ヘチ-あらすじ-23話-感想付きネタバレでありで!


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クルミットです♪
反乱軍を制圧し無事に都城へ戻ってきた仲間たち。
王宮に残ったイ・グムも政治の力でこの戦いを終わらせるためミン・ジノンを説得し南人を政治の場に起用しようと働きかけました。
それぞれが悩み考えこの国を、この王宮を守るために死力を尽くした前回はこのドラマの中で1番面白い回だったのではないでしょうか?
反乱軍の首謀者イ・インジャを捕らえホッとしたのも束の間。
ミルプン君がまだ捕らえられていないことに不安を感じずにいられません。
そして、ミルプン君を捨てきれずに助けに行ったチョン・ユニョンは・・・
この2人の動向も気になりますね。残すところあと2話です!

【ヘチ】(ネタバレあり)

23話

「おかしい・・・おかしい・・・」1人不安気に立ち尽くすミルプン君。
「ミルプン君!」と呼ぶ声に振り返るとチョン・ユニョンが・・・
チョン・ユニョンに駆け寄り抱きしめるミルプン君は「心配するな。ここで支援軍と合流することになっている。」とチョン・ユニョンに伝えます。
「支援軍なんて来ないわ。これは罠よ。イ・インジャはあなたを捨てたの!・・・逃げよう。ここにいたら一巻の終わり。死ぬわ」泣きながら訴えるチョン・ユニョン。
そこに「ミルプン君は必ず生け捕りにする!!」と官軍の声が。
チョン・ユニョンは「殺されたくなかったらあなたもにげるの!」とミルプン君に訴えます。
チョン・ユニョンの必死な姿にウルッとしてしまいました・・・(^^;)

イ・インジャを前に、罪もない民を巻き添えにし、蹂躙した罪は厳罰に処すから覚悟するように言うイ・グム。
イ・インジャは「資格のない王子・・・この男が何だと言うんだ。この男と俺の何が違う!俺に落ち度があるとしたら南人として生まれたことだけ・・・」
その言葉に怒り剣を向けるムンス。
「俺は正当な挙兵をしたまで。南人であるが故に何も出来ないこの世!この腐りきった世を変えようとしたまで。」と話すイ・インジャに「それが全てか?・・・民を殺し世を混乱にいたらしめた理由がただそれだけのことなのかと聞いている。たしかにそなたの言う通りだ・・・そなたと私は何一つ違わない。私の落ち度もまた賤民の血が流れているということだけ。間違いない。・・・その気持ちを誰よりも理解するのはそなたが倒そうとした王である私だろう。だが!そなたは間違っている。この世は決してそれでは変わらない・・・別の道があるということを!私が必ず証明してみせる。」と決意を伝えるイ・グム。
ミルプン君も俺とあいつの何が違う!といってましたね・・・(+_+)

ミルプン君が捕まらないことに不安を感じるイ・グム。
その頃チョン・ユニョンはミルプン君を連れタルムンが案内役を頼んだ男の家へ。
「なぜ逃げなくてはいけないんだ・・・俺は王だぞ。自分の居場所に戻る。」と言って現実を受け止めきれないでいるミルプン君を引っ叩き「王?目を覚まして!あなたにそんな力はない。老論もイ・インジャもそして私も!あなたを利用した。単純で騙しやすいから・・・王だと煽てれば簡単にいいなりになるから!私みたいな女に一生利用されて犬死したいの?最後まで道化で終わりたい?」と話すチョン・ユニョン。
案内人にお金を渡しタルムンには内緒で清へ行く船を用意してほしいと頼みます。
そう言えば前にイ・グムがお前は元々は悪い奴じゃなかったと言っていましたね・・・

部屋で1人震えるミルプン君はチョン・ユニョンの言葉を思い出していました。
そして自分に投げかけられた言葉の数々や冷遇された辛い過去。厳しく恐ろしかった父のことを、思い出し頭を抱えて涙を流します。
こんな人間になってしまった理由は切なく思いますが、犯した罪が大き過ぎますね。

ムンスはイ・グムに呼ばれます。
司憲府に戻ってもらいたいと伝えるイ・グム。
これからの朝廷、司憲府でまた別の争いが始まると話すイ・グム。
1人司憲府の門番の裁判獣ヘチ(カイチ)を見つめるムンス。
イ・グムは便殿会議を召集し全ての党上を集めるよう指示を出します。
朝廷から追い出された南人がいることに臣下たちは驚きを隠せません。
ここからまた党派の争いが始まるんですね・・・

便殿会議が始まると同時に老論の重臣が「恐れ多くも殿下。なぜこの場に南人・・・」と話す言葉を「恐れ多いなら話すな。」と遮るイ・グムは私が丁寧に説明しようと話し始めます。
思わず笑ってしまいましたね(#^^#)

イ・グムは逆賊を捕らえられたのは、この変乱を抑えるために命がけで国を守った民のお陰でもあり、党派を超えたそなたたちの結束によるものだと話し、「この力を持って揺らぐことのない新しい朝鮮を歩いていく・・・よって新しい人事を通じて朝鮮を一新するつもりだ・・・」と教旨を発表しました。
反対する重臣たちの声を遮り教旨を続けさせるイ・グム。
老論、少論からの反対意見に応戦する南人で大混乱になる便殿会議。
全ての党派が納得する人事なんてありませんからね・・・(゚Д゚;)

王妃は主上が厳しい道を選択したことを心配します。
イ・グァンジャもまたミルプン君がまだ捕まっていない混乱している時期なので、今が改革の時ではないのでは?とイ・グムを心配します。
しかしイ・グムは混乱にある今が改革を推進する好期なのだと答えます。
「私は未だ道理を知らない非力な王。そんな私が信じられるのは民心のみ・・・このような時期に自分の地位を守ろうとする重臣を民はどう思うか?・・・今回の乱の死傷者は全て民の家族であり親族・・・国の一大事に南人の起用一つで大騒ぎする重臣とは・・・その怒りはここだけでは済まないだろう。」と話します。
民心を動かし力を得ようとするイ・グム。素敵ですね!(^^)!

チョ・テグに臣下たちは「この乱の中朝廷を守ったのは少論だ・・・なのに南人を起用するなんて・・・」と怒りを訴えます。
「我々少論の分が悪い。そう抗弁しろと?他に殿下に伝える言葉は?」と聞くチョ・テグの言葉に口をつぐむ臣下たち。
今も昔も・・・騒ぎ立てるだけで実のある話がないのは、どこの国も一緒なんですね(^^;)

ミン・ジノンもまた臣下たちから「なぜ南人を起用することに妥協したのですか?!」と反感を受けます。
引き下がらない臣下に「譲歩ではなく政治だ!その選択が良い政治であったからだ・・・しかし老論の代表としては失格だろう。そなたらを率いる資格はないから降ろさせてもらう。
それでいいか?」と言って部屋を後にします。
ミン・ジノンの決断で救われた乱だったのに、ミン・ジノンは去るんですね・・・

党派全てを敵に回したイ・グムにミン・ジノンは司法権を持つ司憲府から始まり司諌院、弘文館が支援するだろうと忠告します。
「心の準備は出来ている」と話すイ・グムは自分のせいでミン・ジノンの立場が悪くなったことを心配します。
「それは誤解です。殿下・・・私はむしろ肩の荷が下りました。窮地に立たされるのは殿下でしょう。党派を超えた起用。蕩平。私も夢に見たことがありました。現実では不可能だと悟っただけで・・・殿下もじきにわかるでしょう。少しの間は保てても政治は本来の姿に戻ることを・・・近い将来殿下も私のように叶わない夢だと悟る日が来ます。」と伝え部屋を出ようとするミン・ジノンに「・・・ならば何故力をかしてくれた?叶わない夢だと知りながら・・・」と聞くイ・グム。
はじめのころは大嫌いだったミン・ジノン。今は理解できます。

タルムンチョン・ユニョンを預けた男が残金を取りに来ないと報告を受けます。
食事も取らずにいるミルプン君を気遣うチョン・ユニョン。
ミルプン君は自分がどう思われているか気づいていたと言って「みんな俺を裏で笑っていた俺を虫けら扱いして・・・でも王になれるかも知れないから・・・作り笑顔をしていたんだ・・・王になればいいんだろ?・・・そしたらお前も俺をちゃんと抱きしめてくれるだろ。」と話します。
チョン・ユニョンは「ごめん・・・なさい。あなたをこんな風にしたのは私。だから私にも機会を頂戴。少なくても一人の人だけでも私が受けた許しを返せるように。」と心からの言葉をミルプン君に伝えます。
今の気持ちのままなら2人も幸せに暮らすことが出来るんでしょうね・・・

チョ・テグに明日の便殿には誰も来ないだろうからこのまま教旨を発表するように伝えるイ・グム。
チョ・テグにも改めて感謝の気持ちを伝えます。
夜遅くまで務めをしているイ・グム。
チョ・テグは明日からまた決戦ですからお休みになって下さいと話します。
「まだまだやることが沢山あって・・・」と言うイ・グムにチョ・テグは「私が疲れてきました・・・」と気を利かせ休ませます。
気遣いが素敵ですね~(^_-)

仕事を終え戻ってきたイ・グムにヨジが差し入れを渡しました。
自分のためにお菓子を作ってきたヨジに自然と笑みがこぼれます。
菓子箱のふたを開け「これを本当にお前が?・・・お転婆だけだと思っていたのに大したものだ」と出来栄えに驚くイ・グム。
嬉しそうに口に入れますが・・・
何とも言えない表情になり思わず「我・・・我慢できる」と言ってしまいます。それを聞いたヨジは慌てながら本当に自分は料理の腕もいいと思っていたと話すヨジを見つめ笑顔になるイ・グム。
もう、どうでもよくなっているヨジとのラブライン・・・(^^;)

イ・グムは「あの日、俺はお前と喧嘩をしたかったんじゃなくて・・・いつも側に置いておきたかったのだ。」と言ってキスをします。
やっと気持ちを伝えることが出来ましたね~

司憲府は連座を禁止すると言ったイ・グムの王令に逆らいイ・インジャの義父の家へ押し入り義父ユン・キュンジェを捕らえます。
知らせを聞いたイ・グムは激怒しますがそこに現れた大司諌たち。
チョ・テグはイ・グムの指示通り教旨を発表します。
一筋縄ではいかないですね・・・

王令に関係なく司憲府の仕事をするまでだといって尋問を指示する大司憲にムンスは「王令は関係ない?その言葉こそ謀反だ!王令に逆らおうとする罪人を断罪するのみ」と伝えます。
ヨンハはユン・ヒョクに持平様からムンスを捕らえるよう兵を連れてくるように指示されたと伝えます。
ムンスを助けに向かう仲間たち。
ホッとしながら見送るヨンハ。
我に返り何で告げ口しちゃったんだと焦る姿が笑えます( *´艸`)

司憲府が動いたことを知り、「耐えられないはずだ。党派を無視した起用を成し遂げた王はいない。」と口々に言う南人たち。
イ・グムはイ・グァンジャを領議政とし、チョ・ヒョンミョンを司憲府大司憲に任命します。
2人は経験のない自分にそんな大役は無理ですと断りますが「ならばこの道を私1人で行けというのですか?先生。チョ・ヒョンミョンそなたも私を見捨てるのか?・・・この国、朝鮮が一度も成し遂げられなかった蕩平。王令ではない。恥と外聞を捨てた頼みだ・・・先の知れないこの道を共に歩いて欲しい」と伝えます。
いつもイ・グムの言葉には心を動かす力を感じます。

ウィ・ビョンジュは主上が南人を起用したことを知ります。
町では話屋の話よりも自分の話を聞けとばかりに民衆たちが王令に逆らった司憲府たちを罵ります。
命を懸けて戦った民衆たちは党派争いに嫌気がさし、一つになろうとしていました。
イ・グムの考えた通りですね!

クンテはタルムンにチョン・ユニョンを預けた男の家がわかったと報告します。
その家に向かうタルムン。
タルムンはチョン・ユニョンがミルプン君と行動を共にしていることを知ります。
船着き場にたどり着く前に案内人の男に残りのお金を渡すように言われるチョン・ユニョンは話が違うと言いますが男に刀を向けられます。
ミルプン君を庇い刺されるチョン・ユニョン。
最後の最後まで悪い女でいたら・・・悲しいですね。

倒れるチョン・ユニョンを抱きしめ人を呼ぶミルプンに「大声を出しちゃダメ・・・あなたはこんな私を中殿にしてくれると言ってくれた・・・なのに、心を抱きしめてあげられなくてごめんなさい。先に行っているから恐れないで来て。あの世で中殿として待っています・・・だからあなたもあの世では王となるように・・・。」と伝え息を引き取るチョン・ユニョン。「俺を1人にするな!ユニョン。俺を見捨てないでくれ。1人にしないでくれ。」と泣き叫ぶミルプン君。
そこへミルプン君を追っている兵たちの声が・・・
思わず泣いてしまいました・・・(:_;)

タルムンはチョン・ユニョンの亡骸を見つけます。
出会った頃を思い出し「こんな風に終わるために生きてきたんじゃないだろ?こんな風に死なせるために逃がしたんじゃないのに・・・」と涙を流すタルムン。
タルムンもまた・・・切ないですね(T_T)

チョ・ヒョンミョンを受け入れられないと司憲府に入ることを拒む臣下たち。
これを見て行動を起こそうとするムンスに、領監もこの状況を耐えているのだからとユン・ヒョクはムンスを止めます。
一触即発の雰囲気が伝わってきます。

町をさまよい歩くミルプン君。店先の包丁を掴み・・・
司憲府がチョ・ヒョンミョンを拒んだ知らせを受けイ・グムはミン・ジノンの言葉を思い出します。「それこそがまさに本物の政治・・・上手くいくのは一瞬でまた元に戻っても諦めることなく、失望することなく長く殻の希望を失わない事・・・世の中はほんの少し・・・ほんの少し変わって行くからです。」叶わない夢と知りながら助けてくれたミン・ジノン。イ・グムは「行こう・・・諦めることなく失望することなく・・・」と言って司憲府に直接向かいます。
斎坐庁を開けと命令し、そこで直接私が話をする!と伝えるイ・グム。
かっこいいですね~

その頃王宮内では「俺が・・・俺が王なんだー!!!!」と叫ぶミルプン君の姿が・・・
こ、こわい・・・やっぱりミルプン君は色んな意味で怖いですΣ(゚Д゚)

イ・グムは新しい朝鮮。その始まりをここ司憲府から始めると話します。
「この国の三司、中でも司憲府は長い間腐敗していた。誰が司憲府を信頼し公平さを信じるのだ?」と言うイ・グム。
「お言葉ですが・・・」と話に割って入ろうとする臣下を「黙れ!話は終わっていない!」と一喝しこの腐敗をこれ以上見逃すわけにはいかないと断言し、この制度自体を改革すると宣言します。

感想

戦いの傷が癒える間もなく改革に邁進するイ・グム。
苦渋の決断でイ・グムを助けたミン・ジノンは老論の長から身を引き政治の世界から姿をけします・・・
トップに立つ者のそれぞれの想いが、言葉が心に突き刺さりました。
そしてチョン・ユニョンの死は思いもよらず涙をさそいましたね。
死ぬなと泣くミルプン君に「先に行っているから恐れないで来て」と伝える彼女。
悪女だとわかっていても一欠けらの優しい心を見ることができてよかったです。
そしてミン・ジノンの言葉を胸に改革を突き進めていくイ・グムの姿が素敵でした。
残すところあと1話です。王宮に現れたミルプン君は最後の最後に何を仕掛けてくるのでしょうか?!

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