【らんまん】2話
朝ドラ【らんまん】第2話(第2回)が2023年4月4日(火曜)に放送。
2話では天狗と名乗る男()が初登場。正体は坂本龍馬で、幼い万太郎に人生を考える言葉を授けるキーパーソンです。
今回は【らんまん】2話のあらすじネタバレ・考察・感想・出演者について!
*本ページの情報は2023年4月時点のものです。最新の配信状況はU-NEXTサイトにてご確認ください。
【らんまん】2話のあらすじネタバレ
【らんまん】2話のあらすじネタバレです。
大事な子
万太郎(森優理斗)は、親戚の豊治()らが「万太郎は生まれて来ない方がよかった」と話しているのを聞き、深く傷つく。
万太郎は病床の母・ヒサ(広末涼子)のもとへ向かい、問い詰める。
万太郎「おかぁちゃん、おかぁちゃんもいらんかった?わし、生まれてこんほうがよかった?」
ヒサ「アホなこと!夢でも見たが?」
万太郎「夢じゃない。ちゃんと聞いた」
ヒサ「誰もそんなこと思うちょらんよ」
万太郎「嘘じゃ!」
ヒサは万太郎に出会いたくて欲しくて欲しくて、毎日、裏の神社へお参りに行った。そして神様が万太郎をくれた…。
だが…万太郎は見えない神さんなんていない、お父ちゃんも会ったことないと怒る。
ヒサは見えなくても神様や父親はいると伝えるが、万太郎には伝わらなかった。
ヒサは万太郎にこれだけは覚えていてほしいと…「大事な子じゃ。お母ちゃんの宝物」と愛を伝える。
それでも納得がいかなかった万太郎は(祖母も母も)「嫌いじゃ!大嫌いじゃ!」と言って、ついに家を飛び出してしまう。
タキ()のヒサへの思い
心を痛めたヒサに、タキ(松坂慶子)はこれまで秘めてきた思いを語る。
ヒサは槙野家に嫁いできたお嫁さん。万太郎を産む以前、ヒサは三度、流産をした。四度目の妊娠中、夫の嘉平を伝染病のコロリ(コレラ)で亡くしてしまう。
そのころ、タキは夫の喜左衛門(きざえもん)を同じくコロリで失くした。
そんな状況で、ヒサは万太郎を産んだ。そして万太郎が産まれたばかりの時期にタキが綾を引き取ったときも、ヒサは嫌な顔ひとつしなかった。綾はタキの娘・幸枝の娘だった。綾の両親もコロリで亡くなった。
タキは「おまんば立派な嫁はおらん」と感謝する。
ヒサは自分の体調の悪さを知っている。そして、万太郎のこの先を見れないことを申し訳ないと義母のタキに謝る。
タキは「謝ることはひとっつもない」「後のことはわしがおるき」と伝える。
天狗/坂本龍馬(ディーン・フジオカ)との出会い
その頃、万太郎は裏山の神社で「わしがみんなと違うのは、神さんのせいじゃに!神さんのアホ!」と神様を批判する。
すると木の上から声が聞こえた。「神さんをあほ呼ばわりするち、ふてぇ坊じゃのう!」武者の風貌をした男性は木の枝にいた。
自らを”天狗”(てんぐ)と名乗る謎の武者(ディーン・フジオカ)は「なんでベソかいちょったがじゃ?」と、なぜ泣いていたのか聞いてくれた。
万太郎は「わし、生まれてこない方がよかったがじゃと」と語る。
(つづく)らんまん第2話のネタバレ,あらすじはここまで。
<<前回 | 次回>>
【らんまん】2話の考察
【らんまん】2話の考察です。
第2話では、幼少期の万太郎が坂本龍馬(ディーン・フジオカ)と出会いました。びっくりですね、このエピソードって史実なのでしょうか。
万太郎と坂本龍馬の出会いは史実?
坂本龍馬は1836年1月3日生まれです。一方、槙野万太郎(神木隆之介)のモデル・牧野富太郎は1862年5月22日生まれ。二人の年齢差は26歳。
【らんまん】第1週・第2話の時代は、慶応3年(1867年)3月です。万太郎は5歳。つまり万太郎も富太郎と同じく1862年生まれですね。一方、(史実の)坂本龍馬の慶応3年は、31歳。しかし1867年12月10日(慶応3年11月15日)に龍馬は亡くなっています。【らんまん】2話は龍馬が亡くなる年なのですね。
牧野富太郎が生まれた1862年に、坂本龍馬が脱藩。慶応3年(1867年)4月には龍馬の脱藩が許されて海援隊・隊長になります。
■坂本龍馬の慶応3年(1867年)の歩み↓↓
- 1月13日:土佐藩参政後藤象二郎と会談。
- 4月上旬:亀山社中を土佐藩外郭組織とし「海援隊」と改称。
- 4月23日:海援隊運用船いろは丸が紀州藩船と衝突して沈没。
- 5月:御三家紀州藩に8万3526両198文の損害を賠償させる。
- 6月9日:後藤象二郎とともに船中八策を策定。
- 6月22日:薩土盟約成立。
- 10月16日:戸田雅楽と「新官制擬定書」を策定。
- 11月上旬:「新政府綱領八策」を起草。
- 11月15日:京都の近江屋で中岡慎太郎と共に刺客に襲撃され暗殺される(近江屋事件)。
朝ドラ【らんまん】第2話は、坂本龍馬の年表に特に登場しない慶応3年(1867年)3月が舞台。
槙野万太郎が植物学の道へ進むきっかけにとなる重要な出会いですが…
牧野富太郎と坂本龍馬が生きている時代が同じであり、同じ土佐の出身でもあるので、富太郎と龍馬はもしかしたら、すれ違っているかもしれません。
しかし、私(筆者)は脚本家の創作だろうと考察します。
なぜなら、もし二人が逢っていれば、富太郎さんの自伝や評伝などで語られるはずだから。なにせ、坂本龍馬が歴史上の偉人のひとりとして有名なので、このエピソードを書き残さないことはないと思います。
つまり、二人の出会いは実話ではなく、フィクションだと思われます。
ただし、牧野富太郎さんの史実にも出てくる逸話だと思うのですが、坂本龍馬と出会ったという記載は見つけられませんでした。
牧野富太郎と司牡丹酒造と坂本龍馬
けれど、牧野富太郎と坂本龍馬の関係を、無理矢理ですが、絞り出すこともできます。
坂本龍馬の実家である「坂本家」が営んでいた屋号「才谷屋」が、間接的に、牧野富太郎氏の実家が営んでいた「岸屋」と関わって来るのです。
結論から先に述べると・・・牧野富太郎の実家の造り酒屋「岸屋」が司牡丹酒造に譲渡されています。その司牡丹酒造はその昔、坂本龍馬の家筋の家業から酒造株を買っているのです。
つまり坂本龍馬の家業→司牡丹酒造。牧野富太郎の家業→司牡丹酒造。
龍馬と富太郎の家業は、司牡丹酒造を通して、一つになっています。
少し詳しくみていきましょう。
佐川町にあった牧野富太郎氏の実家は、「岸家」という屋号で、代々酒造りをしてきたそうです。しかし富太郎が植物学を学ぶため上京する際、酒蔵を人手に譲り、のちに司牡丹酒造(つかさぼたんしゅぞう)(屋号は『黒金屋』)に譲られます。
司牡丹酒造では、地元の偉人・牧野富太郎の名を冠したクラフトジン「マキノジン」を蒸留しています。初めて蒸留されたのは、2021年10月のこと。
この「マキノジン」を作るための蒸留器があるた場所は、「岸家」の酒蔵跡地なのです。牧野富太郎氏が勉強部屋としても使っていたという「蔵」です。
次に司牡丹酒造と坂本龍馬の関係について。
司牡丹酒造の蔵元・竹村家の先祖・黒金屋弥三衛門(くろがねやそうえもん)が天保2年(1831)に、高知城下の蔵元・才谷屋助十郎(さいたにやすけじゅうろう)から酒造株を買ったという書状が残っているそうです。
この「才谷屋」というのが幕末のヒーロー・坂本龍馬の家筋です。
牧野富太郎氏と坂本龍馬の関係は本人同士ではないですけど、一応、関わってはいますね。(笑)
【らんまん】2話の感想
ディーン・フジオカさんが謎の天狗役で登場。ネットで「かっこいい!」「おディーンさま」と大反響でした。
鈴木アナじゃないけどディーンさんの天狗が格好良すぎて余韻凄い✨
「あさが来た」で五代友厚が出てきた時の衝撃も凄かったんだろうな✨(再放送組)— く み ぞ う (@banana0877)
朝からディーンフジオカのオーラにやられてしまう鈴木アナ!共感しかない✨
— みーしゃ🐾 (@EfPW0ddmgZe4ysb)
ディーンフジオカさんにやられる鈴木アナ🤣
私もです🥰— ゆう (@urahoshi28)
おディーンさま、登場カッコイイね笑!
— ☺︎さくら☺︎ (@skr31nuihyt)
「あさイチ」での朝ドラ受けでは、鈴木奈穂子アナウンサーが「天狗の破壊力、インパクトにやられました。カッコいい」と笑顔を見せ、メロメロな様子。
博多大吉さんは「そろそろ鈴木さん、ディーン・フジオカさんの余韻を…。引きずりすぎですよ。見上げてもいませんよ」とツッコミ。
鈴木アナは「ちょっと、だいぶやられました。切り替えます」と言っていました。
視聴者の多くも鈴木アナに共感していました。
ディーン・フジオカさんは明日も登場すると思うので楽しみですね♪
【らんまん】2話の出演者
【らんまん】第2話の出演者
- 森優理斗……役:槙野万太郎(5才)
- 太田結乃……役:槙野綾(8才)
- 井上涼太……役:竹雄(9才)
- 菅原大吉……役:豊治 – 分家
- 小松利昌……役:市蔵 – 峰屋の番頭
- 石村みか……役:ふじ – 峰屋の女中頭
- 嶋尾康史……役:寅松 – 峰屋の杜氏
- 中村里帆……役:たま – 峰屋の女中
- ディーン・フジオカ……役:天狗/坂本龍馬)
- 広末涼子……役:槙野ヒサ
- 松坂慶子……役:槙野タキ
<<前回 | 次回>>
画像出典