国子監は花ざかり-あらすじ-7話-8話-9話-感想付きネタバレでありで!

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桑祈は結局巾着を渡せずに、上元節で芸を披露する羽目になりますが、恥をかきそうになった桑祈を晏雲之が助けて二人の距離が近づくことに。桑祈は毒に続いて刺客にも襲われたことで、命の恩人の武芸の達人を探して弟子になろうと考えるように…

西昭という闇の組織の存在が浮上しますが、桑祈をめぐる晏雲之と卓文遠の三角関係が激化していて「そんなことをしている場合ではない」というツッコミが止まりません。それにしても三角関係の当事者・桑祈はこの状況にいつ気付くのでしょうか?鈍すぎますよね!

【国子監は花ざかり〜ロマンスは最高学府で〜】(ネタバレあり)

第7話「腹黒司業の胸の内」

達人に武芸を習うことを諦めない桑祈に、晏雲之は「夜中にこんな場所に来なければ危険な目に遭わない」と説教し、家まで送り届ける。外出禁止なので門から入れない桑祈は、晏雲之に塀を飛び越してもらうが、晏雲之を怒らせ門外に戻されてしまう。
結局桑祈は正門から入って怒られたのでしょうか…

空腹の桑祈は街で蘇解語に出会い食事に誘うが、それを見かけた晏雲之は二人の後を追い、隣の部屋で盗み聞きする。桑祈は例の巾着の経緯を語り、晏雲之に対して蘇解語の片思いだと知った桑祈は、実はかなり腹黒いから考え直すよう勧める。蘇解語は、卓文遠と閻琰のどちらが意中の人なのかと尋ねるが、桑祈はどちらも勘弁と答え、晏雲之は糖藕(蓮根餅)のようなものだと答える。おいしいのは外側だけで、食べ過ぎるとくどくなるという。そんな悪口のすべてを晏雲之に聞かれていたとわかり、かなり気まずくなってしまう。
糖藕はどんな味がするのでしょう、食べてみたいですね

晏雲之は蘇解語に、「我々は友人で、許婚ではない」と改めて断り、桑祈を巻き込むなと釘を刺す。蘇解語は偶然桑祈に会ったのではなく、国子監の前で桑祈を待ち伏せていたのだ。3年前にも断られていた蘇解語は、望みを絶たれ「では桑祈のことは」と問いただす。教え子で以上の態度をとっていると指摘され、心の中に桑祈がいることに気付くが、それを白時にまで「丸見えだ」と指摘される。
確かにやっていることが丸見えですよね。晏雲之を思っている蘇解語にはつらいかも

桑祈は国子監の広い人脈を使って達人を探すことにし、まずは閻琰に頼むと慶豊楼の最上階で聞いてみることを提案される。普段出入りしている慶豊楼と最上階は別世界なのだという。その夜、桑祈は慶豊楼の最上階で情報を収集しようとするが、そこで浅酒を見かけて声をかけると、うなじに文身がないことに気付く。
最上階は会員制クラブみたいな感じなのでしょうか。そんなところに若造が出入りを?

閻琰は浅酒に話を聞こうとするが、女将に先客がいるからと断られる。しかし浅酒が同席でかまわないと桑祈たちを部屋に通すと、そこにはなんと卓文遠と晏雲之がいた。桑祈は晏雲之に「卓文遠の愛妾」と同室はまずいのでは?と聞くが、浅酒は「身請けの話を受けたこともない」と卓文遠との関係を否定する。桑祈は武芸の達人の絵を描いて説明しようとするが、あまりに下手くそだったため、説明にならない。
「卓文遠の愛妾」というパワーワードすらぶち壊していく、あの絵の破壊力…

一同は楼を後にするが、卓文遠は桑祈を呼び止め「浅酒を愛妾と言った言葉は本心か」と尋ねる。桑祈の未来に卓文遠の存在は全く考慮されていないとわかり、卓文遠は傷つく…
こんなにナイトとして尽くしてるのに、勘違い男扱いされてちょっとかわいそうです

第8話「弟子の座をめぐる争い」

桑祈が描いた下手くそな達人の絵に、実は晏雲之には心当たりがあった。浅酒の正体や、桑祈の警戒心のなさ、卓文遠の態度など気になることが山盛りのため、晏雲之は桑祈をよそに移すことを検討する。
桑祈をよそに移す前に、パパに話を通していますか?そして心当たりとは一体?

浅酒は卓文遠に正室になりたいと打診し、卓文遠に脅しをかけるが、卓文遠は桑祈に刺客を差し向けたことを気付き、浅酒ら西昭の者たちと手を切ることをほのめかす。卓文遠は「おば」である卓貴妃の威を借り、西昭と組んで塩の密売に手を出しており、桑家との結縁も計画の内だった。しかし浅酒は卓文遠の気持ちに変化を感じ、そして最上階のあの夜、晏雲之が浅酒に向かって何かを投げたことで、危機感を抱いていたのだ。
卓文遠はこういう関係なら、どういうつもりで桑祈を浅酒の元に連れて行ったのやら…

閻琰が山奥に住む達人を発見したと桑祈に知らせてくる。桑巍は心配するが、命の恩人だと知って会いに行くのを許す。地図を見ながら霊霧山荘という場所に到着するが、桑祈は世捨て人の居場所が地図に最短距離で描かれていることに疑問を抱く。閻琰は慶豊楼で地図を得たというので、桑祈は中を調べてみることに。
これはどう考えても誰かさんの仕込みですね。地図を描いたのは白時かな?

山荘の中から招き入れる声があり中に入っていくと、中にいた人物はまさにあの夜の恩人だった。しかし中には晏雲之がいて、達人を叔父の晏鶴行だと紹介するが、変わり者の晏鶴行は「弟子を取るのは面倒だ」と言う。晏雲之はあらかじめ弟子入りを叔父に打診し手を回していたが、二人をからかうために「決意の固さ」を見せるよう求め、自家製の酒を日暮れまでにとってこいと命じる。閻琰は仕掛けられた罠にかかり、密かに後をついてきた晏雲之に助けられる。しかし閻琰が足を怪我したため、蓮翩が閻琰に付き添い、二人は仲良くなる。
閻琰が女主に昇格するかと思いました♪

桑祈は晏雲之と酒を取りに行くが、仕掛けられた罠に晏雲之が掛かり、頭から大量の鳥の羽毛をかぶってしまう。鳥恐怖症を知っている晏鶴行のいたずらだが、桑祈は晏雲之の目をふさいで羽毛を見ないようにして酒の壺を取ることに成功する。晏雲之は晏鶴行にどういうつもりなのか追及するが、無理やり弟子を取らされそうになったことの不満だと、晏鶴行は冗談だとごまかそうとする。
羽毛もダメとは!一体過去に何があってそこまで鳥嫌いになったのでしょう

晏鶴行は弟子を取ることは了承したものの、体力的に一人が限界だから、もう一人は雑用係だと言い出し、弟子を決定する問題は「晏雲之の肌着を先に持ってきた者が弟子」ということに。女子の桑祈には難易度が高いと不公平だと訴えるが、挑戦せざるを得ない。桑祈は晏雲之の服に汁物をわざとこぼして、湯あみを勧め脱ぐのを待ち構えるが、無理やり奪おうとして失敗してしまう。そしてその隙に閻琰が肌着を手にしていた。それが晏鶴行の入れ知恵だとわかり、閻琰への仕返しすら晏鶴行にことごとく邪魔されてしまう…
この面倒くささと大人気なさ、晏鶴行はまぎれもなく晏雲之の叔父ですね!

第9話「火花飛び散る山の厨房」

翌朝、閻琰が起こしに行くと、桑祈は部屋におらず荷物もない。晏鶴行はこの程度かと侮るが、晏雲之は「必ず戻る」と断言する。
諦めの悪さは巾着で証明済みですよね♪

卓文遠は朝露閣に卓貴妃から呼び出される。振舞われたお茶の産地で、役人である漕司が代わって卓貴妃の意のままにならないため、卓文遠を遣わして手を下すよう命じる。
まさか寵姫が黒幕、みたいな展開になるのでしょうか?これは黒い…

桑祈は帰宅して、桑巍にどこに行っていたのかと怒られる。霊霧嶺に護身のための武術を習いに行ったと聞き、桑巍は師匠が晏鶴行だと気付き了承しつつも心配する。桑祈は弟子にしてもらえなかったことを伏せて「山では快適だ」と嘘をつく。そこに会いに来た卓文遠が「なぜ閻琰に荷物を取りにこさせない?」と突っ込むが、女子の荷物だからとごまかす。
桑巍よりカンが鋭い卓文遠ですが、桑巍はあえて突っ込まないのではないかな~

卓文遠は南方に行く前に桑祈の顔を見に来たが、晏雲之も一緒だと聞き、一緒に山に行こうとするもののあっさり断られてしまう。蓮翩はお嬢様育ちの桑祈が雑用係など無理ではないかと心配するが、本物の武術を教わるためなら雑用係も厭わない覚悟を固めていた。
卓文遠は桑祈に会いたいと思うのに、その逆はないとはっきり突き付けられましたね

桑祈と蓮翩は真夜中に大荷物を背負って山に戻るが、桑祈を案じた卓文遠が後をついてきていた。桑祈は父に雑用係なのがバレたら困るため、卓文遠を追い返そうとするが、山が快適だという桑祈の説明を卓文遠は端から信じておらず、霊霧山荘に到着すると、雑用係だとすぐに判明してしまう。晏雲之は卓文遠を追い返そうとするが、晏鶴行が酒で懐柔されてしまう。晏雲之は桑祈に「おじの好きなもので攻略しろ」と助言する。晏鶴行の好きなもの、それは美酒と美食だという。
随分山がにぎやかになってしまいました

桑祈は晏鶴行の攻略のために酒の肴を用意しようとするが、晏雲之も卓文遠も厨房についてくる。二人は桑祈の気を引こうとあの手この手だが、晏雲之が西域の孜然(クミン)を持ち出してきたため、桑祈はそれで羊の焼き肉を作ることになり、晏雲之は得意満面。
卓文遠はしつこいし、晏雲之は大人気ないし…晏雲之のドヤ顔が妙にムカつきます♪

閻琰は騒がしくなるのになぜ卓文遠を受け入れたのかと尋ねるが、晏鶴行は騒ぎを楽しむことにしたのだという。厨房では晏雲之と卓文遠が包丁さばきを競い、逆に散らかして桑祈を怒らせ、厨房から追い出されていた。桑祈の羊の焼き肉は晏鶴行の気に入り、弟子に認められて翌日から晏氏剣法を直伝で教えることに。
白時も晏鶴行も、蓮翩と閻琰の距離感に気付きましたよね。まるわかりです!

翌日、晏鶴行は晏氏剣法の形を一通り桑祈の前で行って覚えさせるが、桑祈は何がわからないのかをうまく説明できない。晏雲之に動きの意味を細かく教わるが、距離が近すぎて困惑する。そんな二人を邪魔するように、卓文遠は当分滞在するという。景木は、卓貴妃から命じられた用事が間に合わなくなると心配するが、卓文遠は耳を貸さない。
「何がわからないかがわからない」という新人さんを突き放すのはよろしくないです…

キノコ採りに出かけた卓文遠は洞窟を発見し、桑祈と昔遭難した出来事を思い出す。当時卓家は没落しており、幼い卓文遠は桑巍が自分を見捨てるだろうと考え落ち込むが、桑祈が「誰も来なくても私が助ける」と約束したのだ。「また」あの状況になったら…と思った卓文遠は、大雨になりそうなのを知りつつ、景木に命じ桑祈を秘密裏に洞窟に呼び寄せる。
当時幼い二人を助けたのは桑巍だったのではないかと思うのですが、今回また同じ状況になったら、卓文遠と桑祈の二人を助けるのは晏雲之ではないのでしょうか?

晏雲之のおかげで桑祈の晏氏剣法が上達したため、晏鶴行は気をよくしてうっかり「雲之がいつも桑祈を護衛しなくてもよくなる」と口を滑らせる。そこで桑祈は白時を問い詰めたところ、これまで桑祈のために晏雲之がしてきたことをすべて白状してしまう。
「うっかり」と書きましたが、絶対わざとですよね!白時のやらかしもGJです♪

桑祈は晏雲之を探していたところ、景木が洞窟の卓文遠が呼んでいると呼びに来るが、誰にも告げさせまいとする様子を晏雲之が陰で聞いていた。洞窟に着いた桑祈は、雨が降り始めたから帰ろうとするが、卓文遠は執拗に引き留め、その時洞窟の入り口が崩れかけ、見ていた晏雲之が桑祈を洞窟の中に突き飛ばし、二人は中に閉じ込められてしまう…
なんとも意外な展開になりましたが、卓文遠はちゃんと助けてくれるのでしょうか?

7~9話の感想

学校を離れて桑祈たちは山籠もりです。桑祈は入学して以来何日学校に通ったのでしょう。
そして卓文遠が西昭にかなりどっぷりと近い存在だとわかってきて、非常にきな臭いことになってまいりました。卓家は一度没落して桑家に面倒を見てもらっていたのが、卓貴妃の入内で表舞台に返り咲いたのでしょう。その後押しをしてきたのが西昭勢力なら、卓文遠が西昭と手を切るのはなかなか難しそうです。

思ったのですが、卓文遠の中では桑祈との過去はかなり思い出補正が入っていそうですよね。あまりに大事にしすぎて、異性としてのアピールが遅すぎだったのかもしれません。
それに対して、晏雲之の対抗意識とマウントが大人気なさすぎです!年上なのだから、もうちょっとスマートに… とはいっても、十分頑張っているのかもしれませんが。

そんな若者たちのやらかしを見守っているかのような、おじさま俳優の存在感が心の癒しになっています。桑祈の父・桑巍は「永遠の桃花~三生三世~」の天君役や「上陽賦」の皇帝馬曜役など、存在感のあるおじさま役で数々のドラマに出演している蔣愷さんですね。今回からしっかり登場してきた晏鶴行は、「宮廷恋仕官」で皇帝役を演じていた郭軍さんです。都のジオラマを自室に構築していた皇帝役で、ほぼジオラマの前から動かない演技から、本作のはつらつと晏氏剣法を披露する落差がたまらないですね♪
晏鶴行のようなお茶目オヤジはずっと出ていて欲しいのですが、今後山から下りるのでしょうか。何かあった時にまた天から降りて来て桑祈を助けてほしいですね。

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