国子監は花ざかり-あらすじ-13話-14話-15話-感想付きネタバレでありで!

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クルミットです♪

山での修行が終わり国子監の授業が再開されますが、科挙対策のために晏雲之の授業がなくなり、桑祈はイライラ。そんな中、閻琰の縁談を横取りして宋落天が結婚することになりますが、宋家と西昭の関係を疑う晏雲之は婚儀を利用して宋家を捜索しようとします。

晏雲之が捜索しようとすると、桑祈がやってきて閉じ込められ、二人の距離が縮まりつつも痛い目を見てしまうというのがパターン化しつつありますが、じれったい距離感をうろうろしていた二人もようやく互いの心を確認できそうです。恋も事件も大渋滞の展開ですが、邪魔する同士でくっつけばいいと思ってしまいますよね♪

【国子監は花ざかり〜ロマンスは最高学府で〜】(ネタバレあり)

第13話「波乱の農業実習」

宋家を捜索するため茶の保管庫を調査していた晏雲之は、飛び込んできた桑祈を使用人の目から隠そうと、床に横たわって隠れる。桑祈を探しに来た卓文遠は、二人が保管庫にいたことをいぶかしむが、晏雲之は今度こそ謎を明かそうと内心意欲を燃やしていた。
なぜいつも一緒に閉じ込められるの?って、そういうお約束だからですよね!

明日から茶畑で農業実習だというので、黄組は学課に出なくていいことに大喜び。農家の苦労を体験する実習だが、蹴鞠や凧などの不用品は提出させられ徒歩で山に向かうことに。はしゃいだ閻琰の巻き添えで桑祈は足を挫き、卓文遠がおんぶしようとするが、晏雲之が横取りし、桑祈は上機嫌で背負われる。
完全に遊び感覚の生徒たちですが、修学旅行みたいなものでしょうか

くじ引きで宿舎の部屋割りを決めることになり、閻琰は宋落天たちと同室だが、桑祈には特別に一部屋あてがわれる。卓文遠は桑祈を隣の部屋で守るつもりでいたものの、晏雲之と同室にさせられ「夜間の他室訪問は禁止」と牽制される。桑祈の部屋は菓子や化粧品まで用意された周到ぶりだった。卓文遠は桑祈の特別扱いを非難し、特権を使わず公平を期すべきだとの意見を晏雲之は表面上受け入れる。
卓文遠が晏雲之に言っていることが全部ブーメランになっているのですよね…

桑祈の部屋だけに特別にお菓子が用意されてたと知らない閻琰は、宋落天がお菓子を食べたのではないかと喧嘩になる。生徒たちは農民にまじって農作業を行うが、卓文遠と晏雲之はことあるごとに張り合う。見かねた白時が「人に奪われるより玉砕した方がいい」と、告白を勧めるが、晏雲之はまだ時期ではないと考える。そして何やら夜に調査を行うことに。
白時はごくたま~にいいこと言いますね

蓮翩が差し入れに来たものの、閻琰の好物ばかりだったため桑祈は拗ねて見せる。晏雲之と卓文遠は張り合ううちに、晏雲之の目にゴミが入ったのを卓文遠が見てやるが、それを桑祈たちが遠くから見て、二人が怪しいのではないかと誤解してしまう。
思わぬブロマンス展開ですが、「二人は同室だ」に笑ってしまいました♪

生徒たちは自分たちで摘んだ茶葉を試飲することになるが、桑祈が茶を入れることに。しかし晏雲之と卓文遠が茶葉ですら争ってくるので、桑祈はいい加減にして、とキレる。晏雲之が桑祈を庇って手にお湯がかかり、桑祈は急いで手当てする。そんな二人の様子を見ていた蓮翩は「晏司業はお嬢様を想っている」というが、桑祈は確信が持てない。
周囲の一般生徒からしたら、晏雲之と卓文遠の争いはミエミエなのではないでしょうか

晏雲之は夜中に、宋家の茶園で西昭の植物を育てている場所があるのではないかと調査していた。そこに悩んで眠れずにいた桑祈と出会い、桑祈を守った理由を聞かれて「桑羽の仕込みの茶芸に泥を塗らないため」と答えてしまう。卓文遠が二人に割って入り桑祈と一緒に散歩しようとしたため、晏雲之は止めて二人で桑祈を送ることに。
晏雲之も卓文遠も、優秀な割に男女の仲に関してはイマイチですよね

晏雲之は茶畑の作業に紛れてある計画を実行しようとしていた。宋落天とその取り巻きたちは宋家の作男に自分の分の作業をさせ、閻琰が非難したところ逆に挑発してくる始末。二人が一触即発になり桑祈と卓文遠が止めるが、宋落天は「今夜決着をつける」と息巻く。
ボンボンが多いだけに、そろそろ生徒たちも限界になってきたのでしょうか?

蘇解語が陣中見舞いの差し入れに訪れ、生徒たちは喜ぶが、ただでさえ晏雲之の気持ちがわからない桑祈はますます複雑な気持ちに。蘇解語は宋家の茶畑での実習と聞いて、実際は事件の捜査だろうと見て手伝いに来たのだが、晏雲之は「自分には今後関わらないでくれ」ときっぱり突き放す。
蘇解語はこれで二度目の拒絶ですが、それでも諦めないのでしょうか

夜中に窓の外を通る怪しい人影を見た閻琰は、宋落天のいたずらだと思ってたたき起こそうとするが、宋落天は起きようとしない。その頃追い返された蘇解語は、桑祈と晏雲之をこのままにはしておかないつもりでいた。そんな中、夜中に桑祈の部屋に卓文遠が酒と料理を持ち込んで、要らないというのに居座ろうとする。そんな時、部屋の戸を叩く音がして、司業の巡回か?と緊張が走るが…
卓文遠も蘇解語も、あきらめの悪さは天下一品ですね~

第14話「通じ合った想い」

桑祈は慌てて卓文遠を寝台の下に隠すと、戸を叩いていたのは助けを求めに来た閻琰だった。さらに戸を叩く人物が来たため、閻琰は寝台の下に潜り卓文遠と鉢合わせする。そして次にやってきたのは晏雲之だった。桑祈はそわそわしながら応対していたが、さらに蘇解語が部屋を訪ねてきたため、桑祈は仕方なく晏雲之を無理やり寝台の下に押し込む。
ドリフのコントか?というおバカな感じが笑えますね♪

蘇解語は晏雲之たちが隠れていることには気づかず、桑祈の晏雲への想いは恋ではなく、兄を晏雲之に重ねているのだと語り、助言の形で桑祈に釘を刺しに来たのだった。そこに閻琰と卓文遠が寝台の下から出てきたため、蘇解語は驚いて帰ってしまう。後から出てきた晏雲之は三人を叱りつけつつ「実習が終わったら話がある」と桑祈に囁く。
蘇解語は相当に桑祈を見下しているな、と思う場面ですね…

「司業を慕っているのか」と卓文遠から聞かれた桑祈は「蘇解語の誤解よ」と否定するが、それを晏雲之に聞かれてしまう。白時が宋家の茶園の中には他と違う植物があるのを発見したため、晏雲之は厳三郎を呼び、宋家の茶園の図面を作って夜中こっそり抜け出す。それを卓文遠は寝たふりで気付いて後を追う。厳三郎は晏雲之からの情報をもとに明日捕り物をかけることに。部屋に戻った晏雲之は、卓文遠の靴が動いていたことに疑いを抱く。
卓文遠が捜査の妨害をしそうな気配ですね

翌朝、厳三郎が茶園に捜査の手を入れ、驚いた宋落天は止めようとするが、厳三郎はすでにご禁制の植物を育てている証拠をおさえていた。しかし茶畑の管理人が「宋家は無関係で、これを育てていたのは魏殿(魏展鴻の父)だ」と証文を提出したため、魏展鴻は宋落天に「父を助けてくれ」と泣きつくことに。実習は中止となり、魏殿の犯行となれば皇帝も深追いはしないだろうと見られた。晏雲之はこの事件の裏を考え、魏殿との面会を手配してもらう。
魏展鴻はこれまで取り巻きをしてきたのに、あっさり切り捨てられるのでしょうか

晏雲之は桑祈を呼び出し、想いを打ち明けようとするが、桑祈は蘇解語に釘を刺されて以来晏雲之の心に自信が持てずにいた。しかし晏雲之は口づけで伝え、ようやく二人の想いは通じ合う。晏雲之は桑祈が卒業したら娶るつもりだが、桑祈は自分の力で卒業するため、卒業までは二人の関係を内緒にしたいという。
やっとですか!ここまで長かった~。でも卒業まで隠し通せるのでしょうか?

しかし思うほど二人の関係を伏せるのは簡単ではなく、閻琰にすら感づかれてしまう始末。不仲を演じるため人前で難癖をつけたり喧嘩したりと、余計不自然になってしまう。昼間はいちゃつくのが無理なため、夜中に桑祈が壁を越えてこっそり会うことに。しかし抜け出そうと猫の鳴きまねで合図していたら、桑巍が猫をやっつけようとしたため、あわてて晏雲之を帰らせることに。
台になった白時がかわいそう♪ さっさと桑巍に挨拶して話だけ通せばいいのでは…

厳三郎が魏殿との面会を設定してくれたものの、魏殿は頑なに口を割ろうとはしない。結局魏殿は西昭の手先の首謀者とされ、死罪は免れたものの一家は流刑に処されたが、宋太傅の罰は減俸に留まった。郭城君が「晏司業は丞相の子息の立場でこの件に手出ししにくい」と評するのを聞いた桑祈は、つい晏雲之のために憤ってしまう。
魏展鴻も流刑になってしまうのですね。それにしても宋太傅の処分が軽すぎます

晏雲之は事件について桑祈に説明するため、人目を避けて「衣冠塚(桑羽の衣を埋葬した墓碑)」に場を移す。晏雲之は、虫も殺さぬ人柄の魏殿が、この件に関わり弁解もしないのは不自然だと考えており、秘密を守れば死罪は免れると黒幕と密約を交わしたが、黒幕は護送中の魏殿を襲うと見ていた。晏雲之は護送を尾行するため国子監を出る必要があり、桑祈に協力を求める。そして衣冠塚を前に桑祈を大事にすると桑羽に誓う。
桑羽兄さんも、安心して眠れないカップルではありますね~

誰も自分たちを知らない場所で会うため、屋台の麺屋で逢い引きするが、晏雲之は箸を麺の鍋で洗う店主に絶句する。二人は財布を持っていないことに気付き、食い逃げすることに…
お坊ちゃまとお嬢様の悪党カップルですね!

第15話「いたずらの功罪」

桑祈は大好きな花火を晏雲之と一緒に見られて大喜び。しかし飲み物を買ってくるのに晏雲之がその場を離れたため、花火に夢中で姿を見失って心細くなる。実は財布を忘れたというのは冗談だったため喧嘩もするが、桑祈と晏雲之は二人だけの時を満喫する。
デートのプランを白時に頼るのはやめたほうがいいのでは…

魏展鴻は国子監を除籍になり捕吏に引き立てられ、駆け寄った宋落天が「必ず助ける」と声をかけるが、「宋家とは二度とかかわりを持たない」と拒絶されてしまう。夜、卓文遠は密かに宋太傅を呼び出す。晏雲之の捜査に気付いた卓文遠の機転で、宋太傅は罪を免れたのだ。宋太傅は魏殿の始末を打診するが、卓文遠はすでに策は考えてあるという。
卓文遠があの証文を用意させたのですね

朝廷の特別講演が国子監で行われ、朝廷の代表で宋太傅が国子監に来臨するという。生徒らは不快さを隠せないが、桑祈は歓迎しようと提案し、いたずらの計画を立てる。卓文遠はやめろと言うが、桑祈も級友たちもやる気満々だった。
黄組のこういう時の結束力ときたら…

翌日の特別講演で、宋太傅は朝廷への献身を熱心に語るが、生徒たちからは失笑が起こる。そこで宋太傅は言い訳がましく「清く正しい者だけが除奸柏という名を持つ大樹の下に立てる」と語る。その時、閻琰が縄を引いて除奸柏の枝を落とし、刺客の襲来かと騒ぎになるが、枝の故意に切り落とした痕跡から生徒のいたずらだとわかり、宋太傅は激怒する。
宋太傅が怪我しなくてよかったですが、大木を切って大丈夫だったのでしょうか?

生徒たちは誰も名乗り出ようとせず、晏雲之が責任を取ると申し出る。そこで生徒たちは「司業には罪はない」と声をあげ、桑祈が「悪いのは除奸柏だから切り倒すべき」と主張して道具を持ち出して宋太傅に迫るが、閻琰が宋落天に道具を持たせたため、宋太傅は息子にまで裏切られたと失望し、「陛下にご報告する」と言い捨てて帰ってしまう。
これは、わざと晏雲之を国子監から辞めさせようという策略でしょうか

一連の騒動は晏雲之と桑祈が企んだ計画の一部で、晏雲之は宋太傅を怒らせたと渋い顔をしつつ、内心笑っていた。二人は様子をうかがう卓文遠をかわし、これから危険が伴う作戦に向かう晏雲之の無事を祈る。晏雲之は皇帝から激しい叱責を受け、司業を罷免されるが、それは「自由な立場で捜査せよ」という皇帝の思惑が働いていた。
宋太傅を皇帝が排除できればいいのに、そうは簡単にはいかないのですよね

黄組では、桑祈が「宋家なんて怖くない」と強気の姿勢を見せていたが、晏雲之の罷免が知らされ、晏雲之に「馮博士の元でしっかり学ぶように」と諭される。桑巍にも騒動を主導したことが知られ、夜間の出入り禁止を言い渡される。それでも脱走を企む桑祈だったが、卓文遠が「桑家の未来の娘婿」としてやってきて、桑祈を連れ出す。
卓文遠は先に桑巍へと根回ししているのでは? でも卓貴妃は承知しないはず…

黄組は集合して晏府に行ってみようとしていたが、桑祈は内心捜査の邪魔になったらどうしようと頭を抱える。しかし晏雲之は尚水閣という浴場から清玄君と出てきて、酔って上機嫌の様子を見た生徒たちは、気まずく解散することに。
中国の古い公衆浴場はどんな感じだったのでしょうか、気になりますね

泥酔して帰宅した晏雲之は両親から叱責されるが、酔い潰れた様子は周囲を欺く芝居だった。魏殿を護送する一行は汴京を出発し、荊州を目指していたため、晏雲之は清玄君を誘って都を出て遊山に行くことに。しかし白時は清玄君への伝言を蘇解語に託してしまう。
白時の仕事は詰めが甘いと思います!

晏雲之不在の国子監では、桑祈は学業に忙しく過ごしていたが、下校の帰途で蘇解語に出会い、「雲之と遠出する」と聞かされ内心動揺するが、平静を装う。卓文遠は慶豊楼で張氏から「魏殿護送には監視の目が多く、襲撃が難しい」と報告を受ける。しかし卓文遠は荊州での実行を考えており、以降は浅酒に任せることに…
桑祈が言っていたのは「情人眼里出西施」、要は「あばたもえくぼ」ですね

13~15話の感想

学園ものなのに、桑祈が男装ではなく女子のままのせいか、いまひとつ級友たちと馴染んでいる感じがなく、学園イベントの農業実習も桑祈が特別扱いなので、このままでは桑祈の「国子監の思い出」は晏雲之を追いかけていただけになりそう、と心配していました。
しかしここにきて黄組が桑祈の発案で力を合わせるという結束力を見せました!
…が、宋太傅を陥れるといういたずらだなんて、それでいいのでしょうか。一応黄組のチームワークは強まって、桑祈が仲間として認識されるようになったのはいいことなのかもしれません。でも桑羽が望んでいたのはそれなのかなぁと、まだ心配は尽きません。

そんな心配をよそに、晏雲之と桑祈の想いがようやく伝わることになりましたが、イチャイチャしすぎてお堅い司業が完全にキャラ崩壊してしまった感はあります。二人の幸せに卓文遠と蘇解語がせっせと水を差すという構図が完成していますが、蘇解語の諦めの悪さにはイラッとしますね!ぜひとも蘇解語と宋佳音でガチの対決を開催して、ボロボロになるまでキャットファイトしてほしいものです。卓文遠はきっとこの先闇落ちして自滅するような気がしてなりませんが、なんとか早いうちに引き返してほしいですね。

全30話なので、今回が折り返し地点となります。晏雲之が国子監を去った今、謀略を解決してまた戻ってくることになるのか、それとも国子監での学園生活はもう終わりになってしまうのでしょうか。学園ものお約束の球技大会とか、まだ色々やって欲しいことはあるので、シリアスに走らず最後までドタバタで突っ走って欲しいですね♪

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