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クルミットです♪
草原に来た長歌は生きることに鷹師の幕僚になりました。
楽嫣は雲州で一息つ来ました。
さて二人はこれからどうなるのでしょうか?
では 19話から紹介していきますのでお付き合いください♪
【長歌行】(ネタバレあり)
「19話 2つの刺繍」
弥弥が穆金を見にくると足の裏に釘を刺したせいで熱を出していました。弥弥は穆金を懸命に看病します。弥弥が心配していると目が覚めた穆金は草原の男はすぐには死なないと強がります。二人は微笑みました。
穆金は弥弥を連れて雲州に買い出しに行きたいと隼に申し入れました。長歌は財布にうさぎの刺繍をしてお金も入れて弥弥に持たせる事にした。そして中秋節になると月餅を食べる話を聞かせた。
女将は楽嫣の織った布を批判した。叱られると思った楽嫣にもう売り物になるよと言ってくれた。そこへ在庫が余ったと言う報告がきた。困った女将に楽嫣は布を市場で売ろうと言いました。
晧都は楽嫣が雲州を離れたと思い探しに行きました。途中の宿で叔玉に会うと監察御史に封じると言う、陛下の命令を伝えた。楽嫣を探したいと言う叔玉に長安に戻れと晧都は強く言うのだった。叔玉は楽嫣を晧都に託して戻る事にしていた。同じ宿にいた商人たちが手巾を見て話していた。話を聞いていた晧都は楽嫣のことだと気付いた。雲州の布屋にいた娘が作ったと教えてくれた。晧都は雲州にとって返した。
柴女将は織子たちに辺境で戦が続くので中原に戻りたい者は隊伍と一緒に南下できると朝廷から知らせが来たと言った。女将はここはお前達の故郷だからいつでも帰れるから安心しなさいと話した。女将は楽嫣にここに残っても養えると言うのですが楽嫣は洛陽に行くと言った。そして楽嫣も街へ布を売りに行った。
穆金と弥弥は中原人の服装で雲州に行った。街の賑わいを楽しむ二人。楽嫣が売る布を
見たていたが楽嫣の家族にもと言う言葉に機嫌を損ねた弥弥は布を買わずに行ってしまった。しばらくして弥弥は長歌からもらった財布を落とした事に気づいた。探しに戻った弥弥は楽嫣が財布を持っているのを見た。
楽嫣ことを知らない弥弥ですから楽嫣が持っている長歌の財布を自分が落としたものと思い込んでしまいました。
弥弥は楽嫣を泥棒と決めつけ楽嫣から財布を取り返した。穆金が財布を見つけたと言って弥弥に見せた。そっくりな財布が二つ、どちらも長歌が作ったものでした。楽嫣を探したが見つからない。長歌に聞くしかないかと・・・二人は帰ろうとしたが城門が閉まる時間になってしまった。
お金は置いていったので楽嫣は女将に布を売った代金を支払った。そして洛陽に行くと告げました。女将に会えたことに感謝しもう一人でも大丈夫と言うのだった。
女将は給金を支払いました。そして女将はみんなにしっかり生きるように言うのだった。
それから女将は楽嫣を城門まで見送った。
隼は中原では中秋節に月餅を食べるが作らせようかと言うと長歌はいらない、家と家族がいてこそ中秋節だと言うのだった。立ち去ろうとする長歌に隼は先日見た蛍のように美しく光る石を送るのだった。そして草原でも家族の団欒はあると・・・
雲州の街で過ごす事になった穆金は弥弥に月餅を差し出した。二人は月餅を分け合うのだった。奴隷だった穆金は子供の時に隼に助けられて鷹師で暮らすようになった。鷹師はいいところだ。いつか弥弥の故郷のにもなって欲しいと言った。
中秋節は家族を思う日なのですね。
砦に戻った弥弥は長歌に二つの財布を見せて雲州の出来事を話した。長歌は楽嫣だと思って飛び出していった。
隼は涇州を落とした直ちに合流せよと言う可汗の命令を受けた。穆金に長歌に知らせるなと言って隼は出陣した。
「20話 渭水の賭け」
雲州に楽嫣を探しに戻ってきた晧都は 西郊織坊に行きました。楽嫣が居るかと言うと女将は知らないと言います。晧都は官府の令牌をみせ楽嫣は殿下の娘で永安公主だと告げた。女将や織り子達は本当に公主だったのかと驚きました。しかし、楽嫣はすでに洛陽に向かったと言いました。晧都はすぐに探しに行くのだった。
長歌も楽嫣を探しにきました。晧都が駆けていくのを見ましたが楽嫣を探しに西郊織坊に行きました。女将は楽嫣が公主だと知ったことを話し、洛陽へ向かったことを教えてくれました。長歌が持っていた財布を見て楽嫣がその財布をなくして悲しんでいたと話してくれました。
長歌が鷹師の砦に戻ると皆んながいない・・何があったのかと探すと隼のテントに穆金がいた。何があったか聞こうとするが穆金は教えてくれない。可汗からの伝令を見つけ天偈軍が負けたこと長安が危ないことを知り出て行った。
長安では陛下に呼ばれて尉遅敬徳がきた。李世民は房玄齢、杜如晦、魏徴と尉遅将軍でこの度の延利可汗の狙いを協議した。杜如晦は長安が狙いだと・・そうはさせられないので尉遅将軍を涇州へ行かせる事にした。世民は阿詩勒部との戦いを避けたいと思っていた。辺境の民を南下させたが戦火は民に大きな負担になるのを心配していた。
楽嫣は人々と共に南下していた。休んでパンを食べようとすると以前財布を擦った男の子にまた取られてしまった。楽嫣はまた別の男にもパンを取られた。するとさっきの男の子が取り返してくれた。男の子は親はいないと・・・
長歌は涇州に向かう鷹師に見つかり隼のところに連れてこられた。長歌が唐にしらせに行くことが分かっている隼は部下の蘇伊舎に長歌を見張るように言った。しかし、長歌は途中で蘇伊舎から逃げてしまった。
長安に延利可汗の使者が来た。世民は捕らえよと指示した。
阿詩勒部は渭水まできた。すぐに攻めろと言う中、可汗に使者が捕らえられたとの知らせが入った。可汗は隼に意見を聞き罠かもしれないと思いここで宿営をはる事にした。可汗は夜襲をかける事にして小可汗渉爾と隼に出撃を命じた。隼は長歌が逃げたとを聞かされた。
逃げ出した長歌は世民の部下の方義が馬車の脇にいるのを見た。馬車の中は世民・・
唐の陣営に潜り込んだ長歌は世民に見つかってしまった。長歌が死んだと聞かされていたのに生きていたとは・・・長歌をどれだけ探していたか・・・朔州で民を救い犠牲になったと思っていたのに・・長歌は世民に辺境の地のことなど考えてもいないと言うと・・唐の民のことを忘れるわけがないと。しかし、建国間もない唐には力が無く、そこを狙ってきた阿詩勒部に勝つことは難しい。長安を空にして大軍がいるように見せている状況を知った長歌だった。そこに夜襲の知らせを持って方義と叔玉が入ってきた。叔玉は長歌を見た。生きていたのか・・兵の士気を高めるために世民は自ら迎え撃つと行って出て行った。その様子を眺める長歌・・・唐軍の士気の凄まじさと世民の決意に阿詩勒部は立ち止まるのだった。
戦いは漫画になりました。漫画の世民、なかなかです。
叔玉を振り切り長歌は唐陣営を後にした。
「21話 勇士の矢」
世民は可汗に友好を築きたければ明日の朝渭水にかかる橋の上に来いと言い残して去った。
陣営に戻った世民に叔玉は長歌が北岸に行ったと告げた。生きていれはそれでいい・・・
杜如晦、房玄齢、魏徴は世民を諌めますが無事戻ったことを喜びます。しかし明日が問題だと言うのです。
長歌を見つけた隼はテントに連れ帰った。ここから一歩も出るなと言う隼、本当は戦いたくないのに・・そこへ可汗と渉爾がきた。可汗は明日、世民と盟約を結ぶ事になった。北岸に弓に長けたものを伏せて置き、そして杯を交わす時世民を射殺せと言った。二人が帰ると隠れて聞いていた長歌が隼を責めます。鷹師が加わらなくても他の者がやりに行くと・・・
去ろうとする長歌を捕まえお前の命は俺のものだと言って軟禁するように言いつけた。
楽嫣が休んでいると男の子が来た。火を起こし採ってきたキノコや魚を焼き始めた。楽嫣が名前を聞くと五と呼べと言う。親もいなしし友達もいなくなった。二人が話していると前にパンを取った男が仕返しに来た。なんとか逃げて二人は眠るのだった。朝になるともう周りにいた人々は出立して誰もいない。しかし、小五が熱を出している事に気づいた楽嫣は抱きかかえて寝かせた。
世民は用意をして杜如晦と魏徴に後を頼んで出かけていった。阿詩勒部も渭水に向かった。長歌は縄を切り馬に跨った。
渭水の橋の上には盟約の準備ができていた。世民と延利可汗は橋へ進んだ。唐に捕らえられていた使者が返された。隠れて暗殺の準備をしていた隼に長歌が逃げたと知らせが来た。
隼は長歌を探しに・・・
世民と可汗が酒を飲み交わそうとした時、世民の持っていた杯が射落とされた。橋の上は騒然となった。唐の兵が駆けつけ世民を守り可汗を捉えようとした。可汗は陰謀だと叫び弁明をするのだった。本当に殺すならこんなやり方はしないと・・・和議を続けたいなら兵を90里引けと言う声に可汗は残り使者を伝令として兵を遠ざけさせた。
隼は狼師の兵が先走って矢を射たとして捕まった兵を見た。
それはなんと長歌だったのです。
撤退していた阿詩勒部を止めた細苾咄はこのまま引き返し攻撃しようと言い出しました。
使者は可汗は唐に囚われているこれは造反だと言い争いのなった。渉爾は様子を見ていた。静観していた隼が細苾咄を射抜いた。可汗は撤退を命じた、鷹師は命に従うと言った。
可汗は戻って行った。世民は射られた矢を抜いて眺めていた。手に持っていた杯を射抜くとは見事だ。もし唐のためにやったのなら、なんとしても救い出す。
もしかしたら・・・長歌・・・世民にはわかったようです。
戻った可汗は先走って矢を放った兵を連れてこさせた。隼と渉爾も呼ばれた。兵は狼師の服を着ていた。長歌は懸命に弁解します。渉爾は狼師の頭・・・隼は・・・そこへ使者が細苾咄の造反を報告した。可汗は渉爾を責めた。隼が矢を射らなければ造反したのか・・・可汗は隼をねぎらい褒美を与えるといった。隼は世民を殺そうとしたのだから長歌を許して欲しいと言った。可汗が承諾し長歌は狼師の兵に連れて行かれた。隼が部下達と長歌を助けると話しているところに来た渉爾はあいつが何者か突き止めると言い置いて帰って行った。
もちろん渉爾も可汗も兵が長歌だとは知りません。
楽嫣は小五が目覚めるまで待った。楽嫣は小五を弟と呼んで二人は出かけた。
世民は矢を眺めたいた。射た者は仕損じたのか助けたのか・・・杜如晦は偶然はない仕組まれた事だと言い、魏徴は叔玉から長歌が北岸に行ったと聞いたと。
やはり長歌が・・・矢を射たのか・・・
19ー21話の感想
楽嫣は西郊織坊で柴女将や織子達と過ごすことで庶民の生活が理解できたことでしょう。楽嫣の優しさが素敵ですね。そして一人で洛陽に行こうと決心しました。小五と道連れになりましたが支え合っていけるといいのですが・・・晧都はやっと楽嫣の行き先を掴みました。
早く見つけ出して欲しいものです。
世民が長歌が生きていたことを知りました。長歌にとっては親の仇・・・しかし長歌も国の為、民の為に生きることが使命だと思うようになっています。皇帝となった世民の考えもわかるようになってきました。親の仇は私怨となるのでしょうか?
「渭水の盟」は歴史に残る突厥軍との戦いです。
隼は阿詩勒部の一員として戦わなければなりません。常に冷静な隼ですが長歌を失いたくない気持ちが伝わります。
長歌は可汗の計略を知って世民を助ける方法を考えました。とは言え腕がなければ思い通りになりません。隼が射っていたら、どうなっていたか?(歴史にもしもはありませんね。)
渉爾に捕らえられた長歌のこの後が心配です。隼はどうやって助けるのでしょうか?