王女ピョンガン-月が浮かぶ川のあらすじを感想付きで全話ネタバレで詳しく紹介!

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クルミットです♪
今回ご紹介するのは韓国で2021年2月15日から2021年4月20日まで放送された『王女ピョンガン 月が浮かぶ川』です。
『トッケビ』や『君の声が聞こえる』のキム・ソヒョンと『シンデレラと4人の騎士』に出演したナ・イヌ主演の韓国ドラマ。
日本ではNHKで10月31日(日)21:00から放送予定です!

今作品は韓国で最高視聴率10%を記録した作品で、韓国では幅広く知られているピョンガンとオン・ダルのラブロマンスを描いています。
ここでは韓国ドラマ『王女ピョンガン 月が浮かぶ川』のあらすじやネタバレ感想、見どころといった話題を紹介しながら、作品の面白さに迫っていきます。
どうぞお楽しみにしてくださいね♪

王女ピョンガン-月が浮かぶ川 あらすじ

高句麗の国王の長女であるピョンガンの父の後を継ぎ自らも高句麗の王となり国を守ろうという夢を持っている、正義感の強い娘だった。
その頃、朝廷では桂婁部族のコ・ウォンピョや他の部族が秘密裏に結託し高句麗の王座を狙うべく動き始めており、ピョンガンの母・ヨン王妃はピョンガンを連れて逃げ出す。
国境を守る順奴部族のオン・ヒョプ将軍に助けを求めたヨン王妃だったが、ヨン王妃はウォンピョたちの策略に酔って殺されてしまう。
オン・ヒョプ将軍はヨン王妃殺害の濡れ衣を着せられて殺され、オン・ヒョプ将軍の息子であるオン・ダルと逃げていたピョンガンも行方不明になってしまう。

王女ピョンガン-月が浮かぶ川-各話あらすじ」はこちらから

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王女ピョンガン-月が浮かぶ川-1話-2話-3話

王女ピョンガン-月が浮かぶ川-4話-5話-6話

王女ピョンガン-月が浮かぶ川-7話-8話-9話

王女ピョンガン-月が浮かぶ川-10話-11話-12話

王女ピョンガン-月が浮かぶ川-13話-14話-15話

王女ピョンガン-月が浮かぶ川-16話-17話-18話

王女ピョンガン-月が浮かぶ川-18話-19話-20話

王女ピョンガン-月が浮かぶ川-最終回(20話)

見どころポイント
今作品の見どころは韓国で有名な逸話である逸話「ピョンガン王女とバカのオン・ダル」を現代アレンジで描き、1500年も語り継がれた二人の純愛模様ですね。
皆が知るからこそ描きづらいテーマではあると思いますが、書かれていないifストーリー的な部分もあり皆さんが楽しめる作品になっていました。

韓国内でも久々に面白い時代劇が出てきたと報番のようで、キム・ソヒョン演じるピョンガンとヨン・ガジンというキャラの対比が非常に良かった。
時代劇や歴史ドラマは長くなりがちですが、そこを20話という短さでテンポよく収めたのも良かった!ピョンガンとオン・ダルのラブシーンもドキドキものです。

王女ピョンガン-月が浮かぶ川 評価・レビュー

韓国ドラマ「王女ピョンガン-月が浮かぶ川」の評価レビュー&感想です。
ストーリーの良し悪し、出演者の演技力、物語の展開、脚本の面白さなどを総合的に評価しています。
もちろん、レビュー&感想の中にも作品に関するネタバレがありますのでご注意ください♪

↓ネタバレ防止のため感想は非表示にしてあります!↓

韓国に1500年伝わる逸話をベースにした今作品、20話という比較的短い作品であったものの逆にこの短さが良かったですね。
まさかのオン・ダル役の途中交代というハプニングもありましたが、それでも完成度は高かったんじゃないでしょうか?

序盤から駆け抜けるようなテンポ感、最初は登場人物や設定などが一気に押し寄せますが人物描写はわかりやすかったほうですね。
最初から最後まで活躍するコ・ウォンピョがしっかりと悪役していたのも高評価だし、変に小者感が無いのも良かった。
強いて言えば、父であるピョンウォン王がどーしようもないって感じ、ただ逆にどーしようもないからこそ物語に発展するので。

中盤になると記憶を取り戻したピョンガンがオン・ダルと急接近、そして宮廷内での謀略に立ち向かっていく展開に。
よくある「女同士の醜い争い」や「台詞だらけの口だけ権力争い」みたいのが起きなかったので楽しくテンポ良く見れました。
ここからコ・ゴンが歪んでいきますがコ・ゴンはコ・ウォンピョに比べるとまだまだだなって感じも逆にコ・ウォンピョを引き立たせてましたね。

終盤でコ・ウォンピョとジン妃が良い仲だったとバレますが、あの慎重なコ・ウォンピョも女選びはあんまり上手くないようで。
そしていきなり4年経つという展開にも驚きましたが、逸話では最後は死んでしまうオン・ダルが今作品では生きていたと言うifストーリーも良かった。
やっぱりこれくらいの話数でしっかり展開を描けるドラマは強いなって感じましたね、長々続かしてテンポ悪くするのは悪手だと思います。

王女ピョンガン-月が浮かぶ川キャスト・登場人物

韓国ドラマ『王女ピョンガン-月が浮かぶ川』のキャスト&主な登場人物一覧です。
主人公(ヒロイン)から脇役まで、登場人物の詳細をリストでご紹介します!。
主演俳優・女優および共演者情報など、出演者プロフィールが一目でわかります。

ピョンガン,ヨム・ガジン役/キム・ソヒョン
高句麗のピョンウォン王の長女として生まれるが国を追われて逃げ、殺し屋の集まりである殺手房に拾われ殺し屋として育てられる。
実権を奪われてしまい、他人を疑うようになってしまった父に代わり国を収めようとし、女性で初めての高句麗王を目指す。

オン・ダル役/ナ・イヌ
スノブ部族長であるオン・ヒョプ将軍の息子、ピョンガンを逃がそうとして殺されてしまった父の遺言を守り山で暮らす。
心が優しく動物を愛し非暴力を誓う人間ではあるが、ピョンガンの夢を叶えようと自らの巨大な力を振るい闘う。

コ・ゴン役/イ・ジフン
ゲル部の首長であるコ・ウォンピョの長男であり、品位と権威を併せ持つエリート将軍でピョンガンの剣の師匠でもあった。
ピョンガンに剣を教えている時からピョンガンの事を想っている。

ヘ・モヨン役/チェ・ユファ
ソノ部の首長へ・ジウォルの養女、キレ者であり資金運用に長け父親の代わりにソノ部の実権を握っている人物。
薬草店を営み薬草の知識もある。

オン・ヒョプ役/カン・ハヌル
国境を守るスノブ部族長でオン・ダルの父、ピョンガンの母であるヨン王妃を逃がそうとしたが逆にヨン王妃殺害の濡れ衣を着せられる。

ピョンガン姫とオンダルは実在した?史実と歴史を合わせて紹介

結論から申し上げますと、ピョンガン姫もオンダルも実在した人物です。
このドラマは、韓国でも有名な昔話がモチーフとなっています。
「三国史記」の「温達(オンダル)伝」に記されたもの。
「まぬけなオンダルとピョンガン姫」として、長く後世まで伝えられているお話です。

ちょっぴり歴史をひも解くと・・・。
日本では古墳から飛鳥時代の頃でしょうか、朝鮮では高句麗、新羅、百済の三国が肩を並べていた時代です。

ピョンガン姫は、まさにこの高句麗第25代、平原(ピョンウォン)王の娘・平岡公主(へいこうこうしゅ)がモデルなのです。
立派なお姫様が、親の許嫁ではなく貧しい暮らしの温達(オンダル)と言う青年と結婚したと言うお話です。
温達もまた、後に将軍となった人物です。

逸話として伝えられているお話を簡単にご紹介!

昔々、温達というとても心優しい青年がいたそうです。
しかしこの青年、貧しさゆえに身なりはぼろぼろ、物乞いをして暮らしていたそうな。
目の見えない母親を養う心優しい温達の噂は、宮殿にいる王様の耳にも届いているほどだったとか。

王様の娘平岡公主は、幼いころはとっても泣き虫。
泣き止まない娘に冗談で、「泣いてばかりいるとバカな温達に嫁がせるぞ」と言う王様。

16歳という結婚適齢期になった平岡公主をいい所へと嫁がせようとした王様。
これに反発した平岡公主は、「温達に嫁ぐ」と言ってきかなかったのです。
その言葉を聞き激怒した王様は、宮殿から娘を追い出してしまいました。

そして温達とその母の所へとやって来た平岡公主。
もちろん、2人は断ります。
「高貴な方が来るところではございません」と言って相手にしてもらえなかった平岡公主ですが。
何とか説得し、2人は結婚することに。
宮殿から持ってきた金の腕輪を売って、生活に必要なものを買い揃えたそうです。

そして、平岡公主は温達に武術のほかにもたくさんの事を教えたのです。
すると王様からも一目置かれる存在に。

戦でも手柄をあげた温達は、王様から高い官職を与えられました。
将軍となった温達をバカにする人はいなくなったそうです。

王も代が変わり、温達は新羅軍を攻め、戦に挑み戦死してしまいます。
高句麗の領土を守ろうと必死に戦った重要人物だったようですね。

棺に入れられた温達。
連れて帰ろうとしたのですが、ピクリとも動かなかったのだとか。
そこにやって来たのが平岡公主。
棺を撫でながら、「生死は決まっているのですよ、一緒に帰りましょう」と話しかけると動き出したと言う棺。
そして温達は丁重に弔われ、人々から称えられたそうな。

まさに平岡公主の内助の功ですね!

『王女ピョンガンー月に浮かぶ川ー』では、聡明で正義感が強いピョンガン姫が、ある事件をきっかけに刺客として育てられたとありますね。
オンダルもまた、本当に愚かな人間ではなく、将軍の息子として知的な姿が描かれています。

完全フィクション時代劇なのですが、運命に屈しない2人の愛は、まさに実在した2人が現代に蘇ったようなリアリティ感あふれる内容です。

語り継がれるオンダルとピョンガン、どこまでが真実なのか定かではありませんが。
後世にこうして長く受け継がれているということは、昔の人に限らず、現代を生きる人々にとっても、強い願望や思いが込められているのかもしれませんね。

平壌にあるモラン峰には、オンダルの名前がついた楼閣があるようです。
一度は訪れてみたい場所の1つです(^▽^)/

ピョンガン姫の父親は、あの『花郎』の真興王とライバルだった?

時は三国時代へ。
ピョンガン姫(平岡公主)の父である第25代平原王について。

このドラマの中ではパッとしない人物として描かれているようですが。
当時高句麗は国内でも争いが絶えず、力を付けてきた新羅や中国にも挟まれ、とても苦しい時代でした。
王の権威も落ちてきた中で、高句麗を立て直そうと国外との外交にもひと際力を入れた人物が平原王だったようですね。

そんな平原王が生きた6世紀後半、同時代を生きたライバルともいえる人物がいます。
あの『花郎』に登場する新羅の第24代真興(チヌン)王です。
パク・ヒョンシクが演じた真興王は、端正な顔立ちのイケメンでしたね!

真興王の時代に制定された「花郎」は、軍事教育から文化的教育に至るまで、徹底して教育された男子の集団です。
史実によると、全て貴族で構成され、平民は含まれていなかったようです。
真興王から真聖王の時代に渡り、350年間に200人余りの花郎が誕生しました。
文献上名前が残っているのは26名だそうですよ。

真興王は、王である父が早くに亡くなったため、6歳で王に即位します。
幼い真興王に、政治は行えませんよね。
そこで真興王が成人するまでの間は、母が摂政を行いました。
真興王は、新羅の領土を広げて発展させ、国の力を拡張させた偉大な人物です。
仏教を崇拝していた彼は、晩年出家したそうですよ。

同じ時代を駆け抜けた2人の偉人、彼らの時代に思いを馳せてみるのもドラマを観るうえでの醍醐味かもしれませんね。

主演ジス降板の真相・理由・代役は?

実はこの作品、主演俳優の降板劇が有名な作品なのです。

6話まで放送した時点で、オン・ダル役のジス氏が降板したのです!
そして新たにキャスティングされたのがナ・イヌ氏。
この時すでに大半の撮影を終えていたという作品だったのですが、新たに撮り直したドラマです。

ジス氏の降板劇の裏には、ネットでの暴露事件があったようです。
(アスリートや俳優陣の暴露が韓国では色々と相次いでいますよね)

学生時代の校内暴力事件が露呈したようで。
追い打ちをかけるように、何と別の被害者もジス氏からの被害を主張したようです。

学生時代はちょい悪仲間との関係が噂されているジス氏でした。

この事件については、ジス氏本人も認めて謝罪。
ほぼほぼ撮影が終了していたという、すでに放送途中だった『王女ピョンガンー月が浮かぶ川ー』。
世論はやっぱり厳しかった!
ジス氏降板に向けての動きが大きくなった中、すぐにジス氏の代役が決定。
さすが韓国、動きが早いですね。

新たにキャスティングされたのがナ・イヌ氏。
彼の健闘があり、期待以上の出来栄えとなったドラマに仕上がったようです!

その裏では、ナ・イヌ氏の激務がありました。
短い撮影期間で、かなりの話数を撮影したようです。

それにもかかわらずクオリティの高いドラマに仕上がったということは、出演者、スタッフ、ドラマに関わるすべての人の情熱と意識の高さが結果に現れたのでしょう!

キャスト陣の再撮影料は?

既に撮り終えていた話数の撮り直し作業は、ほかの出演者にとっても大変な事でした。
再撮影に発生する撮影料を受け取らないとした俳優陣が続出!

チン妃役ワン・ビンナ、コ・ゴン役イ・ジフン、ヒョン妃役キ・ウンセ、タラ・サン役リュ・ウィヒョン、タラ・ジン役のキム・ヒジョンらが出演料を受け取らないと公言しました。

こうなってはほかのキャスト陣も受け取りにくい現実が発生しますよね。
出演料に関しては、俳優さんによって差があるため、正当な請求がしづらい雰囲気と言うのも困ったものです。
果たしてどうなったのか・・・。
ハードな撮影に対する見返りは、頂きたいと思って当然だと思います。

損害賠償請求はいくらかかったのか?

このドラマの制作会社から、ジス氏所属事務所への損害賠償請求もありました。
主演交代による撮影料の追加費用など、30億ウォン(日本円で役2億9,000万円)規模の訴訟を起こした制作会社。
そして最終的には、事務所との契約解除となったジス氏です。
これ以上事務所に迷惑をかけられないという本人の理由から、契約終了となったようですね。

現在のジス氏の様子は?

現在のジス氏の芸能活動については、自粛中となっています。
今年10月に社会服務要員として、兵役に就いたようですね。

兵役を終えた後、また芸能活動に復帰されるのかは未定です。
心からの謝罪が受け入れられた後、また社会復帰が出来ると良いのですが。

そんなジス氏に対して、「性犯罪を行った!」などの虚偽文も拡散されたようですよ。
デマを作成したものは、虚偽であることを認めて謝罪したとも言われていますが。
ネット上で繰り広げられるこうした虚偽内容に対しては、法的対応中だと報じられています。

王女ピョンガン-月が浮かぶ川 基本情報

放送日 2021年2月15日~2021年4月20日
話数:20話
キャスト:キム・ソヒョン ナ・イヌ イ・ジフン チェ・ユファ
監督:ユン・サンホ
脚本:ハン・ジフン

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