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クルミットです♪
「イ・サン」「トンイ」の脚本家キム・イヨンによる本格時代劇「ヘチ」。
2021年2月14日からNHK総合テレビで放映されることに決定いたしました!
チョン・イルが除隊後初主演ドラマということもあって話題性もさることながら、この時代はとにかくドラマティックで面白い!
18世紀、粛宗の晩年「トンイ」と「イ・サン」の間の出来事ですね。
そして、題名となっているヘチ(カイチ)とは善と悪を判断する伝説上の生き物だそうで、司憲府の門番として置かれている裁判獣。
その司憲府の役目とは役人の不正を監視し、政治を監視し権力の暴走の歯止めとなる機関。
しかし、粛宗末期腐敗した司憲府は重臣たちの都合よく使われしっかりとした役割を果たしていませんでした・・・。
その司憲府でおこったある事件をきっかけに卑しい血の王子として虐げられてきたヨニン君の運命が動き出し、本人すら想像もしなかった時代を動かす大きな渦の中へ・・・
ヨニン君役のチョン・イルはこれまでも数々の時代劇で気品漂う官服姿を見せてきただけあって王様役にはピッタリ!
脇を固める俳優陣コ・アラの威風堂々とした強い女性の姿も印象的です。
陰謀渦巻く宮廷に半賤半貴でどこにも居場所のなかったヨニン君が仲間に支えられ時代の正義を立て直し偉大な王へと駆け上る痛快サクセスストーリー。
ここでは韓国ドラマ『ヘチ』のあらすじやネタバレ感想、見どころといった話題を紹介しながら、作品の面白さに迫っていきますので、どうぞお楽しみに♪
ヘチ あらすじ
粛宗の次男として誕生したヨニン君。
幼い時から明瞭な頭脳と状況判断能力に長け粛宗が兄弟の誰よりも王才があることを認めていたイ・グム。誰よりも王の素質を持ち合わせていながらも母親が賤民だったことで半賤半貴の卑しい王子として後継者争いはもちろん、王宮とは縁遠い生活を余儀なくされてきました。
生きる目的すら夢見ることのできない不遇な立場の彼には王宮にも外の世界にも居場所がありません・・・。
しかし、ある事件をきっかけに後継者争いにすら加わることのなかったイ・グムが大きな政治の渦の中へと巻き込まれていきます。
そこで出会った仲間たちの協力のもと、腐敗し歪んでしまった政治の改革に挑み、敵しかいない王宮の中で周囲の信頼を勝ち取ってどのように王の座へと上り詰めていくのか?
イ・グムと仲間たちの活躍にご期待ください!!
「ヘチ-各話あらすじ」はこちらから
ご覧になりたい話数を押していただけると各話の詳しいあらすじが表示されます。
ヘチ 評価・レビュー
韓国ドラマ「ヘチ」の評価レビュー&感想です。
ストーリーの良し悪し、出演者の演技力、物語の展開、脚本の面白さなどを総合的に評価しています。
もちろん、レビュー&感想の中にも作品に関するネタバレがありますのでご注意ください♪
↓ネタバレ防止のため感想は非表示にしてあります!↓
人気のある時代背景と、誰もが一度は耳にしたことがある朝鮮王朝21代目の王、英祖。
そんな彼の若き日のサクセス・ストーリーでもあって放送前から期待が高かった作品ではありますが、期待を裏切る事なく完走できました。
はじめは期待していたコ・アラとのラブラインも途中から必要ないと思ったくらいです(笑)
タイトルの「へチ」を軸に、正義を貫こうとする者、闇に染まり志を失う者。現実に疲れ果て失望し志を捨てた者。
それぞれの心の葛藤が丁寧に描かれていて涙をさそいます。
兄弟の誰より聡明でありながら賤民の血が流れる賤しい王子といわれ、王座とは縁遠い生活を送り夢も希望も抱かずに生きてきたイ・グムが王になる決意を固め立ち向かっては叩きのめされ、傷つき・・・それでもまた立ち上がる。
老論を筆頭に高官たちの都合がいいように動かされ隠蔽されていく国。
その国を変えるために奮闘するイ・グムの姿に一喜一憂しながらイ・グムの成長を見守り応援せずにはいられませんでした。
そして、志を同じくイ・グムを守り王の道へと押し上げていく個性豊かな仲間たち。
ムンスやヨジ、タルムンそれぞれが、それぞれの居場所でイ・グムを支え守る友情と絆に胸をうたれます。
最大の敵、ミン・ジノンの心さえも揺さぶり動かしたイ・グムのブレることのない決断の数々はまさしくリーダー像そのものでした。
敵しか居なかった王宮に増えていく新たな仲間たちの存在も心強く、心に突き刺さるセリフの数々に心がしびれます。
そして、執拗にイ・グムの邪魔をするミルプン君の演技にも毎回度肝を抜かれ、ミルプン君の愛した悪女チョン・ユニョンへ捧げるタルムンの無償の愛には何度「ダメー!!目を覚ましなさい!!」と叫びそうになったことか・・・
本当に色々な要素が詰まった見どころの多いストーリーだったと思います。
チョン・イルの官服姿も、さわやかであり、カリスマ感に溢れていてましたし、貫禄すら感じられる演技にも魅了されたドラマでした!
司憲府をはじめ色々な機関が登場するので少し難しく感じるかもしれませんが、本格的な時代劇でありながら、適度な話数で中だるみすることなく展開していくストーリーは女性のみならず男性も楽しめる作品だと思います。
ヘチ キャスト・登場人物
韓国ドラマ「ヘチ」のキャスト&主な登場人物一覧です。
主人公(ヒロイン)から脇役まで、登場人物の詳細をリスト表示。
主演俳優・女優および共演者情報など、出演者プロフィールが一目でわかります。
ヨニン君 〔イ・グム〕役 (チョン・イル)
朝鮮王朝19代目粛宗の次男であり、生まれながら明瞭な頭脳と優れた状況判断能力を持ち合わせているが、母親の身分が低いために卑しい王子と呼ばれ王の血筋として容認してもらえず、王宮とは縁遠い生活を余儀なくされている。
誰からも必要とされない不遇な日々を過ごすイ・グムは義理の弟ヨルリョン君が次期王にふさわしいと考え敵対するミルプン君の悪行を暴こうと奮闘する。
しかし、王座に興味のないイ・グムだったが次第にその渦の中に巻き込まれていくことなる・・・。
パク・ムンス役 (クォン・ユル)
勉強はできないが正義感が強く根性と情熱は誰にも負けない熱血漢。
尊敬する司憲府のハン・ジョンソクにあこがれ何度も科拳試験を受けるが落ち続けている。
試験会場で偶然イ・グムに出会い朝鮮最高の暗行卸史となるべく運命が動き出す・・・。
ヨジ役 (コ・アラ)
司憲府の茶母(下働きの女性)。
男勝りで武術と捜査力に優れている。他言語を操る才女。
仕事に関したことには敏腕で繊細な完璧主義だがそれ以外の事に関しては鈍感で不得意。
ミルプン君の事件を調査中にイ・グムと出会い大きな陰謀に巻き込まれていく・・・
タルムン役 (パク・フン)
漢陽を牛耳る情報屋でもあり武術の達人。
荒くれ者だが義理人情に厚い男。
政治の争いなどには全く興味がなく自分のまわりの人たちを守るためだけの権力を望んでいたがイ・グムに出会いこの戦いに参加することを決める。
ミルプン君 〔イ・タン〕役 (チョン・ムンソン)
直系血族ではなく傍系血族の老論が推す次期王候補。
堪え性がなく自分の意に反する者は殺してしまう暴君。
老論を味方につけ次期王の座を狙っている。
ミン・ジノン役 (イ・ギョンヨン)
老論派の実質的な長。
国を守るのは王ではなく老論だとし、老論にとって都合のよいミルプン君を次期王に推す。
チョン・ユニョン役 (ペ・ジョンファ)
妓女。
領相大監の妾でミルプン君の想い人。ミルプン君を操り王妃の座を虎視眈々と狙っている。
チャンダル役 (チョン・ベス)
ヘチ 司憲府観察ハン・ジョンソクの部下だったが事件をきっかけに職を失う。その後司憲府観察になったムスンを部下として支える。
アボン役 (アン・スンギュン)
ヘチ 司憲府観察ハン・ジョンソクの部下だったが事件をきっかけに職を失う。その後司憲府観察になったムスンを部下として支える。
ユン・ヒョク役 (チェ・ミンチョル)
ヘチ 司憲府役人でハン・ジョンソクのような信念の持ち主。
朝鮮第20代王 景宗 〔キョンジョン〕役 (ハン・スンヒョン)
イ・グムの異母兄弟で粛宗の長男。
幼いころから体が弱く子供が出来なかったこともあり世子の頃から老論に廃位を企てられ支持派も少ない。
イ・グムを世弟に迎え入れイ・グムが窮地に陥るたび支えとなり力になる。
心優しく聡明な人物だが心が弱い。
ヘチ 基本情報
韓国放送局 SBS
放送時間 2019年2月11日 (月・火)22:00
脚本 キム・イヨン
演出 チュ・ドンミン
全12話(48話)
母親の身分が低いため卑しい王子として不遇な生活を強いられてきたヨニン君が、後の朝鮮最高の暗行御史となるパク・ムスンや情報屋のタルムン、茶母のヨジらと力を合わせて権力に飲み込まれ腐敗した司憲府を改革し王座へと上り詰めていく痛快時代劇。
毎回、手に汗握る展開にハラハラドキドキしながらヨニン君のカリスマ性と胸に突き刺さるセリフの数々に魅力されます。
そして、ミルプン君がヨニン君を見下し執拗に邪魔をしてくる憎々しい姿とその怪演が観ているこちらまでゾッとさせてドラマをより一層盛り上げてくれるのでお楽しみに!!