【らんまん】78話
朝ドラ【らんまん】第78話(第78回)が2023年7月19日(水曜)に放送。
万太郎(神木隆之介)に相談し胸のつかえが取れた藤丸(前原瑞樹)。田邊(要潤)に休学する旨を伝え、万太郎の植物採集や図譜刊行の手伝いを始めて…。
今回は【らんまん】78話の放送内容・感想・事前レビュー・出演者について!
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【らんまん】78話の放送内容
【らんまん】78話の放送内容です。
藤丸(前原瑞樹)は植物をめぐる競い合いに、精神的に苦しんでいた。
万太郎(神木隆之介)は、藤丸が人の痛みを分かりすぎることが特性だという、そして特性にあった人とかぶらず競争しない道を勧める。そして大学を辞めるのではなく休学するよう提案。「弱さもよう知ったら強みになる」「今、知れたからには探したらえい。この世にただ一つの、藤丸次郎の特性に合うたやり方を」と伝える。
ゆう(山谷花純)は、逃げると探すとは大違いだと賛同した。
万太郎は藤丸を送りながら告げる。
万太郎「うちこそ、名付け親になりとうて、執着しゆう人間じゃ」
藤丸「けどオレ、万さんのことは好きだ。万さんにとっての名付けが、(トガクシソウの)伊藤家の孫と同じだとは思いたくない。じゃあ、こういうのはどう?今度は俺に万さんを観察させてくれない?」
胸のつかえが取れた藤丸は、田邊(要潤)に休学すること、万太郎の観察を始めることを伝えた。
万太郎は田邊に郵便物を届ける。田邊は万太郎の図譜を読んでいた。万太郎は「ありがとうございます」と感謝する。
田邊「見事な出来だった。今、この日本でここまで描けるのは、お前しかいないだろう。いや、世界でも同じ人間がいるかどうか」
万太郎「ありがとうございます」
田邊「お前はこの図譜で、植物学会をこじ開け、自ら植物学者の名を挙げた。今この学会で、お前の名を知らない者はいないだろう」
万太郎「いえ、私はただ、皆さんのお役に立ちとうて」
田邊「刊行は大変だったろう。ヤマトグサの発表に間に合わせて」
万太郎「はい、石版印刷機を購入したり、家の壁を壊したり」
田邊「はは。めちゃくちゃだな。それほど私に頼るのが嫌だったか。トガクシソウ(を伊藤孝光に先を越されたこと)はさぞ愉快だったろう。お前は、伊藤家の孫と留学前に会っていたそうだな。トガクシソウのことも、話す機会があったはずだ」
万太郎「それは、けんど、教授を裏切るようなことは」
田邊「裏切るも何も、そもそもお前は私のものにはならないんだろ。言っておくが、トガクシソウなど、どうでもよい。私は、そんなことでは傷つかない。残念だな、槙野万太郎。この先は望み通り、お前をいち学者として認めてやろう」
田邊から認められた万太郎だが、部屋を出ると、深いため息をついた。
――寿恵子は妊娠7カ月目に入った。寿恵子は図譜刊行の作業をしている。藤丸が製本所へと向かい、二人きりになった寿恵子と万太郎。2人は横になって、乾かしている絵図を眺める。すると寿恵子のお腹の赤ちゃんが動いた。万太郎は寿恵子に植物採集の旅の許しを得る。そして寿恵子の頬に口づけする。
そして万太郎は「日本植物志図譜 第二集」を刊行した。波多野()は帰り際の万太郎に声をかける。波多野は大学に残り、助手になる。何も変わらない。
波多野は「藤丸のこと、よろしくね。たとえ大学へ戻らなくても、友達だって伝えて」と託した。
万太郎は「何いうゆうがじゃ。植物採集から帰ってきたら3人で牛鍋屋じゃ!」と笑った。(つづく)
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【らんまん】78話の感想
【らんまん】78話の感想です。
「弱みを知ったら強みになる」「特性に合った道を」万太郎の助言が名言すぎる!
弱さもよう知ったら強みになる。
自分の弱さをよく分かると、それが何かに向いているのではないかと気付くこともできる。気付けばそれを活かして強みにできる。弱さではなくて「特性」なんだな。
— 酒上小琴【サケノウエノコゴト】 (@raizou5th)
弱さもよう知ったら強みになる
藤丸と同じように悩んで苦しんでる人に刺さる回だったな🥺
息苦しい場所から離れるのは逃げることじゃないんだ。
離れることに罪悪感を覚えてしまうなら、前向きな「探しに行く」に変換できたら気持ちが楽になるよね。— アキ@ブログ×英語勉強中 (@Yellow_petite)
「弱さもよう知ったら強みになる」
出来ない事、苦手な事は弱みだけど、それは裏返すとできる事の裏返しでもあるんだな。
最高のアドバイスだ。
誰かに切実な相談をされたら万太郎みたいに返してあげられるようになりたい…けど、万太郎の観察眼とバイタリティがないと無理だなあ…。— rose (@Lazyrose_1999)
今日の万太郎語録 in らんまん
「自分の特性を見つけて、徹底的に誰もおらんところを探せばええ」— はじめまして 平岡です (@HiraokaYasushi)
万太郎がどんなアドバイスをするのか注目された第78話。
万太郎のアドバイスが素敵すぎて、胸を打たれました。
植物も色々と特性があるように、人間もそれぞれ、いろいろと違います。
他人を気遣い、思いやり、競争を好まないのも藤丸の特性。
特性を生かすことが大事。
弱みに見えることも、知ることで強みになる…。
万太郎の話を聞いて、「ブルー・オーシャン戦略」だと思った人も多いはず。欧米のビジネス書で提示されたビジネス戦略で…。レッドオーシャンとは、鮫がお互いを食い合っていて血の海になっている状態のことで、競争相手が多く存在している市場。反対に、競争相手がほとんどいない市場をブルーオーシャンと言います。
「ブルー・オーシャン戦略」とは、レッドオーシャンを避けて、競争のない理想的な未開拓市場である「ブルー・オーシャン」を切り開くという戦略ですね。
ともかく、藤丸が自身の特性に合った、自分だけの道を切り開いていく展開を楽しみにしてます♪
【らんまん】78話の事前レビュー
78話で、藤丸(前原瑞樹)が休学し、万太郎の手伝いをすることになります。
万太郎ひとりで大変そうだと思っていたところに、心強い仲間です。
そして万太郎はヤマザクラが載った図譜・第二集を完成させました。
モデルの牧野富太郎もヤマザクラを載せているそうですよ↓
「大日本植物志」という自身が手がけた植物図の第1版第1図のところに「ヤマザクラ」の精密な植物画を描いています。
より
ヤマザクラといえば第13週のタイトルでした。
馴染みの呉服屋に咲くヤマザクラが病気と聞いた万太郎は元気な枝を接ぎ木して新しい苗を作りましたね。
ヤマザクラの花言葉は「あなたに微笑む」「高尚」「美麗」です。 「あなたに微笑む」の由来は、残雪や肌寒さを感じる季節の中で木々が芽吹くよりも先に咲き、上品な花によって思わず笑みがこぼれてしまうといった情景から付けられたそうです。
未来の桜を思って微笑んでいたタキ(松坂慶子)さんのことが思い出されますね。
【らんまん】78話の出演者
【出演】神木隆之介,浜辺美波,池田鉄洋,山脇辰哉,山谷花純,今野浩喜,前原滉,前原瑞樹,,要潤,
【語り】
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