【らんまん】70話|植物学者・伊藤圭介の孫が田邊を「泥棒教授」呼ばわりでネット賛否!

らんまん第70話

【らんまん】70話

朝ドラ【らんまん】第70話(第70回)が2023年7月7日(金曜)に放送。

万太郎()は、里中()がいる博物館へ相談をしに行きます。すると、たまたま居合わせた伊藤孝光(落合モトキ)という人物を紹介されて…

今回は【らんまん】70話の放送内容・感想・出演者について!

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【らんまん】70話の放送内容

【らんまん】70話の放送内容です。

朝。寿恵子(浜辺美波)が起きると、隣りの布団には誰もない。「出掛けちゃった?」と慌てて起きる寿恵子だが…万太郎(神木隆之介)は机で寝ていた。万太郎の体を心配する寿恵子。

その後、万太郎は佑一郎(中村蒼)の助言通り、新種の名付け親になる方法について相談をしようと、野田(田辺誠一)と里中(いとうせいこう)がいる博物館へ向かう。野田は出張で居なかったが、里中が対応してくれた。

万太郎は、たまたま居合わせた伊藤孝光(落合モトキ)を里中から紹介される。

シーボルトの助手を務めた伊藤圭介の孫と聞き、万太郎は「ええ~!光栄ですき!」と大盛り上がり!そして孝光の右手に触れる。

万太郎「これでワシも、伊藤先生とシーボルトと、間接的に触ったことになりますっ」

間接的に伊藤圭介とシーボルトに触れたことを喜ぶ万太郎。

孝光「私は祖父に、直々に育てられました」

万太郎はうらやましがり、伊藤圭介が翻訳した本のファンであることを伝える。

孝光「ちなみに私は、膝の上に抱かれて読み聞かせられました」

万太郎にマウントを取る孝光。

しかし万太郎が「東京大学ですか?」と尋ねると、事態が一変。

孝光「あ?なんであんなとこ行くんです?泥棒教授がいるのに」「(ロシアの)マキシモヴィッチ(博士)が世界一の間抜けですからね」「教授のトガクシソウではない!あなたも泥棒の手先ですか。不愉快なので帰ります」

孝光は、里中がなだめでも収まらず、部屋を後にした。

孝光はこの日、ケンブリッジ留学のあいさつのため、博物館を訪れていたという。

トガクシソウは祖父・叔父・孝光の伊藤家3代で追い掛けてきた花。里中によると、伊藤家が既に分類・命名し、マキシモヴィッチ博士に送っていた植物だという。

しかし、マキシモヴィッチは田邊によるトガクシソウの新たな標本を目にし、新属の可能性があると研究を開始。田邊の名前を付けて新属として発表しようとしていた。しかし標本が足りない。標本が揃っって、マキシモヴィッチが新属と発表すれば、伊藤家が提唱した名は改められてしまう。

それを聞いた万太郎は、逆に、伊藤家が発表し直したら…と言う。

万太郎は田邊がこのことを知っているのか尋ねる。里中は「知っているのではないかね。内心はきっと、気を揉んでいると思うよ」と告げる。

その後、万太郎は里中に新種の名付け親になる方法について相談。里中は万太郎の知見や発見を存分に披露する本を出版すれば、みんな認める…とアドバイスした。

一方、雨が降る中、田邊が帰宅すると、庭先で妻・聡子()が傘を持って待っていた。聡子は、「どうしてシダがお好きなのですか?」と尋ねる。

田邊は話しても分らないと渋るが・・・聡子はそれでも知りたがった。

田邊曰く・・・シダは花も咲かせないし、種も作らない。しかし太古の昔、胞子だけで増えるシダ植物は、陸の植物の覇者だった。シダは地上の植物の始祖にして永遠――。

聡子は田邊の肩にそっと手を乗せる。

田邊は「なっ? 分からないだろう?」と尋ねる。聡子は分からないと答えた。

一方、万太郎が家に帰ると・・・寿恵子が怒っていた。

寿恵子「お願いです。夜通し続けてだけはやめてください。明日の朝はここで寝ていて」

万太郎の身を案じる寿恵子は、万太郎が机に突っ伏して寝るならば井戸端で寝るという寿恵子。「バカ!」と怒る万太郎。

万太郎は寿恵子の辛さを痛感したことで、理解していく。お互いに長生きして一緒にいたいと思って納得した。

寿恵子は「おやすみなさい」と声をかけても無視されたことを明かす。万太郎は謝った。

寿恵子は布団から起きて、万太郎と「おやすみなさい」の挨拶をちゃんとかわす。

翌朝。寿恵子が目覚めると、目の前には万太郎の顔があって…

万太郎「寿恵ちゃんはまつ毛が長いのう…生え際もかわいいし、うぶ毛が朝日に透けちゅう」

寿恵子は顔を隠し、照れながら、植物のように観察しないでと怒った。

机には植物画が描かれている。(完成させてから寝た?それとも起きてた…?)

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【らんまん】70話の感想

【らんまん】70話の感想です。

植物学者・伊藤圭介の孫、伊藤孝光(落合モトキ)が田邊(要潤)を「泥棒教授」呼ばわり!

ネットでは賛否ありの反響が・・・

伊藤家は元々あった植物の一種として戸隠草を発表したようですが・・・田邊教授は新しい種類として戸隠草を発表しかけています。

田邊教授が完全な悪者というわけではないのですが…まあ、伊藤家にとっては泥棒されたように感じてしまうでしょう。マキシモヴィッチの責任も大きいと思いますし、植物学が発展してきてる証しでもあって・・・ちょっと問題はややこしいです。

悪人とみられた田邊教授ですが妻にみせる優しい姿、シダ植物への愛など・・・人間は多面的だなあと思わされます。万太郎に立ちふさがる敵として役割だけを与えられてなくて、生きている人間として描かれているのが良い脚本・演出だなあと感心させられます。

さて、万太郎の睡眠をめぐる問題も、今回で一応、解決へ。でも、夫婦として夜の営みはしているのでしょうか。絵を描き上げていたし、疑問です。余計なお世話ですけどね。(笑)

【らんまん】70話の事前レビュー

70話では、実在の植物学者・伊藤圭介(1803年- 1901年)の孫として、伊藤孝光(落合モトキ)が登場します。

伊藤孝光というお孫さんは調べても分からなかったのですが…架空の人物かもしれません。

しかし伊藤圭介の孫で植物学者の伊藤篤太郎(いとう とくたろう)という人物はいます。

植物学者・伊藤篤太郎は「日本で初めて学名をつけた人物」とされていて、その植物がなんと「トガクシソウ」です。

この「トガクシソウ」は「日本人により学名を付けられた最初の植物」とされています。

ドラマでは、田邊教授(要潤)がマキシモヴィッチに送って新種と認められた植物です。

しかし60話で「このマキシモヴィッチ博士による新種認定の知らせは、日本の植物学界に一大波乱を巻き起こすことになるのです」と不穏なナレーションが流れました。

いわゆる「破門草事件」として呼ばれる一大波乱。

伊藤篤太郎は叔父が戸隠山で採集した植物をマキシモヴィッチ博士に送り、メギ科ミヤオソウ属の一種として発表されました。

そんな中、矢田部教授(田邊教授のモデル)も戸隠山で採取し、マキシモヴィッチ博士に送り、メギ科の新属と認められ、「正式な発表前に花の標本を送ってほしい」と博士から言われます。

その動きを聞いた伊藤は、自分が先に発表した植物はメギ科ミヤオソウ属の一種ではなく、メギ科の新属だと気づき、先にイギリスの植物学雑誌に発表するのです。

矢田部教授の「トガクシソウ」は、伊藤による発表の後であるため、学名は無効となり公になりませんでした。

矢田部教授は怒り、伊藤篤太郎を植物学教室の出入り禁止処分に。なお、トガクシソウは俗に「破門草」という名前があるそうです。

田邊教授(要潤)と伊藤孝光(落合モトキ)のトガクシソウをめぐる争い。ドラマでも、ドロドロな展開になりそうですね。

【らんまん】70話の出演者

【出演】神木隆之介,浜辺美波,落合モトキ,中田青渚,要潤,いとうせいこう

【語り】宮﨑あおい


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