【らんまん】最終回ネタバレと感想
朝ドラ【らんまん】最終週・最終回(第130回)が2023年9月29日(金曜)に放送されました。
ついに本編の最終回、フィナーレ!万太郎と寿恵子の夢だった植物図鑑が完成!そしてスエコザサと妻の名前を刻みます。寿恵子への感謝と永遠の愛を誓って…。
最終回放送後、史実と違う結末に視聴者涙!感謝の声も多数で…。
今回は【らんまん】最終回のあらすじネタバレ・感想・出演者コメント・事前レビュー・出演者/スタッフについて。
【らんまん】の動画は
で!
*本ページの情報は2023年9月時点のものです。最新の配信状況はU-NEXTサイトにてご確認ください。
【らんまん】最終回ネタバレ
【らんまん】最終回のあらすじネタバレです。
万太郎(神木隆之介)は北海道での講演の帰り、東北帝国大学の招きを受けて、仙台に立ち寄っていた。そこで新しい植物に出会う…。
竹雄と綾の新酒「輝峰」
翌年の4月、竹雄()と綾(佐久間由衣)が沼津から新酒を持って槙野家にやってくる。新種の名前は「輝峰(きほう)」。綾は「今日も生きて暮らしていく、そういう人の営みとともにある名前にしたかった」という。
寿恵子(浜辺美波)、虎鉄(濱田龍臣)、千歳(遠藤さくら)、千鶴(本田望結)ら家族みんなで綾と竹雄の酒を味わいながら、楽しい時間を過ごす。
寿恵子は「まるで晴れた空のような」と表現。下戸(げこ)の万太郎も初めてお酒を美味しく感じ、「新しい酒、ホンマにおめでとう」と祝福した。
みんなが口をそろえて、おいしいおいしいと言ってくれて…綾は 「ありがとう…うれしい…ありがとう…」 と感極まり、涙がこぼれそうになる。
万太郎の図鑑は完成間近。だが、新種の笹を加えるつもりだ。万太郎は「光によう映える。葉の表面には白い毛が生えちゅうけんど、その細い毛が光に透けてきれいじゃった」と竹雄に説明した。
史実とは違うスエコザサの命名
そして季節はセミが鳴く夏に――。「日本植物図鑑」がついに完成。自宅の縁側で万太郎がページをめくり、寿恵子に見せていく。
冒頭の槙野万太郎のメッセージには、池田蘭光、里中、野田、田邊、大窪、波多野、藤丸、丈之助、虎鉄、野宮…への謝辞があった。また、家族や関わった人々の名前、園子の名もあった。
寿恵子が好きだと言っていた牡丹、園ちゃんが庭で見つけたヒメスミレなど、3206種もの植物を載せていた。
寿恵子は「らんまんですね」と微笑む。
万太郎も「らんまんじゃ」と告げる。
図鑑の最後のページを飾ったのは「スエコザサ」。万太郎が見つけた新種のササに寿恵子の名を刻んだ。寿恵子への感謝と永遠の愛を誓って…
寿恵子「『スエコザサ』…私の名前…?」
万太郎 「学名は『ササ スエコアーナ マキノ』 …寿恵ちゃんの名前じゃ」
寿恵子「じゃあ、私、万ちゃんと永久に一緒にいれるんですね」
万太郎「寿恵ちゃん、わしを信じてくれて、ありがとう。寿恵ちゃんは、いつじゃち、わしを照らしてくれた。寿恵ちゃんがわしの命そのものじゃ」
寿恵子「万ちゃんこそ、私のおひさまでした。でも約束ね。私がいなくなったら、いつまでも泣いてちゃダメですからね。万太郎さんと草花だけ。草花にまた会いに行ってね。そしたら、私もそこにいますから。草花と一緒に私も待ってますから」
万太郎は涙を流す寿恵子を抱きしめて「愛しちゅう…。愛しちゅう…。寿恵ちゃん、わしら、ずっと一緒じゃ」と涙ながらに告げる。
最終回結末
万太郎は植物採集へ。仲間たちに「博士、これは何ですか」と次々と尋ねられている。
すると、若い寿恵子の姿があった。
寿恵子「万太郎さん、この子はだあれ?ねえ、日本中の植物、本当にこれで全部かしら?」
万太郎「確かめに行かんと」
寿恵子「じゃあ、まだまだ探しに行かないとね!」
万太郎「うん。寿恵ちゃん、草花が待ちゆうき!」
万太郎は「おまん、誰じゃ?」と(カメラ目線で)植物に語りかける。
万太郎の旅は続くという形で幕を閉じた…。(おわり)
*視聴者投稿のエンドカードは万太郎・寿恵子2人の写真とともに、スエコザサを紹介!
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【らんまん】最終回の感想
【らんまん】最終回の感想です。
史実と違う結末に視聴者涙!
史実と違った結末でしたが、この結末はラブレターという声や虚実のバランスを評価する人も…。
そして植物の隣りに寿恵子はいつもいた…という結末に涙する視聴者も多くいました。
史実では、牧野先生の奥様は植物図鑑の完成を待たずに亡くなってしまったけど、ドラマで「私、万ちゃんと永久に一緒にいれるんですね」って「寿恵ちゃんはわしの命そのものじゃ」って言わせることで、らんまんという作品が天国にいる牧野先生と寿衛さんへのラブレターになったと思うな
— Mia🐰🎋 (@aaa88421046)
素晴らしかった。毎日よかった。関わった皆様に拍手したい。らんまんでした。道端の草花を見たときの心持ちも豊かになりました。史実通りのこともそうでないこともふまえた、出来事の軽重のバランスも快く、きもちがよかった。よし今日も頑張ろう。
— せん (@lbg0o)
史実通りなら、寿恵ちゃんが亡くなってから万太郎は40年近く1人で寂しかっただろうなって思ったけど、今日の回で寿恵ちゃんはいつも万太郎の隣に居たんだって思って涙😭
— いるか🐬 (@iruka212)
史実では、図鑑は間に合わなかったし、スエコザサは亡くなった妻のために名付けたのですが…。
ドラマでは図鑑を妻の命の期限に間に合わせ、その最終ページには最愛の妻の名前がありました。
これで永久に2人は一緒と語る場面。泣けちゃいますね。
史実では違ったのかもしれません。キレイごとと言う人もいるでしょう。
でも、思いの詰まった素晴らしいラストだったと思います。
主題歌「愛の花」に反響
最終回でフルでかかっていた、あいみょんが歌う主題歌「愛の花」にも反響が…
主題歌が語ってくれる😢
万ちゃん、寿恵ちゃん。
植物が語ってくれる。
ふたりの冒険。
まだまだ続く。— iy-おてむん💐@明日はきっと晴れやな💐 (@iyu_otemun77)
朝ドラ「らんまん」主題歌の歌詞ですべて回収、すごい仕掛けやった。あまた登場人物「ガヤ扱い」なく、主人公との血の通った関わり。実年齢は若い二人の加齢した肌のメイクに驚いてたけど、最後の演出を生かす為だったのかな。何から何まで細やかに繋がっててお見事やったぁ。
— 池田美樹 (@gogomikitty)
「愛の花」を作詞作曲もしたあいみょんさんは、寿恵子をイメージして同曲を作ったことを、『あさイチ』(NHK、月-金:朝8時15分~)への出演時に明かしています。
“私は決して今を 今を憎んではいない”という部分に関して、あいみょんさんは「きっと苦労はあっただろうし、大変だった。本当は憎みたかったかもしれない、けど『憎んでいないよ』って言えるような懐の広さと深さがあった人なのかなとも思います」とコメント。
そして最終回を終えて、新たに解釈できそうな部分もありました…。最終回で寿恵子は今後も草花に会いに行ってほしい、なぜなら「草花と一緒に私も待ってますから」と万太郎に告げます。
ということは、“緑ゆれてる 貴方の声が聴こえた気がする”の部分の「緑」って草花のことで、植物に逢いに来た万太郎の声が天国の寿恵子にも聞こえた…ということかも。
“空が晴れたら逢いに 逢いに来て欲しい”とうのも最終回の寿恵子の言葉を想起させますね。
寿恵子の立場からの歌だと思うと、泣けてきます。皆さんも改めて聞き入ってみてください♪
感謝の声も続々!
、植物図鑑と新しい酒の完成を見せてくれてありがとう…
万太郎と寿恵ちゃんの絆、最高の最終回だったし半年間の1日1日が本当に楽しくて、らんまんでした!!!🌸— チャーハソ (@cha_haso)
もう、余計なことは言うまい…
ありがとう、らんまん!
今を懸命に生きるすべてのものが、らんまんでありますように!お疲れ様でした!
— memejya (@memejya1)
『らんまん』という物語に「ありがとう」の感謝の声が続々と投稿されています。
偉人ではなく、ただただ植物を愛した一人の男。
そして夫の夢を自分の夢として伴走し、やりきった妻。
こう生きたいと思わせる作品になっていたと思います。
素晴らしいドラマを半年間ありがとうございました。
【らんまん】最終回│クランクアップコメント
主演・ヒロインのお二人のバトンタッチセレモニー(9月13日)時のクランクアップコメントを紹介します。
最終回後の主演・ヒロイン、出演者コメントも追記しました。
神木隆之介さんのコメント
「撮影は先日終了いたしました」「第1週から始まって、幼少期から槙野万太郎という一人の人物の人生を描いて、生きてきました。放送があと2週と少しなんだと、寂しさもありつつ、最後まで皆さんに届けられるような、皆さんの中に残る作品であったらいいなという思いが、終わりに近づくにつれて強くなっています」
最終回放送後、神木隆之介さんが自身の公式X(旧Twitter)で以下のコメントを投稿しました。
『らんまん』観て下さりありがとうございました!!この作品が皆様の心の隅にひっそりと、けれど逞しく咲いていたらいいなー。と思っています。改めまして、この作品を愛して下さった全ての方々へ感謝申し上げます。
そしてまだ昼の放送もあるので、もしよかったら見守ってやって下さい。神木隆之介
— 神木隆之介 (@kamiki_official)
高知にて「『らんまん』最終回を見る会」が行われ、神木隆之介さんも以下のコメントを残しています↓
「撮影当初は、土佐弁が高知の皆様に受け入れてもらえるのかが不安でした。昨年のクランクイン時に皆様がようこそと拍手で迎えてくださったのが、温かくうれしくてがんばって来られました。無事に放送が終わって、皆様に支えられたと改めて思っています。
『らんまん』が心の中に花が咲くような作品になっていたらうれしいです。放送が終わったあとも育つ作品だと思うので、引き続き水やりしてください。本日は楽しい時間を過ごすことができました。ありがとうございました」
浜辺美波さんのコメント
「ちょうど放送されている回では、女将として生き生きと、万太郎とは別の生活も始まっています。子供たちも大きくなってきて、ここから終盤に向けて寿恵子もまた歩みを進めていくところです。終わったら、皆様に寂しいと思ってもらえるような、そんな物語になっていけばいいなと、毎日放送を楽しみに見ております」
最終回放送後、浜辺美波さんが自身の公式X(旧Twitter)で以下のコメントを投稿しました。
『らんまん』最後までご視聴いただきありがとうございました!🦫
長田さんが描く世界の中で、神木隆之介さん演じる万太郎さんと、寿恵子として大冒険を全うすることができ、贅沢で幸せな時間でした…🦫
悩み落ち込んだ数よりも、現場で大笑いしたことのほうが何倍も多かったように思います🦫…— 浜辺美波 (@MINAMI373HAMABE)
波多野役の前原滉さんと藤丸役の前原瑞樹さんが自身の撮影終わっているのに深夜まで残ってクランクアップ立ち会ってくださいました…
私こんな幸せそうな顔するんだーって思った多幸感溢れる写真
だいすき2人😈— 浜辺美波 (@MINAMI373HAMABE)
高知での「『らんまん』最終回を見る会」にて、浜辺美波さんがコメント↓
「長期間1つの役を演じる機会はめったになく、不安ばかりでしたが、この作品に巡り会えたのが幸せでした。こんな大冒険ができたのは『らんまん』を観て支えてくださった皆様のおかげです。お世話になった高知県に恩返しできるようにがんばりたいです」
※「『らんまん』最終回を見る会」の模様は10月14日18時5分よりNHK総合・四国地方向けに放送。NHKプラスでも2週間配信する予定です。
佐久間由衣さんのコメント
半年間、そして最後までご視聴いただきありがとうございました✌️✨
〈スタッフより〉— 佐久間由衣スタッフ〈公式〉 (@sakumayui310)
佐久間由衣さんは万太郎の姉・綾を演じました。朝ドラ『ひよっこ』でもカッコイイ女性を演じていたのですが、本作もカッコイイです。女子(おなご)は汚れていると言われて、酒造りを諦めていたところから峰屋の当主を継ぐ展開は熱かったですよ。願わくば沼津での酒造りの奮闘記も見たかったところですが、スピンオフの候補でしょうか。
志尊淳さんのコメント
見届けてくださりありがとうございました。
この日々に、支えてくださり応援してくださった皆様には感謝の気持ちでいっぱいです。
この作品に、この作品でご一緒したスタッフキャストの皆様に出会えて幸せでした。
りゅーお疲れ様。ありがとう。竹雄。ありがとう。
— 志尊淳 (@jun_shison0305)
志尊淳さんは万太郎のお目付け役で同志、最後は義理の兄となった竹雄役を演じました。「峰屋は若の財布じゃない」と復唱させるのは面白かったなあ。お坊ちゃまでお金に無頓着な万太郎を止めるのは大変だったと思います。
りん(安藤玉恵)の「体の半分が脚だね」に万太郎が「半分以上じゃ」と茶化したセリフも印象的。良いスタイルをいじられて、ご本人も愛されキャラだったのだなと思います。
また、「神木さんを支えるために朝ドラのオファーを受けた」という志尊さんの思いは、万太郎と竹雄の関係そのもののように感じました。お疲れ様でした。
中村蒼さんのコメント
ご視聴いただきありがとうございました🌸🌱
佑一郎さんが登場するたびにたくさんのあたたかいメッセージもありがとうございました🤗💫— 中村蒼オフィシャル (@lespros_aoi)
中村蒼さんは演じる広瀬佑一郎は万太郎の親友。名教館時代の学友。佑一郎が出ると、一気に高知編のことが思い出されます。画面も引き締まりましたよ。
およそ6年の外国留学を経て帰国した時、人種差別を目の当たりにして、「おまん、昔からいっぺんじゃち草花に優劣をつけちゃあせんかったろう?」と語っていたセリフも印象的。
万太郎は植物のように人間にも優劣をつけない価値観。雑草という名の草はない…という万太郎の価値観を改め再認識させてくれました。
渡邊良雄チーフ演出のコメント
チーフ演出を務めた渡邊良雄さんが史実とは違う最終回結末に至った経緯などに触れ、コメントしています。
「万太郎のモデルとなった牧野富太郎さんの妻・壽衛さんの名前に由来する『スエコザサ』を最終週のサブタイトルにしました。『スエコザサ』は史実として富太郎さんが壽衛さんが亡くなった後に命名したものですが、この作品では、生きている寿恵子に万太郎が命名のことを伝えるようにしました。
万太郎のことを一生懸命に支えてきた寿恵子が図鑑の完成を見ずに亡くなる…。そんな切ない話はありません。長女の園子ちゃんが亡くなった時、万太郎は図鑑を天国の園子ちゃんに届けるという話をしました。それに加えて寿恵子にも届けなくてはいけないというのでは、いくらなんでもかわいそうすぎます。そうしないことが、万太郎を支え続けた寿恵子というヒロインに対する僕らの愛情、礼儀だと思うのです。万太郎は寿恵子に『スエコザサ』のことを伝え、完成した植物図鑑を見せました。2人は互いの気持ちを伝え合いました。そのシーンには時間を割き、1話15分の半分近くの7分程度を費やしました。
万太郎の母・ヒサ(広末涼子)、祖母・タキ()が亡くなった時も、死に際の描写をしませんでした。僕らはそういう描写をしないと心に決めてこの作品を作って来たのです。誰かが亡くなるというのは悲しいことですが、そうすることで少なからず希望のようなものを感じていただけるのではないでしょうか。このドラマのテーマの一つは『継承』です。思いや情熱をつないでいくこともそうなのですが、人の死もただそれだけではなく残された人につながれていくということを描きたいと思って来ました。
槙野万太郎という人物に対してはいろいろな見方ができると思います。自分の好きなことをやるために寿恵子をはじめ周囲の人々に多くの犠牲を払わせています。そのような人物を受け入れられないという方々もいるでしょう。ドラマなので誇張している部分もあります。その誇張した部分に、人間の面白さや可能性、魅力を感じていただけたとしたら、この作品を作って来たかいがあります。僕たちは夢をあきらめることが多いです。やりたい仕事を始めてもうまくいかなくて別の仕事に移る場合もあります。仕事をしていても結婚して子供ができて断念する場合もあります。それが当然というところもあります。しかし、そうではない人がいて、そうではないがゆえに何かを成し遂げる場合もきっとあります。万太郎という人物に、人間が本来持っているポテンシャルが凝縮されていると感じていただけたのなら、うれしいです」
【補足・解説】渡邊監督は「万太郎を支え続けた寿恵子」への「愛情、礼儀」として、生きている寿恵子に図鑑を届けたと解説しています。天国の園ちゃんに加えて寿恵子のためにも、というのは確かに「かわいそう」なので、その制作意図に私は共感しました。
史実では1928年に壽衛が死去。亡き妻のために新種のササに「スエコザサ」と命名。それから12年後、1940年に「牧野日本植物図鑑」を刊行しています。
なお、本作はあくまでフィクション。ドキュメンタリー番組ではないので史実通りにする必要はありません。「こうであって欲しかった」という祈り、愛情・願いを込めたドラマオリジナルの結末だったように思います。
【らんまん】最終回の事前レビュー
【らんまん】最終回の事前レビューです。
いよいよ本編の最終回ですね。番組欄に「終」と記されてませんが、それは翌日・土曜に振り返り回を放送するからです。しかし、130話の今回が実質、最終回です。
松坂慶子・広末涼子の再登場はあるか?
竹雄(志尊淳)と綾(佐久間由衣)が槙野家へ!季節は春。春と言えば、桜です。
【らんまん】の桜と言えば・・・万太郎の祖母・タキ(松坂慶子)が万太郎と寿恵子の祝言を無事に見届けて、満開の桜に見守られながらあの世へと旅立ちました。
当時、万太郎はヤマザクラの病気を治せなかったのですが、接ぎ木しました。タキは「大きゅう育つとえいのう。楽しみじゃのう。いつかこの桜が咲き誇るがか…」とうれしそうな表情を見せて…満開の桜の木の下で幸せそうに笑い合う未来の“家族”の姿を思い浮かべ、「うん。らんまんじゃ」と目を細めていました。
そう、最終回ではこの未来の“家族”の姿が現実になっている場面を描くのでは?出演者の欄に松坂慶子さんの名前はありませんでしたが、サプライズでタキさんの再登場あると予想。亡くなった人物が霊として姿を見せるのは朝ドラあるあるですし。
広末涼子さんは不倫騒動がありましたが、母親・ヒサ役として再登場するかも?すでに万太郎の披露宴の回で再登場していますが…。タキさん、ヒサさんの2人が並んで微笑んで…という展開は予想されます。
最終週にて、松坂慶子さんが61歳の槙野千鶴(万太郎の三女)役として登場。さらにナレーションを務めいてた宮崎あおいさんが万太郎の遺品を整理する藤平紀子役として本編に登場しました。
【ナレーションの意味が判明?】紀子は万太郎自身が採集したのか違うのか不明な標本を判別するため、万太郎の日記から行動記録を抽出して照らし合わせるという作業をしていきます。ナレーションは紀子が万太郎の日記を読んでいた…とも解釈できる展開となっています。
他の再登場候補
最終回なので、懐かしい人々の再登場も期待。広末涼子さん、松坂慶子さんの他に、誰が考えられるでしょうか。
田邊教授(要潤)の妻・聡子(中田青渚)さんは寿恵子のお友達です。
分家の伸治()も竹雄・綾との別れのシーンが切なかったですし、元気にしてるのか知りたいです。
長屋の人々の近況も知りたいですが…。インターネットやSNSがある時代ではないですからね。電話も普及していないでしょうし。手紙での便りで知らせてくれると嬉しいですが…。
画工・野宮朔太郎(亀田佳明)の近況も…。野宮さんは最終週のどこかで、波多野が「野宮さんが貰わないのなら、僕も断わる」と言ってくれて、2人で賞を受賞しそうです。(史実を踏まえての展開予想です)
野宮(亀田佳明)は129話で再登場し、万太郎の図鑑作りを手伝いました。他に129話で、佑一郎(中村蒼)や丈之助(山脇辰哉)も駆け付けて、図鑑作りへ。懐かしいキャストの再登場でした♪
寿恵子は図鑑の完成に間に合わなかったか?
事前あらすじだと、春を過ぎて夏になり、早くも図鑑が完成。図鑑には「スエコザサ」が載っています。
「寿恵子の名を刻んだ」「寿恵子への感謝と永遠の愛を誓って」という文言を解釈すると…史実通り、寿恵子が亡くなったから新種に妻の名前を取って命名したということか。図鑑の発刊まであと少しで間に合わなかったのでしょう…。
本編を見てのお楽しみですが、覚悟して見届けたいと思います。
場面写真に寿恵子の姿がある
追記:最終回の場面写真が公開されました↓
万太郎が植物図鑑を持っていて、その隣には寿恵子の姿がありますね。
体調の悪い寿恵子でしたが、2人の夢だった植物図鑑の刊行が間に合ったということでしょう。
この図鑑を記憶して、寿恵子は幸せそうに園ちゃんの元へ旅立つ展開が予想されますね。
それとも場面写真は幻の寿恵子のシーンなのでしょうか?
季節は夏なので、お盆に亡き妻の霊が帰って来た…というパターンもあり得ます。
やはり本編を見ないと分からないですね。
切ないですし終わるのは寂しいですが、しっかり見届けたいと思います。
最終回で、寿恵子の生存中に植物図鑑が完成!ドラマオリジナルの結末となりました。
寿恵子はもう一人の主人公だった
脚本の長田育恵さんは「『らんまん』は、全ての植物がありのまま咲き誇るように、自分で選んだ人生を咲き誇ろうとする人たちの物語です」とインタビューでコメントしています。
特に私は、寿恵子を通してそのことを感じました。寿恵子は、借金を抱える夫に不平不満を言うキャラクターではなくて、そんな苦労も「自分で選んだ」と腹をすえており、人生を主体的に生きている女性です。
劇中の言葉では「冒険」している女性です。人生を楽しんでいる感じも受けました。
まあ、寿恵子本人は自分は何の取り柄もない、「(八犬士の)戦いを見ている村人、もしくは草むら」だと言っていましたが(笑)いやいや、そんなことないですよね。
寿恵子は借金取りと交渉したり、みえ(宮澤エマ)の店で八犬伝を語って聞かせたり、渋谷で店も経営したり…立派に【もう一人の主人公】でした。
みえおばさんに「今をしのげば必ず先がある。うちの人はきっと、大成する人なんです」と告げてた場面も、万太郎を信頼しているのが伝わってきました。
そして、これは伏線だと思ったのは万太郎が寿恵子を「笹(ささ)」に例えたこと。最初は花のように美しかったのですが…、意外にも笹!
万太郎は「大抵の草花は茎の先端から成長するけんど、笹は違う。 グンと伸びて一気に背を伸ばす。 それに笹は厳しい場所でもしっかり根を張る。 飛び抜けて生きる力が強いがじゃ」と話していました。
たしかに可愛いらしい感じの寿恵子ですが、生命力にあふれていましたね。浜辺美波さんもその強さを体現し、演じていたと思います。
【らんまん】最終回の出演者・スタッフ
【出演】神木隆之介,浜辺美波,志尊淳,佐久間由衣,濱田龍臣,本田望結,遠藤さくら,
【語り】宮﨑あおい
【作】長田育
【音楽】阿部海太郎
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