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16世紀後半の朝鮮、王命により沙器匠のガンチョンとウルタムが郎庁の座をめぐり勝負をするなか、のちに女性として初めて宮廷陶工“沙器匠”の座に上りつめるジョンが誕生し…。
【火の女神ジョンイ】(ネタバレあり)
1話
16世紀後半、朝鮮第14代王・宣祖の時代。
沙器匠のガンチョンとウルタムは王命により陶磁器製造所・分院の最高官職・郎庁の座をめぐり勝負をすることに。
ガンチョンを推している宣祖の側室・仁嬪キム氏は、ガンチョンを勝負に勝たせるために裏から手を回すことにするのだった。
どうやら仁嬪キム氏は自分の息のかかったガンチョンを郎庁の座に据えたいようです
その後、互いに茶器を作ったガンチョンとウルタム。
宣祖がその茶器でお茶を飲もうとするなか、ウルタムが作った茶器にアレルギー物質である桃の花が使われていたことが判明し、ウルタムは大逆罪で捕えられ投獄されてしまった。
どうやら仁嬪キム氏が桃の花を混ぜるよう仕組んでいたようです…
こうしてガンチョンが分院の郎庁に任命されるのだった。
一方、ウルタムの弟子で沙器匠を目指すヨノクは、ウルタムが投獄されたのはガンチョンの不正のせいだと気づき、ガンチョンに「あなたの不正を告発します」と宣戦布告する。
どうやらヨノクはガンチョンと嫌々関係を持った過去があるようですが、実はウルタムに好意を抱いているようです
「もし告発すればお前を殺すぞ…」
ガンチョンはヨノクにそう言い脅すのだった。
その後、ヨノクはガンチョンの護衛に襲撃される。
するとヨノクは護衛に「ガンチョンとの子供を妊娠してるのよ!」と言い放つ。
それを聞いた護衛はヨノクを殺すことはできず、捕らえて投獄するも、その後ヨノクは脱走した。
そんななか、宣祖に息子・光海君が誕生し、それにより宣祖は罪人たちを放免するよう命じる。
これによりウルタムは釈放されるも免職となり分院からも追放される。
失意のウルタムがウロウロしていると、脱走して窯の中で赤ん坊・ジョンを出産したヨノクを発見する。
するとヨノクは赤ん坊・ジョンをウルタムに託し、そのまま息を引き取るのだった。
その後、ウルタムはヨノクから託された赤ん坊・ジョンを育て始め、ジョンはスクスクと成長する。
見た感じ10代半ばぐらいですかね
一方、宣祖の息子・光海君も青年に成長していた。
光海君が狩りに出掛けるなか、突然大きな落とし穴に落ちてしまう。
するとそこにジョンがやって来て、穴に落ちて出られない光海君を発見するのだった。
2話
落とし穴に落ちた光海君を見つけたジョンは光海君に引っ張られ穴に落ちてしまう。
ジョンが憤りを感じていると、光海君が王子だと知る。
ジョンはそれを信じず光海君に冷たい態度をとる。
その後、なかなか助けが来ず穴の中で2人で過ごすジョンと光海君。
そんななか、ジョンの幼馴染・テドは狩りをしていた臨海君とトラブルになり捕まってしまう。
さらにテドの父親も捕まってしまうなか、宣祖が光海君を探していることを知ると、「私は森を知り尽くしているから光海君を捜索します。もし見つけたら父と私を解放してください」と交渉し、光海君を探すことになった。
一方、穴から出られないジョンと光海君は次第に寒くなり身を寄せ合い暖をとる。
身を寄せ合う2人は互いにときめき、恋に落ちるのだった。
その後、光海君の部下やテドが助けに来るなか、ジョンは光海君が本当に王子だと知り、驚き気が動転して光海君の頭を殴り気絶させてしまう。
どうやらジョンは王子に罵声を浴びせるなど酷いことをしたため処罰されるのでは?と恐れこのような行動に出たようです
そしてテドにより助けられたジョンは光海君を穴の中に置き去りにしてその場から逃げるように帰宅するのだった。
その後、光海君も穴から助けられ気絶状態から目を覚ます。
光海君はいつの間にかジョンが姿を消していることに気付き困惑するのだった。
その後、宣祖はたまたま立ち寄った酒場で、ウルダムと久しぶりに再会を果たす。
すると宣祖はウルタムに今度行われる宗廟祭の祭器を作るよう頼むのだった。
その後、王宮に戻った宣祖は家臣から後継ぎを誰にするのか決めるよう急かされていた。
そして宣祖は3人の息子たちの力量を測ることに。
これにより光海君は分院の副提調に任命されるのだった。
どうやら祭器を管理し祭りを取り仕切る役割もあるようで、その仕事っぷりで彼の力量を測ろうとしているようです
その後、光海君が分院の副提調に任命されたことを知ったガンチョンは、息子・ユクトと共に光海君に挨拶しに行く。
そこで宗廟祭の祭器の話になり、光海君はウルタムに作ってもらうことを話す。
それを聞いたガンチョンとユクトは「私たちが作るはずでは…?」と納得できないのだった。
かつてのライバル・ウルタムが作るということで、ガンチョンは余計納得していないようですね…
3話
ジョンの親友・ファリョンは、テドに想いを寄せていた。
しかしテドはジョンに想いを寄せていて、それを知ったファリョンは叶わぬ恋に嘆いていた。
そんななか、帰宅したファリョンは父・ジョンスが借金取りから借金の返済を迫られる場面に遭遇する。
するとファリョンは借金取りのボスであるソン行首に「私が借金を肩代わりするから私を引き取ってください。器の目利きができるので将来必ず役に立つと思います」と告げるのだった。
翌日、ジョンの家にガンチョンの息子・ユクトが訪ねて来る。
どうやらウルタムが祭器を作ると知り、ウルタムの家にやって来たようです
ウルタムと対面したユクトは、ウルタムが作った器を見せてもらい、その完成度の高さに驚き教えを請いたいと思いはじめる。
そのことを父・ガンチョンに相談すると、ガンチョンはそれを認めず憤るのだった。
そりゃそうですよね…
その後、ウルタムはジョンと一緒に祭器作りに取り掛かるなか、ガンチョンがウルタムの家にやって来る。
そこでガンチョンは「私が郎庁である限りお前は分院には戻れん…」と告げる。
郎庁とは、分院で磁器作りを総指揮する官職です
それを聞いたウルタムが黙るなか、その会話を聞いたジョンは「そんなこと言うな!父に謝れ!」と憤る。
ウルタムがジョンを落ち着かせるなか、ガンチョンは帰って行くのだった。
その後、ガンチョンは再びウルタムを陥れようと画策し、臨海君と接触する。
そこでガンチョンはウルタムがかつて母・恭嬪に毒を盛ったと吹き込む。
それを聞いた臨海君は衝撃を受けその話を信じ、ウルタムを敵視するようになる。
そしてウルタムの器を褒めていた光海君にも憤りを感じ、臨海君は祭享所で太祖大王の壺を割ってしまうのだった。
太祖大王は、朝鮮王朝の初代国王です
光海君がこのことを正直に父・宣祖に打ち明けようとするなか、臨海君はそれを止める。
そして2人は宣祖に会いに行くも壺を壊した件は話さず、打ち明けるタイミングを失ってしまうのだった。
その後、困った光海君はソン行首の元へ。
そこで光海君はファリョンから器の修復の名人がいると聞かされ、ジョンを紹介されるのだった。
感想
このドラマの主人公・ジョンがどのように誕生したのかが描かれたり、成長したジョンが王子・光海君と出会い恋に落ちたり、郎庁の座を争ったガンチョンとウルタムが十数年の時を経て再び争うことになるなど様々な展開がありました。
ジョンは実の父がガンチョンで、育ての父がウルタムという複雑な環境で生まれましたが、まだそのことは知らないようなので、今後それを知った時にどんな展開になるのか気になるところですね。
また光海君とのラブストーリーも今後展開されそうな予感がしてワクワクしますね。
幼馴染のテドがジョンに想いをよせていたり、そんなテドにジョンの親友・ファリョンが想いを寄せるなど恋模様は複雑に入り組んでいるようなので、これがどんな展開を生むのか楽しみです。