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クルミットです♪
一人、懐王府に乗り込んだ九齢は見事に懐王を救いました。朱瓚はもう迷いません。全力で九齢を支えてくれます。また新しい問題が起きたようです。
では19話から紹介していきますのでお付き合いください♪
【九齢公主-そきゅうれい】(ネタバレあり)
「第19話 恐怖を呼ぶ病」
街の医館に来たのは痘瘡の患者だった。顔の水疱を見て気づいた医館の者は戸を閉め追い払いました。町をさまよう親子は九齢堂行くように教えられた。
親子を見た九齢は即座に隔離し治療の準備をした。しかし、痘瘡の特効薬はない。母親から村や都までの悲惨な状況が伝えられた。
街に患者が押し寄せてきた。太医院にも痘瘡の感染が伝えられた。江太医はまたもや君九齢に押し付けようと画策した。陛下の御前で江太医は自分たちに都合が良い対策を進言するのでした。
役人の寧炎も腹が立ったようです。
九齢堂に飛んできた朱瓚は江太医が九齢に対処を押し付けると心配します。九齢は私達に退路はないと覚悟を決めていた。
陛下が対処を決めようとしているところに朱瓚がきて九齢堂に任せてくれと言った。役人も太医も賛成します。陛下が九齢堂に決め、青山の別荘に患者を収容し武徳司に守りを固めるように指示した。楚譲は陸雲旗に1ヶ月しても好転しなければ青山を燃やせ、患者だけでなく君九齢も死ねば尚更良いと・・・
九齢堂の面々は頭を抱えます。九齢は市中の医者に助けを求めに行くことにしました。
以前、九齢は多くの医者に色々な知識を教えていました。
馮先生を訪れ話しますが治療法のない痘瘡を見ることはできないと断るのでした。街中の医師に断られた九齢に馮先生は治せないと言わずに誘わなければ誰も行かないと話した。九齢は真実を伝えずに頼むことはできない。後世のためにもできる事をやって患者を救う道を開きたいと言った。
九齢堂では出発の準備を終えみんなを休ませた九齢がもの思いに耽っていた。酒を持って朱瓚がやって来た。酒を注ぎ、九齢の心を少しでも軽くしようと話します。 九齢は予想していたが一人はやはり辛い、「医術で人を救い、医道で天下を救う」と父が言っていたと言うと朱瓚は九齢は天下を救うと励ました。
しっかりと九齢を支える朱瓚はいい男ですね。
明朝、武徳司の陸雲旗が出発を待っていた。一人で行くつもりのだった九齢の元に馮先生と一度は断った医師たちがやって来た。馮先生がみんなを説得してくれたのだった。
「第20話 決死の治療」
九齢は青山の別荘に着き、患者たちをなだめるのに苦労したが最後まで見捨てないと誓うのだった。
今度は陛下に皇族を派遣し民の心を奮い立たせると良いとの進言があった。何人かの名前が上がったが成国公の世子朱瓚を派遣することになった。
雲釗の叔父寧炎が一枚噛んでいました。雲釗が朱瓚を派遣するようになるよう叔父に頼んだようです。
朱瓚を見送る雲釗は朱瓚と九齢の関係を聞こうとしますが 曖昧な答えしか返って来ません。雲釗は九齢をよろしくと頼むのだった。
雲釗も朱瓚が九齢を好きだと感じているのでしょう。
青山での治療はなかなか進みません。九齢たちは薬を処方し、針を打ち、懸命に治療します。しかし、重傷者が増えて行きます。九齢は他の医師の意見を聞き新しい処方を考えます。同行して来た陳七が九齢を気遣います。
忙しい最中、陸雲旗が懐王の病気を問いただします。そこへ朱瓚が来て陸雲旗を止めます。お前がなぜここに・・・朱瓚は聖旨を見せた。
九齢もここは危険なのになぜと聞くと朱瓚は「忘れたのか、どこにでも着いて行くと言ったことを」と言うのだった。
朱瓚は来ましたね。雲釗を動かし、寧炎がわざと反対して朱瓚が派遣されるようにしたのでしょう。
苦しむ患者はなかなか良くなりません。高齢者や弱者に犠牲が出始めました。希望を失いかけた患者が治療を拒み始めました。九齢は治療を続けるように懸命に説得します。さらに朱瓚が安心するように話します。
医師たちは思ったように進まない治療に心が揺らぎます。朱瓚が医師たちに九齢が「医術で人を救い、医道で天下を救う」と言ったと話して聞かせます。九齢は参加してくれた医師たちに感謝し更なる協力を願い出るのだった。馮先生の声に再びみんなで治療にあたることになった。
礼を言う九齢に朱瓚は君のためだけでなく皆のためだと。正義感あふれる朱瓚です。
徳盛昌からの物資を受け取りに行った陳七と朱瓚は牛3頭に檳榔を見て何に使うのか不思議に思った。牛を調べる九齢は痘瘡は一度かかると二度はかからない。痘瘡にかかった牛の毒を使う方法が西洋で行われている事を話した。しかし、そんなことはできないと医師たちは口々に言うのだった。
「第21話」
陛下に君九齢が種痘を試すと報告が来た。種痘が失敗した時には混乱をきたす、7日でかたをつけるように陸雲旗に密書が送られた。
朱瓚は自分に種痘を試せと言うのだが九齢は私のためと聞くと朱瓚は民のためと答えます。
陸雲旗が罪人を連れてきて試せと言うのだが九齢は志願した者にしか行わないと断ります。
朱瓚は陸雲旗に自分が試すと言い切ります。
九齢は朱瓚に種痘を施しました。水が欲しい、蜜柑が食べたいと甘える朱瓚、泣き笑いの九齢です。
医師たちの懸命な治療が続きます。離れている承宇も雲釗も九齢の無事を祈ります。
陸雲旗は今までの君九齢の事を思い起こすと楚九齢に見えてきます。朱瓚を看病する九齢の様子を外で聞く陸雲旗は益々楚九齢に思えてきます。陸雲旗は君九齢に楚九齢と呼びかけます。九齢は否定しますが、転生を信じると言うのです。九齢は楚九齢は死んだ、もし生きていてもあなたを見たくないだろうと言うのだった。
熱にうなされた朱瓚が火に焼かれる九齢の夢を見たと言うのですが・・・
朱瓚は快復し種痘が成功したことが陛下に伝えられました。そして朱瓚が陛下に謁見を願い出ました。痘瘡を恐れた陛下はたじろぎますが、もう治っていると朱瓚が入って来ました。
そして子供に種痘を行いたいので周家の孫で試す事を願い出ました。周家は売国の罪で死罪になることが決まっていた。子供を買ってやれと言うとそれでは陛下が非難されると言うのです。仕方なく許可するのだった。
九齢は子供がかからないようにしたいのです。そして無実の罪で陥れられた周家の子息を助けたかったのです。
19ー21話の感想
またまた難問が降りかかって来ました。自分たちに有利になることばかり進言する江太医に腹が立ちますが朝廷で保身を図り生きて行く者達のやり方です。
九齢は病気と戦い、患者を救うことに命をかけます。医師の使命を全うしようとする姿を見た医師たちも心を一つにしてくれました。しかし、種痘は受け入れ難いものでしょう。知識としては知っていても行う勇気がないのが普通でしょう。1796年ジェンナーが牛痘法を考案したと言われています。
朱瓚は命懸けでやってくれました。九齢はどんなに心強かったことか。しかし、朱瓚が熱にうなされ九齢が焼死する夢と聞いた九齢の辛さは・・・
九齢が目指す医療が一歩前進しました。
陸雲旗が君九齢が楚九齢の転生と思い始め、確信を持ったときの笑いが不気味でした。不幸な生い立ちと楚譲の皇位略奪に手を貸してきた陸雲旗は常に表情を現しません。楚九齢が自分の父親殺しを手伝った陸雲旗を受け入れるわけがありません。
種痘は成功しましたが更なる問題が降りかかります。
(第21話から各回のタイトルがなくなりました。)