【らんまん】91話
朝ドラ【らんまん】第91話(第91回)が2023年8月7日(月曜)に放送。
園子を亡くした悲しみから、立ち直れない万太郎(神木隆之介)と寿恵子(浜辺美波)。二人は、いつか自分たちが園子のところへ行くときに図鑑を持っていこうと約束する。
今回は【らんまん】91話の放送内容・感想・事前レビュー・出演者について!
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【らんまん】91話の放送内容
【らんまん】91話の放送内容です。
長女・園子が亡くなり、万太郎(神木隆之介)と寿恵子(浜辺美波)は悲しみからなかなか立ち直れない。園子が危ないと聞いて駆けつけたまつ()がそのまま残り、娘の寿恵子に寄り添う。りん(安藤玉恵)、倉木夫婦(大東駿介・)らも心配していた。
倉木は「今は時薬(ときぐすり)しかねぇだろうが」と言いながら、第2子を身ごもっている寿恵子のために、卵を万太郎に渡す。
まつは卵をといてお粥に入れた。 しかし寿恵子は布団に横なり、ふせっている。「ごめんなさい」とお粥を断った。
夜中、寿恵子は起き上がり、「園ちゃん、園ちゃん」と家の外へ出ていく。園子の夜泣きが聞こえた気がしたのだ。万太郎があわてて駆け寄る。
寿恵子「麻疹(はしか)にかかっても、助かる子はいます。私が、園ちゃんを月足らずで産んだせいです」
万太郎「わしが、身重の寿恵ちゃんを置いて、植物採集に…」
寿恵子と万太郎はお互いに自分のせいだと責めた。
万太郎は寿恵子の隣りに座り、手を握って告げる↓
万太郎「いつの日か、わしらも園ちゃんに会いに行く。その時に図鑑を持っていけるように、精一杯、頑張るき。園ちゃんが喜んでくれるような図鑑を…一緒に」
寿恵子はすすり泣きしながら、うなずく。
まつは、万太郎と寿恵子の会話を聞いて、2人の思いを知った。
翌日、万太郎はまつから菓子「かるやき」の作り方を教わって、作った。初めてにしては上出来だった。万太郎が「かるやき」を差し出すと、寿恵子は直接ガブリと食べて「甘い。美味しいです」という。2人に笑顔が戻った。
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【らんまん】91話の感想
【らんまん】91話の感想です。
悲しみに暮れ寄り添う夫婦に視聴者号泣!
長女をを失くし、悲しみに暮れ、寄り添う牧野夫婦に視聴者号泣で…
子供を持ったことも亡くしたこともない2人なのに、どうしてこんなに切ない演技が出来るんだろう
素晴らしいな…
号泣しよるよワシは— おねぃやん (@JU1IOcdI0T1K0qw)
このタイミングで「かるやき」が登場するとは…泣いた
万太郎を笑顔にした食べもの。それを今回は万太郎が作り、寿恵子に食べさせ、寿恵子が笑顔になる。とても素敵な演出— 環 (@222_kansou_99)
今日の回は泣いた… 突然の、大きな哀しみを背負う若夫婦の後ろ姿、見守り気遣う長屋の人たち。過剰な演出がない分哀しみが迫る回。
— にこり (@ushiyaan)
寄り添う夫婦を、大げさに描くのではなく、淡々とカメラが見つめている演出がとても素敵で、心に沁みました。
倉木の卵も、お粥も、万太郎の作る初めてのかるやきも…積み重ねてがあっての寿恵子の笑顔だったのだと思います。
図鑑・・・必ず完成させなきゃですね♪
【らんまん】91話の事前レビュー
91話は、最愛の長女の死から夫婦が支え合い、立ち直るまでが描かれていくストーリーでした。
万太郎と寿恵子は、お互いに自分を責めて・・・そしてお互いに励まし合いました。
あの世の園子へ図鑑を持っていくことはできる?
万太郎と寿恵子もいつかお迎えがきます。死ぬことからは逃れられません。
天国など、あの世があるのかどうかは分かりません。
けれど、万太郎と寿恵子は、園子がいるあの世へ行くときに図鑑を持っていこうと決意を新たにしました。
「お金は、あの世にまでは持っていくことができない」とよく言われるように、植物図鑑もあの世に持っていくことができないのでは?…と冷静にツッコミたくなります。
けれど、そんなツッコミは野暮ですし、そういうことではないんでしょうね。
それにあの世に物質を持っていけなくても、図鑑を完成させた思い出話は聞かせてあげられるかも…と思います。
「園ちゃんに会いに行く。その日に図鑑を持っていけるよう」という一見すると素敵なセリフですが、少し私は考えてしまいました(笑)
ともかく、91話では万太郎と寿恵子が前向きになれるようで良かったです♪
寿恵子の主体的な生き方が素敵
ガイド本の「あらすじ」では、万太郎が植物採集で家族を犠牲にしたと自分を責めたあと、こういうセリフがあります。
寿恵子「犠牲にはなっていません。私が選んだんです。誰も歩かない道を行く…そういうあなただから好きになったんです。あなたの夢も、私が叶えさせると決めた」
この寿恵子のセリフが素敵だと思いました。
日本では、家族の中心である「主人」に従う…。女性は男性の3歩下がってついていく…。男が働き、「家内」「奥さん」でる女は家庭を守る…。
日本では、どこかそんなイメージがあります。
つまり、何が言いたいかというと・・・万太郎の研究にお金がかかったり、家庭をあまりみてくれなかったりと妻が犠牲になっていた側面はあと思うのですが、寿恵子はそんなこと「ない」と言います。
「私が選んだんです」・・・この言葉から、自分の人生をつかみ取っている力強さを感じるのです。主体的に生きている感じがします。
他責思考(自分以外の他人や環境に責任や原因があるとする考え方)ではなく、自責思考(自分に責任や原因があるとする考え方)とも言えます。
寿恵子のモデルである小澤寿衛子がどういう人物だったのかは詳しくは分からないのですが、糟糠之妻(そうこうのつま)、つまり無名の貧しい時代から苦労をともにしてきた妻であったのは事実。
小澤寿衛子は夫を支えようと懸命に生きてきたのでしょうし、牧野富太郎が題材の小説「ボタ二カ」(著者:朝井まかて)では、寿衛子の葬儀の後で、猶(牧野富太郎の元妻)は牧野富太郎に「お壽衛さんは江戸前の女でしたよ。誇りをもって、あなたを支えたがです」と言っています。
朝ドラの寿恵子は、万太郎を主体的に、誰かに言われたわけではなく自分が選んだ道として支えようとしています。
そんな寿恵子の生き方には今後も注目です♪
【らんまん】91話の出演者
【出演】神木隆之介,浜辺美波,大東駿介,成海璃子,安藤玉恵,牧瀬里穂
【語り】
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