孤城閉-こじょうへい-あらすじ-19話-20話-21話-感想付きネタバレでありで!

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クルミットです♪
これまで何かと趙禎と曹丹姝を取り持とうとしてきた繯児と鐐子の恋仲を知った曹丹姝は、繯児を皇宮から出すことに。事情を知らない趙禎は、曹丹姝の容赦ない正しさに息苦しさを感じ、二人の溝は深まる一方です。そんな中、西夏の謀反が起こり、平和だった北宋に戦争の影が忍び寄り、趙禎は皇帝として対応に追われ、精神的に追い詰められていきます。

朝堂でも後宮でも安らぐことが少なくなっていく趙禎が、自分だけを見つめて愛してくれる張妼晗という存在に惹かれていくようになるのは仕方がないのかもしれません。趙禎が確信をもって全力で間違った方向へ進んでいく様子を見守っていきましょう♪

【孤城閉-こじょうへい】(ネタバレあり)

第19話「苦渋」

大臣たちは西夏への対応を議論していたが、宰相たちの生ぬるい提案に憤った蘇舜欽をはじめとする若手官吏が「宋は25年間夷狄に礼を尽くしすぎた」と突き付ける。趙禎は、孟子が「天下の民が望むのは戦を好まぬ君王」だと言った話を引き、その話は正しいかを一同に尋ねる。蘇舜欽は「必要とされるのは民を庇護し迫り来る敵を臣服させられる君王です」と答える。趙禎は「禁軍を動かし逆賊を討つ」との詔の起草を命じ、親征を宣言する。
盛り上がったところで、最後に「え?親征?」とズッコケ

大臣たちは次々に親征の撤回を求める。蘇舜欽は「弱腰な態度を払拭するため親征をお考えだが、それは過ちに向き合う勇気がない表れでは」と趙禎へ指摘する。そこで趙禎は「過去について論じても罪には問わない」と一筆記し、好きに議論するよう命じる。宋は騎兵の実力が劣る上に、文官が兵権を握り、監軍は宦官で、都で戦略を決定する。太祖が将から兵権を奪ったのは、唐の滅亡に学び内乱を防ぐためだったが、太祖の頃は皇帝が親征していたから弊害を補えたのだ。皇帝の親征こそが宋の弱点を補えると力説した趙禎は、梁懐吉に蝋燭を二本持ってくるように命じ、燃え尽きるまでの間、諫言を認めると言う。
趙禎は想定問答をきっちり考えて親征宣言に臨んだのでは、という淀みなさですよね

教坊では張妼晗が、剣舞の練習をしようと舞姫たちを扇動しており、許蘭苕はそれが気に入らない。許蘭苕は任守忠と手を結び、教坊の恵児に賈玉蘭と楊懐敏の動向を知らせるよう脅しをかけ、宮中で禁忌の春画を張妼晗の部屋に隠すよう命じる。
後宮ドラマらしいドロドロな話になってきましたね♪

蝋燭の残りはわずかになり、朝臣たちは親征を撤回させようと必死に説いていたが、趙禎はどの反論にも毅然と論破し、詔の起草を命じて朝堂を去ろうとする。そこに晏殊が「先帝方と陛下には違いがある」と、世継ぎの皇子の有無を指摘する。今は万一の危険を冒すべきではないとの意見に趙禎は、内心の怒りを押し殺して晏殊に感謝を述べ、親征の詔は後日にして、養子の詔を起草するよう命じ、従兄の趙允譲の第13子・宗実を養子に迎えることに。
言ってはいけないことを、最も近い晏殊が言うしかなかったのですね、嫌な役割です…

傷つき朝堂を一人飛び出していった趙禎を案じ、韓琦は梁懐吉に趙禎のお供をするように言う。後をついてくる梁懐吉に趙禎は激怒し、「ついてきたら首をはねる」と叱り飛ばす。宰相らは晏殊に感謝するが、晏殊は「養子については陛下がすでに検討を進めてこられたこと」と謙遜する。蘇舜欽もこれまでは晏殊を内心謗ってきたことを謝罪する。
これは梁懐吉、ちびっ子なのになかなか厳しい重要任務を任されてしまいました

碁の相手にと曹丹姝に呼ばれた張茂則は、壁に貼られた書の一部だけ書体が違うことに気付く。それはそこだけ趙禎が手ほどきをしてくれて曹丹姝と一緒に書いたもので「生涯の中で最も陛下に近しかった時」だという。曹丹姝は張茂則がわざと碁に負けたと知りつつも、いつもそうやって受け止めてくれる張茂則に感謝する。張茂則は「皇后様が何を選ぼうと祝福します。悔いのないよう」との言葉を贈る…
張茂則の優しさがしみますね…

梁懐吉はついてくるなと言われても、泣きながら趙禎の後を付いていく。趙禎は梁懐吉の身の上について尋ね、自分が父親になったことで、幼くして宦官になる少年たちが「他に術がない」ことに思い至り、自分の「父」としての至らなさに気付いたと語る。趙禎は梁懐吉が役目を果たした証に書を与え、今日話したことは誰にも言わないと二人だけの秘密にする。
梁懐吉頑張りましたね…趙禎の信頼を勝ち取ったのではないでしょうか

賈玉蘭は、任守忠の持ち物検査で張妼晗の部屋から禁書が発見されたことを知り、許蘭苕の仕業だと気付いて頬を張る。賈玉蘭は楊懐敏を呼んで「これは任守忠からの攻撃だ」と陛下に直訴して反撃を促す。その頃任守忠は、曹丹姝に張妼晗のことを訴え、宮中からの追放を求める。賈玉蘭は張妼晗が閉じ込められた部屋の鍵を壊す…
張妼晗と後宮を利用した、任守忠と楊懐敏の勢力争いなのですよね~

第20話「そなたは私のもの」

趙禎のもとに、楊懐敏の招きで張妼晗が駆け込み泣いて訴える。任守忠から訴えられた曹丹姝は、追放ではなく減俸で済ませ、趙禎に処分を委ねることに。一方、賈玉蘭は「許蘭苕に陥れられた」と趙禎に訴え、嫁ぐ予定だったことも打ち明ける。そこで趙禎は張妼晗を「どこへもやらぬ」と抱き寄せる。趙禎は張妼晗を後宮に受け入れ、賈玉蘭については、曹丹姝に一任することに。趙禎は素直に感情をぶつけてくる張妼晗を特別な「私のもの」と愛しむ。
曹丹姝は勢力争いには関わらないのに、肝心の趙禎がわかっていて引っかかるという…

晏殊は自宅でひとり酔いつぶれ、富弼に注意される。しかし晏殊は、趙禎を幼い頃実母から引き離し、今は望まぬ養子を強いたことで、趙禎から恨まれるようなことをしたと悔いる。
晏殊の辛さは、苦しみを誰とも共有できないところにあるのではないかと思います

曹丹姝は趙禎に、祖父から贈られた甲冑を献上し、「次の征西将軍がこの甲冑を身に着けて民を安んずることを祈ります」と言う。趙禎は曹将軍と曹丹姝に感謝し、宗実を世継ぎとして導くように曹丹姝に託す。
これが曹丹姝のできる精一杯と、趙禎のできる曹丹姝への最大の敬意なのでしょうか

徽柔は従姉の高滔滔と遊ぶまでに成長していた。戦はまだ収まらず、曹丹姝は糧食対策のために稲の二毛作を試していた。苗心禾はこの一年で趙禎が痩せて白髪が増えたと嘆き、自分は曹丹姝のように苦悩を分かち合えないと言う。そこに高滔滔が「公主が鶯を探して戻らない」と知らせに来る。曹丹姝は徽柔が「お父上に鶯の声を聴かせたい」のだと気づき、その方法を考えようと言い聞かせる。
曹丹姝もできれば苗心禾のように寄り添いたいわけで、双方無いものねだりですね…

趙禎は、元昊が和議を求めてきているとの范雍の奏状を受け、宰相らに意見を求める。章得象らは「和議の前に皇帝の称号を返上させ、臣礼をとらせるべき」と和議を歓迎するが、晏殊は「和議はまだ早い」と進言する。元昊は祖父同様、和議と見せかけては国力をつけてまた寝返るのを繰り返すのではないかとみられ、信用できないのだ。
古参の重臣たちは裏切られた経験の記憶があるから、若手とは意見が分かれますね

高滔滔は、趙宗実が学問ばかりしている「学問バカ」だと評し、曹丹姝にたしなめられる。趙宗実は曹丹姝に、「情である詩を学ぶべき」との教えと「聖人君子を惑わす情は悪」とのどちらかが正しいかと問い、曹丹姝は太陽の見え方に喩えて「異なるとはいえども間違いではない」と言い、「過剰な悪しき情」と「節度ある情」について説く。
高滔滔は曹丹姝の姉の娘です。曹丹姝が「節度ある情」に含めた意図が深いですね♪

張妼晗は側仕えになり、「生後5日目の子羊3匹分の背肉」を使った羹を作り、趙禎は「あと半月育てればもっと肉が取れた」とその贅沢を叱る。張妼晗の件ですでに批判の奏状が沢山上がっていたが、張妼晗は「陛下が私を好きならそれでいい」と言い、趙禎も張妼晗を許してしまう。張妼晗は将来的な出世を見越して自分に取り入ってこない張茂則に嫌味を言うが、張茂則は「その時の身分で礼を尽くす」と答え、張妼晗は内心気に入らない。
まだ妃嬪でもない段階でこの調子の乗り方、嫌な予感しかしませんね~

趙禎が書斎に戻ると、机上に張士遜の奏状が置かれていた。呂夷簡が趙禎に復帰するので動きが起こっていたのだ。趙禎は張茂則にどう思うか聞くと、「昔の勢いはなく若手の台頭もあり、主流派になるのは困難」と答える。若手の恐れのなさは名君あってのことと言うのを聞き、趙禎は「自分が何かを恐れなかったことなど一度もない」と感慨を抱く。
呂夷簡復帰!しかし人の親になる年齢になっても、趙禎に太后の影は消えませんね

高滔滔と徽柔は、苗心禾に教わって凧を作り、そこに燕と鶯の絵と鳥たちへの手紙を書いて、凧あげをして遊ぶことに。それを見ていた趙宗実は、「皇后様の意図がわかった」と言う。徽柔の言いなりに鶯を捕らえて趙禎の福寧殿に贈るのではなく、手紙を書かせることは宮人を煩わせず鳥の自由を奪うこともない。それこそが「節度ある情」なのだ。
趙宗実は曹丹姝からいい導きを得て、将来が楽しみですね♪

元昊は和議を申し立ててきた。宋が優勢ながらも、趙禎は宮中に居る限り自分が臨機応変に指示を出すことができないため、張茂則に情報のやり取りをさせることに。趙禎は「皇后は和議をどう思うだろうな」と探りを入れるような問いを投げかけ、坤寧殿に向かう。坤寧殿では苗心禾たちが凧あげをしていた。徽柔は父の到来に喜び「鶯の声が聞こえた?」と言う。趙禎は曹丹姝に白居易の一節を借りて酒を飲もうと誘い、曹丹姝もそれに応じる。
ここまでは趙禎が「節度ある情」に触れ安らぎを得ることができたいい場面だったのに…

晏殊は、韓琦が范仲淹をたびたび天章閣待制に推挙しているが、二府はそれを放置していると指摘し、張士遜の退官で呂夷簡が復帰することから、范仲淹の復帰も検討するべきで、二派の対立を陛下が「忠臣の政権論争として決着させたい」と望んでいると分析する。
とうとう呂夷簡と范仲淹の朝堂対決が見られるのでしょうか?

梁懐吉は張茂則のために奏状の清書を仕上げていた。張茂則は「定州で元生に会う予定だ」と言うが、梁懐吉は内心の動揺を押し殺し「私はその方を知りません」と答える…
「お前の兄さんは戦場に行っているのだよ」という説明なのですよね…

第21話「すれ違う心」

趙禎は曹丹姝と酒を酌み交わし上機嫌で、和議を蹴ってさらに攻め進める策を披露するが、曹丹姝は「元昊による驕兵の計だ」と真剣に進言する。曹丹姝はそのその場で紅や眉墨を使って図を描き、砦を守り抜く戦略を熱弁するが、趙禎は曹丹姝に宋軍と自分を否定されたように感じて気を悪くし、曹丹姝に嫌味を言って帰ってしまう。
おそらく見る者全員が「アカン…」と思ってしまった曹丹姝の熱意の空回り…

韓琦も互角に戦っていることで宋軍への自信を深めていたが、富弼が「和議を提出し、油断させる魂胆だ」とし、軍経験のない趙禎が元昊の策を信じるのではと不安を抱く。晏殊は「陛下より、定州の者が信じて手薄になる方が心配だ」と言い、韓琦は西境への転属を考える。晏殊は夏竦から聞いた「曹将軍の遺言」を韓琦と富弼に語る。将軍は西夏の存在は宋の憂いになるだろうと危惧し、この先侵攻されたら「貿易を禁止し、砦を死守すべき」で、食糧の流出を防いで守り抜けば、西夏は内部から瓦解するというものだった。
曹将軍の教えは孫に伝わったのに、逆にそれが孫娘を孤独にさせるとは思いもよらず

梁懐吉が書き上げた清書を見た張茂則は、もし宦官になっていなかったら「殿試に合格して名を上げただろう」と誉める。この皇宮の中には梁懐吉を引き上げる様々な可能性が存在するが、この先想い人ができて己の境遇を悔やまぬことを願う、と張茂則は諭す。
梁懐吉はまだピンとこないかもしれませんが、そういう時が来てしまうのでしょうか

疲れた趙禎が部屋に戻ると、張妼晗が麺を作って待ち構えていた。ただひたすら自分の帰りを待って、出来立てを食べさせようと苦心した張妼晗の想いが趙禎の心を癒し、趙禎は張妼晗を抱き上げ寝室へと連れていく。その頃曹丹姝は趙禎と交わしたやりとりを作った凧に書き、「凧に託したらどこに届くかしら」とつぶやき、「河清海晏 国泰民安(天下泰平であれば国は安定し民は安らかである)」と書を記す。
まるで曹丹姝への罰のように張妼晗を娶った趙禎ですが、それでいいのか…

趙禎は寝間から政務に戻るが、曹丹姝の描いた地図を忘れているのに気づき、思わず拾い上げる。任守忠と楊懐敏を呼び、張妼晗を清河郡君に封じ翔鸞閣を住まいに与えるよう命じる。さらに今後二年間内侍と女官は採用せず、年季が明けた者と外に出たい者に暇を出し、趙禎の食費を半分に減らし、不用品を売却する見積もりを出させる。さらに兵士の家族に手当てを出す試算も命じる。
曹丹姝は趙禎を委縮させ、張妼晗の存在は自信を与えるという構図なのでしょうか

早朝、張茂則は旅立つ前に、宮中の木の根元の石の下に首飾りを隠し、「私が一生お守りします」と曹丹姝の平穏無事に祈りを捧げる…
張茂則の祈りが、曹丹姝の傷ついた心に少しでも届けばいいのですが

范雍は延州で大敗を喫し、呂夷簡は范雍を厳しく弾劾する。全軍が壊滅状態だと噂に聞いた梁懐吉は、延州の兄を思い涙する。陳執中は、劉平の投降を報告し、処罰を求めるが、富弼は救援に行った劉平の投降自体が疑わしいと異議を唱える。趙禎はすべての元凶は敵を侮った自分にあると反省し肉食を断つことに。しかしそこに、張妼晗懐妊の知らせが入る。
結局これは、曹丹姝の言っていたことが正しかったという事なのでは…

清風楼の女将・張麗華は、戦況を考えて食材の仕入れの増減を店員に命じていたが、元生の葡萄酒が入手できないため店で出さないように指示し、思わず不安のため息が漏れる。賈玉蘭は宮中から出されていたが、今後を考え宮中で使っていた衣や装飾品を売りに出す。
賈玉蘭はもう宮中に戻ることはないのでしょうか

夏竦は帰京していたが、すぐさままた辺境に赴く予定だった。韓琦は趙禎から夏竦の補佐として陜西に赴くよう命じられるが、韓琦は范仲淹を推挙し、共に陜西へ向かうことを希望するが、趙禎はすでに范仲淹を任ずる詔を起草済みだった。
范仲淹は開封に戻ってこないのですね、残念!

曹丹姝は任守忠から、張妼晗が腹痛を訴えて政務中の趙禎を呼べと激高している件について相談され、自分が出向いて様子を見る。流産の危機だというのに、張妼晗は侍医が処方した薬を飲まず「陛下の子を守るため怪しい薬は飲めない、陛下しか信じない」と言い、殺されるかもしれないと簪を手にしている。困った曹丹姝は、やむなく輿を準備させて張妼晗を福寧殿へ送ることに。
皇后に礼とらず殺害疑惑をかけるとか、こんな側室、懐妊してなかったら即処刑ですよ

賈玉蘭は、夏竦からまだ戦争が続くと聞き不安を愚痴るが、この二年夏竦は陜西を守っている間に塩を横流しして送ってきたため、むしろ賈玉蘭は貧しさを装ってきたのだった。
夏竦は有能な反面、私生活はダメオヤジですが、嬉しそうな顔がちょっとかわいいです

劉平の子・劉宜孫は梁元生を伴って逃亡していたが、黄徳和(鄜延路駐泊都監。劉平の投降を趙禎に申し立てている)の手の者が捜索していて身動きが取れず、梁元生が攪乱して劉宜孫を逃がすことに。晏殊と富弼は劉平の投降に疑問を抱き、現地から逃げてきた負傷兵の証言から「黄徳和が敵前逃亡を隠すため劉平を陥れた」と掴んでいた。晏殊は劉宜孫を攻撃したのは黄徳和だろうと考えるが、それを証明する負傷兵は移送中に殺害されていた。
梁元生が生きていました!劉宜孫は無事に晏殊たちのもとへたどり着けるのでしょうか

夕刻目覚めた張妼晗は、政務中の趙禎に会いたいと騒ぐ。張妼晗は趙禎しか信用せず、曹丹姝に「自分が愛されるのは当然、他の妃嬪は陛下が規則に従って仕方なく娶った妻ばかり」と言い放つ。後宮の掟を説く曹丹姝に、張妼晗は「自分と陛下の邪魔をしたいから郡君に封じさせた」と言いがかりをつけ聞く耳を持たない。曹丹姝は「政務に励む趙禎のもとへ押し掛けて身勝手さを臣下に披瀝するか、寂しさに耐えて待つか、どちらかを選べ」と迫る。
「仕方なく娶った妻」と趙禎が張妼晗に言ったのかと、曹丹姝は傷つきますよね…

19~21話の感想

官吏のしている二重巻きの皮のベルトですが、夏竦はいつ見てもカッコ悪い感じなので、お腹が出てる人はああなってしまうのかな?と気になっていましたが、若手の細身でも微妙な巻き方をしている人がいたので、着こなしは個人のセンスなのでしょうか。北宋の官吏の服装は、ちょっとお腹が出てるくらいが似合うような気がします。

結局、最悪の形で後宮入りした張妼晗ですが、まさに曹丹姝の言う「過剰な悪しき情」と「節度ある情」を張妼晗と曹丹姝が体現するかのような立ち位置になっています。正しいものが正しいからといって求められるわけではなく、曹丹姝と居ると否応なく感じさせられる責任から解放され、ただひたすら一人の男として自分だけを求めてくれる張妼晗が愛おしいのでしょう。でも張妼晗は後宮にはまったく向かない人間ですよね。後宮の秩序をかき乱し、曹丹姝を傷つけ重荷を背負わせることになる張妼晗の存在は、最終的に趙禎のストレスとなって負担が帰ってくるのではないでしょうか。

ところで、監督が「明蘭」と同じ方なので、いわゆる劇伴とか効果音も同じようなスタッフなのだと思いますが、「明蘭」でも使われていた、京劇風な打楽器の音で心理状態や間を描くのが特徴的で面白いですよね。20話で趙禎が張茂則に対して「皇后の意図」を尋ねる場面とか、注意して見ていくと、台詞にかぶせる音のタイミングといい音の種類や高低といい、実に絶妙です。カンカンという打楽器の音が表す意図を探りながら、場面を読み解いていくと面白いのではないかと思います。

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