
斉王が明鏡署の昇進試験を見に来るというので警備が強化され、馮少署は蘇瓷との関係を揶揄する。残る武術は勝ち抜き戦で、蘇瓷は裴昭お手製の心瓷棒で勝ち上がり、馮少署をも負かす。決勝は蘇瓷と羅鑫の対戦という時に裴昭が到着する。蘇瓷と羅鑫の戦いは接戦となるが、練習の時の裴昭に教わった動きを活かし、蘇瓷が勝利を収める。裴昭が見守っていたことに気付き、二人は視線をかわして微笑みあう。
色々揶揄されても、実力を見せたら誰も何も言えないですよね!
蘇瓷の勝利を祝して三元楼で祝宴が行われる。店の中では講談師が「木蘭にならい戦った男装の将軍・陸昭南」の物語を語っていた。男装が発覚した陸昭南は、主君を欺いた罪で皇宮に送られるが、武功により赦免され女将軍となったという話を聞き、客は歓声を送る。飛鳶が裴昭の意向だと暴露し、自分のためだと気付いた蘇瓷は、裴昭のため刺繍に取り組む。
講談師は、世論を動かす重要な役割を果たしているのですね
曲臨江は、牢内でも絵を描き続け、牢番たちがそれを売って小遣い稼ぎをしていた。しかし描いていた絵は、女姿の蘇瓷の美人絵だった…
曲臨江がこれで実は正気だったりしたらかなり怖いですが…
博文坊という学堂で、裴昭は女子の入学について問うが、許祭酒は女子の学びに否定的。他の学士たちも伝統重視で女子に学問は不要だと考えていた。しかし太学を説得できなければこの局面を打開できないと、裴昭は考えていた策を蒋希文に実行させる。
学園ものの古装劇で必ず男装女子が登場するのは、こういう頭の固い学士のせいですね
裴昭は北戎の歓迎の宴を皇帝から任されるが、その北戎の使節団一行が京郊駅館に到着していた。蕓川公主の護衛を傅子佑が担当することになるが、荷物の検査を申し出て蕓川公主に反発される。我儘な蕓川公主は都見物に出かけたいが、兄の朔木親王に禁止される。
この公主は波乱を呼びそうです。傅子佑はこんな役目に左遷されたのですね
雲王の配下・彭毅は、露店で売られていた美人画を発見する。蕭君昊の件や、最近の斉王が女子の従軍や仕官を後押ししている行動から、女子である蘇瓷を出世させるための地ならしではないかとの推測に、雲王は蕭君昊に直接話を聞いてくるよう彭毅に命じる。
一番知られたくない勢に男装を気付かれてしまいましたが、大丈夫でしょうか…
蒋希文は許祭酒の娘が秘密裏に太学で学んでいることを掴み、それを指摘して男女の区別がないことに気付かせ、女子の太学への入学を認めさせる。
蘇瓷は自分が刺繍をした手巾を裴照に贈る。裴昭は何を刺繍したかをわからないふりをするが、実はちゃんと「相思の小豆」だと理解していた。「大切にする」と抱きしめられ、蘇瓷は裴昭の想いをかみしめる。その頃、彭毅は蕭君昊のもとにたどり着く…
許祭酒を軽く脅迫してる風に見えますが、気にしない♪
朔木親王と蕓川公主が皇帝に謁見し、講和条約締結のために協議を進めることに。朔木親王は蕓川公主を大梁の皇族に嫁がせたいと申し出、斉王を指名する。蕓川公主は斉王をあまり気に入らないが、朔木親王は斉王を強く推す。雲王は北戎が斉王の姻戚になったら制御できないため、何とか破談に持ち込もうと考える。裴昭もまたこの縁談を阻止しようと考え、縁談を望まぬ者が蕓川公主に事を起こしかねないため、警護を強化させる。
斉王と雲王の意志が初めて一つに!これなら二人で協力すればいいのに♪
蕓川公主が脱走し行方が分からなくなり、傅子佑は手分けして捜索に向かう。蕓川公主は妓楼に興味を抱き茘香楼に入り込むが、女将に見つかり追い出されそうになる。それを傅子佑が発見し、無理やり店から連れ出す。公主は傅子佑に激怒したものの、侍女から傅子佑の悲劇について聞いて怒りを収める。
傅子佑に我儘公主とのラブフラグが立った?それは傅子佑が余りに可哀想では…
雲王のもとに彭毅から「蘇瓷が女だと蕭君昊が証言した」との文が届き、蕭君昊を都に連れ帰るという。そんな中、昇進試験の合格者が皇帝に報告され、雲王は「伝臚大典」という大掛かりな任命式を提案し、今回の昇進者を皇帝が自ら任命するように話を持ち掛ける。皇帝は何も知らないまま、自ら任命式を行うことに意欲を見せる。
これは、皇帝を任命式に引っ張り出しておいて、そこで男装を暴露する計画ですね?
(エンディング)
明鏡署の武術の訓練場で、他の者たちが引き上げた後も、蘇瓷は一人で訓練に取り組む…
周囲の応援もありましたが、蘇瓷自身のたゆまぬ努力で昇進を手にしたわけですよね
13~15話の感想
古装劇の家事力低め設定女子は、愛情表現の一環でまずい料理を作ったり、ボコボコの刺繍の香袋を作ってしまいがち、という中国古装劇あるあるですよね。裴昭は気遣って無理に不得意なことをしなくていい、針など持たせないと言っているのに、やっぱり蘇瓷は頑張ってしまうわけです。女子力で勝負しなくても十分だと思うのですが、裴昭が自分のために様々な無理をして守ろうとしているのを知ってしまうと、自分の苦手分野にもトライして、少しでも報いようという気持ちを表そうというところが蘇瓷のかわいいところですよね。また蘇瓷のために全力でサポートしようとする裴昭の王子様度がグッときます。
「相思の小豆」の話は、「唐小豆」という種類の紅豆に、徴兵された夫の帰りを待っていた妻が、待ち続けて息絶えた場所に赤い豆が実るようになり、唐小豆を「相思子」と呼ぶようになった故事にちなんだものです。蘇瓷としては精一杯頑張った図案のチョイスなのでしょうが、裴昭がわかってくれる人で本当によかった♪
眼病も治り、秘密も明かされ、昇進試験にも合格と、色んな問題を乗り越えて蘇瓷と裴昭の絆も深まり、問題を通してチームワークも高まってきて、蘇瓷としては今が一番乗ってきている時かもしれません。でも、曲臨江の絵と蕭君昊の証言で男装が発覚しそうな事態に。
過去に置いてきたはずのものがじわりと今に蘇ってくる恐怖ですが、まだ蘇瓷たちはそれに気づいていません。雲王の策略で、一番いい時にすべてを失う羽目になってしまいそうですが、二人はこの難関を乗り越えることができるのでしょうか?
そしてこのタイミングで、斉王とわがまま公主との縁談が持ち上がってきている訳ですが、斉王と雲王の思惑が破談で一致しているのはちょっと笑えますね。辺境の国の公主は大抵マイペースで物語を引っ掻き回すというキャラクターなのがあるあるですが、蕓川公主はこれまで見てきた中でもかなりわがまま度の高い姫君のようです。裴昭は蘇瓷を救うために縁談を受ける方向に追い込まれたりするのでしょうか?「公主病」の典型のような蕓川公主ですが、裴昭にしろ、傅子佑にしろ、彼女を持て余しそうなので、だったら雲王が引き受ければいいのでは、と思わずにはいられません♪