国子監は花ざかり-あらすじ-16話-17話-18話-感想付きネタバレでありで!

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国子監では宋家の農園を使った農業実習が行われますが、実はそれは、晏雲之が実習に隠れて宋家での御禁制作物栽培を暴くための隠密捜査でした。魏家は流刑となり護送中に口封じされると見て、晏雲之は護衛のため、国子監をわざと罷免されることに。

まだ半分過ぎてちょっとのところですが、なんと国子監に卒業式シーズンが!科挙に合格すると国子監は卒業となってしまうようです。全員卒業はできるのか、それとも誰か留年してしまうのでしょうか?そして桑祈の秘めた恋は公表されるのでしょうか…

【国子監は花ざかり〜ロマンスは最高学府で〜】(ネタバレあり)

第16話「流刑の裏に潜む罠」

晏雲之が荊州行きで清玄君を待っていたところ、馬車でやってきたのは蘇解語だったため困惑する。桑祈は蘇解語から「雲之と遠出」と言われたことが気になるが、大局を見るのが先決だと考える。しかし桑羽は宋家と関わりがなく、なぜ西昭の毒で狙われることになったのかがわからない。
蘇解語は晏雲之の母に気に入られているのですね。桑祈が糖藕を食べてるのが笑えます

宋落天が横柄な態度で問題を起こしていたが、犬猿の仲の桑祈でも構わないほど今の宋落天は話し相手を求めていた。宋落天は流刑となる魏展鴻の身を案じ、役人に金を握らせて厚遇を頼んだが、宋太傅は魏家と手を切り、宋落天は板挟みになっていた。宋落天が酔った勢いで「下し薬を盛った」と白状したことで、実際に毒薬を盛った魏展鴻こそが西昭と関係があるとわかり、桑祈は晏雲之がはめられたことに気付く。
宋落天は性格がジャイアンなだけで、根は悪い子ではないのですよね~

桑祈は晏雲之を助けるために荊州へ向かおうとするが、卓文遠が止めようとして振り切られたため、卓文遠も荊州へ向かう。浅酒率いる刺客団が魏親子を襲うが、そこに晏雲之と白時が駆け付け、魏親子を逃がそうとする。しかし魏殿が隠し持っていた短剣で晏雲之を刺そうとして、駆けつけた桑祈が短剣を矢で弾き飛ばす。
緊迫した場面ですが、蘇解語は追い返されたのかどうなったのかちょっと気になります

浅酒が桑祈に刃を向けたため、晏雲之は咄嗟に守って刺されるが、卓文遠が桑祈を守るため浅酒の邪魔をすることに。そこに厳三郎の配下の援軍が駆け付け、魏殿らは浅酒と共に逃亡を図る。桑祈は魏親子を追うが、魏殿は桑祈が追いつく前に殺され、その肩には西昭の文身が。魏展鴻を連れた浅酒たちは崖に追い詰められ、そこに卓文遠が京兆府の捕吏と現れる。魏展鴻は崖から飛び降り、卓文遠が浅酒を助けて捕吏を全滅させる。
崖落ちで遺体が発見されないと生存の法則なので、きっと彼は生きていることでしょう

桑祈は晏雲之の元へ戻り、卓文遠を待たずに汴京に戻ることに。卓文遠は魏展鴻の生存を切り捨て、浅酒は晏雲之にとどめを刺すよう人を配置していた。桑祈と晏雲之は西昭の刺客に襲われ、馬に逃げられたため白時に助けを呼ばせる。二人きりになったことで、桑祈は晏雲之に聞きたかった兄と西昭の関係について問う。桑羽は生前深刻そうに「少しの手違いが運命を変えた」と漏らし、翌日目の前で亡くなったのだという。死の直後に持ち物を燃やすように指示があり、国子監に桑羽がいた痕跡を何者かが消そうとしていることから、桑羽は知ってはならない秘密を知って殺されたのに、病死とされてきたのだ。
桑羽の痕跡を消す意図がよくわかりませんが、今後明らかになるでしょうか

桑羽の死を迷宮入りにさせまいと、晏雲之は国子監の司業となり、厳三郎の力を借りて桑羽のような死に方をした者を調べてきた中で、桑祈が入学した頃の事件の捜査でようやく西昭とのつながりを発見したのだった。晏雲之が悪化していく中、ようやく白時が医師と馬車を連れて到着する。
晏雲之もここまでくるのになかなか大変だったのですね…

厳三郎は皇帝に「魏運通(魏殿)の肩には西昭の文身、魏展鴻は行方不明、現場の痕跡は消され、黒幕は不明」と報告し、晏雲之が重傷を負ったと聞いた皇帝は愕然とする。しかしその頃晏雲之は黄組に差し入れに訪れる。晏雲之と桑祈がこっそり後で会うのを約束しているのを聞いた卓文遠は、二人が会うのをわざと邪魔する。
重傷のはずが、ルンルンで国子監に差し入れしているのを皇帝が知ったら怒りそう

晏雲之は太尉府を訪問し桑巍に桑祈との婚姻の許しを求める。さまざまに懸念を示す桑巍だが、晏雲之の低姿勢を見て本気だと察し、桑祈が晏雲之に攫われそうだと恐れる。一方で、晏雲之は父の晏丞相から「陳留県の県丞に推薦しておいたからすぐ赴任せよ」と言い渡される。職の次は縁談だと察した晏雲之は、とっさに「鶴を娶ります」と言い返す。
親に望まぬ縁談を押し付けられた男たちによる「鶴女房団」が結成されそうですね♪

陳留県赴任の話はすぐに国子監の生徒にも伝わり、桑祈の耳にも入る。晏雲之に釈褐礼(初仕官の祝いの儀式)を主催してほしかったと生徒たちは失望し、そこで閻琰が「小試験で手を抜いて、司業なしでは学力が落ちると思わせよう」と提案する。しかし協力を求められた卓文遠は、「晏雲之がいないと何が困る?」と引き留めに否定的。
小試験で手を抜こうという案は、今自分がラクをしたいだけなのではという疑惑が…

小試験で酷い内容の答案が提出され、馮博士は激怒する。それで喜ぶ桑祈に、卓文遠は「司業が必要か?」と問うが、桑祈は「皆が必要としている」とはぐらかす。陳留行きを知らされなかった不安を抱いて衣冠塚に参拝すると、偶然晏雲之に出会い、桑祈は不満をぶつけてしまう。士官は求婚のためだとしながらも、晏雲之は赴任の可否を桑祈の意志に委ねることに。すると桑祈は「ちょっと消えて」と答える…
桑祈に決めさせるというのは桑祈を大事にしているようでいて、ちょっと卑怯かも

第17話「司業、復職の条件」

桑祈が「消えて」と言ったのは蜥蜴に対してで、晏雲之には「残って欲しい」と答える。互いに同じ思いを抱いていることを確かめ、二人は強く抱きしめ合う…
蜥蜴でボケるとか、そのギャグ要ります?

博士たちはあまりの小試験の出来の悪さに、晏雲之不在の影響の大きさを実感する。さらに国子監の生徒たちは晏雲之の司業復職を求め署名運動を行い、署名が上奏されたため、皇帝は免職の首謀者である宋太傅の意見を求め、その意見を容れて「今年の科挙の合格者数を晏雲之復職の目安とする」と決定する。
科挙で合格したら、晏雲之のいる国子監は卒業してしまうという、痛しかゆしですね

国子監に晏雲之が戻ったものの、復職の条件は「科挙の今年の合格者が過去より多いこと」だという。晏雲之は国子監全体の問題だと喝を入れ、四組を合わせて学課を行うと宣言する。しかし卓文遠が桑祈にかまっているのが気に入らない晏雲之は、個別指導の名目で桑祈を引き離そうとして男二人は火花を散らす。桑祈は今後の女子の学びを背負う立場のため、今は試験に集中し、試験が終わったら桑祈から二人の関係を公表するつもりだった。
桑祈も科挙を受験するのですね!合格したら仕官はどうなるのでしょうか?

厳三郎によると、魏家と西昭の関係は深く、肩に文身を入れるほど長年の間者だったとわかる。桑祈の毒の件は魏展鴻が関わっていたことから、魏殿護送の護衛中の晏雲之を殺すことで、真実を闇に葬るとともに晏雲之を西昭の仲間と思わせるのが目的だったのではとみられた。厳三郎は晏雲之を以前に比べ慎重になったと非難するが、守るものができた晏雲之は厳三郎を笑って茶化すのだった。
晏雲之を西昭の仲間と思わせて晏家を失脚させ、得をするのは宋家、でしょうか

久々に浅酒の元を訪れた卓文遠は、晏雲之の手強さを実感し、当面は晏雲之も自分も身動きが取れないため慎重にと考えていた。桑祈のため卓文遠がたびたび任務を邪魔することで、浅酒に釘を刺されるが、「桑祈への手出しは許さぬ」と本気で言い返す。
卓文遠は浅酒の扱いが雑ですよね…女心をそんな風に扱ったら痛い目みますよ

国子監に新しい規則が貼りだされるが、その内容は「学習時間を前後に二時延長」「毎日博士が小試験を用意」などの厳しいもので、生徒たちは酷すぎると嘆く。晏雲之はじめ博士たちは、真摯に孔子像へ祈りを捧げ合格を祈る。
生徒たちはまだ甘い!合格祈願は学問の神様・文昌帝君ではなく孔子なのですね

科挙を目前に控え、国子監では学問や訓練に厳しく追い込みをかけていた。晏雲之は桑祈の本番用に硯箱を贈り、学業の理想と目指すべきものを語る。しかし宋太傅が「女子である桑祈には受験を認められない」と奏上する。晏雲之は「桑祈が受験すれば女子が学ぶ励みになり、国の栄えとなる」と反論し、桑巍も「桑祈の努力は功名のためにあらずも受験させたい」と、桑羽の遺志だと訴えたため、皇帝は桑祈の受験を認めることに。
受験直前になって、宋太傅も器の小さいことをしますね…

桑祈が桑羽の肖像画に明日の受験を前に思いを語っているのを見た桑巍は、兄の遺志を引き継ごうという娘を微笑ましく思う。そこに卓文遠が来訪し、桑祈に贈る硯箱を蓮翩に託していく。しかし桑祈は晏雲之からの硯箱に夢中で、卓文遠の贈り物には目もくれない。
卓文遠の気持ちを考えるとあまりに切ないですね~

科挙当日。試験会場の貢院入り口で、桑祈は桑巍に励まされ、閻琰は蓮翩に見送られる。激励に来た晏雲之に桑祈が示した水差しを見て、卓文遠は自分が贈った硯箱が使われなかったことを悟り、「必ず主席合格して君に実力を示す」と宣言する。そして夜を徹して行われる科挙に受験生たちは真剣に取り組むが、宋落天だけはあくびを繰り返していた。
桑祈の無邪気さで卓文遠の心が折れなくてよかったです。宋落天は大丈夫?

やがて貢院の扉が開き、真っ先に卓文遠が試験場から退出してくるが、できばえを聞かれて「いつも通り」と答える。閻琰は「やり尽くした」と手ごたえを語るが、桑祈の姿が見えない。晏雲之が様子を見に行くと、桑祈は元気のない様子で出てくる…
閻琰のやる気満々がむしろ不安ですね♪

第18話「さよなら学生生活」

桑祈は解答用紙を提出した瞬間、頭も体も空っぽになってしまったのだ。晏雲之に「試験はこれで終わりだが、二人の未来は始まったばかり」と言われ、桑祈にようやく微笑みが戻る。晏雲之が遊びに連れて行くというので、打ち上げに慶豊楼に繰り出すことに。
今回の試験は「会試」と言っていたので、最終試験の「殿試」が残っている?

慶豊楼では一行を張氏と浅酒が出迎えるが、なぜか馮博士は張氏からこそこそ隠れようとする。実は馮博士は張氏から「馮の若様」と呼ばれる間柄だとわかり、生徒たちは馮博士をからかう。楼の女たちが晏雲之の意中の女子を教えてくれと問い詰めるので、晏雲之は皆の前で意中の女子は桑祈だと発表する。皆は祝福するが、卓文遠は失恋に憮然とする。
馮博士も昔は悪ガキだったのでしょうか、二人をすんなり祝福するなど意外な一面が

桑祈は晏雲之に送られて帰宅するが、蓮翩の発案でもうしばらく過ごすことに。二人は幸せいっぱいだが、桑祈は女子初の官僚になりたいと夢を膨らませ、晏雲之はそれを応援すると言い、釈褐礼が終わったら桑家に求婚に行くと約束する。
白時と蓮翩の覗き見がかわいいですよね♪

合格発表の日、卓文遠と閻琰は桑家に迎えに行くが、桑祈はなかなか出て来ず結果を見るのを恐れていたが、ようやく心を決めて立ち上がる。卓文遠は主席で、閻琰は三甲20位でぎりぎり合格していた。晏雲之も桑巍も桑祈の結果を待っていたが、二甲18位で合格しており喜びに沸く。しかしこれからが人々に学びの機会をもたらす道の始まりなのだ。
占いマニアの孟竹も合格していましたが、宋落天の名前が…?

街では桑祈の合格の話が持ち切りで、桑祈は卓文遠に連れ出され一息つく。そこで卓文遠から「司業との関係」を聞かれ、上機嫌で両思いだと答える。桑祈は宋佳音とぶつかるが、彼女も張り合って国子監入学を目指し勉強を始めていた。まだ晏雲之の正室の座を諦めていない様子に、卓文遠は苛立って思わず言い返す。桑祈の眼中に全く自分がいない様子に、卓文遠は辺境にいた頃、盗賊に絡まれて桑祈に助けられたことを思い出す。
卓文遠は宋佳音の思い込みを見て、自分も彼女と同じだとは感じないのでしょうか

国子監が過去最高の成績を収めたことで皇帝は晏雲之を賞賛する。晏雲之は国子監の女子入学枠の拡大を上奏し、宋太傅に反対されるが、皇帝は「考慮に値する」と答える。そして釈褐礼の日が訪れ、合格者は官服を身にまとって国子監を卒業することに。晏雲之に「道を踏み外すな」と声をかけられた卓文遠は、「欲するものが手に入らないなら外れた道を歩き続けます」と火花を散らす。桑祈は晏雲之と共にこれからの道を歩むと誓う。
宋落天は不合格だったのに、よく宋太傅は大きな顔ができますね~

国子監の門を出て、桑祈はこれまでの学び舎の日々を思い出す。明日からは屋敷の奥に逆戻りだと嘆く桑祈に、卓文遠は「見せたいものがある」と誘いをかけるが、もう二人では会えないと断られる。しかし卓文遠に粘られ、郊外に出かけ「必ず喜ぶ」と見せられたのは、桑祈のかつての愛馬・瑞雪と、愛用していた弓だった。喜んだ桑祈は一緒に狩りに出かけてしまう。卓文遠は誰もいない山の中へ進み、これまでの孤独な日々の中で桑祈だけを守って生きてきたことを語り、「君が好きだ」と想いを伝えようとする…
山中での告白を断ったら、色々まずい展開になってしまいそうですね…

16~18話の感想

桑祈、祝!合格&卒業!! よかったですよね~。これで宋落天が合格して桑祈が落第していたら、晏雲之の上奏が完全に宋太傅につぶされていたでしょうから、多くの女子のためにも良かった!そして閻琰もやればできる子だと証明できて本当に良かったです。今後蓮翩との難易度の高い婚姻を親に認めさせるためにも、一発合格は大事ですよね。それにしても宋落天の不合格は、本人のためにはかわいそうではありますが、宋太傅が恥をかいて終わった格好なのでそれも仕方ないかな、という結果でしょうか。
これで宋佳音と蘇解語が二人とも国子監に入学なんてことになったら、桑祈を巾着であしらっていた時期なんていい思い出だったと言えるくらいの、鬱陶しい日々が晏雲之に訪れることになるでしょう。ちょっと見てみたいですけどね♪

しかし蓮翩と閻琰については心配して見守っているのですが、実現するためには桑家の養女にして桑家から嫁がせるみたいな形になるのでしょうか。ここまできたらちゃんと正妻として二人が結ばれて欲しいですよね。閻琰が親の反対を押し切って、蓮翩を守り通すことができるのか、考えるだけで不安しかありません。

そして、主要メンバーが早々に卒業して、学園ものの看板を下ろすことになってしまったので、残り半分は西昭の謀略を追うサスペンスものになってしまうのでしょうか。きっと魏展鴻が生きていて、終盤をひっくり返すことになるのだろうと信じ、国子監卒業とともにコメディ要素も卒業などということにならないように祈りたいと思います。

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