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クルミットです♪
『マウス〜ある殺人者の系譜〜』のサイコパス殺人鬼・バルムをメインに描いたスピンオフ。
ムチたちが七つの大罪に準えた連続殺人事件の犯人を追うなか、それをそばで見ていた真犯人・バルムは裏で一体どんな動きをしていたのか?
本編では描かれなかったバルムの行動、過去などが明らかに!
【マウス-ある殺人者の系譜】(ネタバレあり)
1話
子役の少年・ハングクが誘拐したサイコパス連続殺人鬼・バルムは、ムチやホンジュと共に犯人を炙り出すための番組を放送しようと計画を立てるなか、その正体を隠しそれに参加していた。
そんななか、バルムは知り合いでムチの兄・ムウォン神父と話していた。
そこでムウォン神父が家族を殺し自分の体を不自由にしたヘッドハンター・ソジュンのことを知ったバルムは憤りを感じ彼を殺そうと決める。
7つの大罪のひとつ”怒り”を感じていないムウォン神父への制裁ですね…
そしてその夜、ムチとホンジュが連続殺人事件についての生放送を行うなか、バルムはムウォン神父を拉致し拘束するのだった。
その後、ムチが事件に関する自らの推理を展開するなか、バルムは生放送のスタジオに電話をしてムチを煽ったり、捜査に協力するフリをしてヒントを与えたりムチたちを翻弄する。
これによりムチが連続殺人事件の共通点に気付くなか、バルムは不敵な笑みを浮かべながらムウォン神父を拘束した教会へと向かい…。
2話
バルムはムウォン神父を拘束している教会へ。
そしてムチに電話し、動画でムウォン神父を拘束していることをムチに知らせる。
兄が拘束されていることを知ったムチが衝撃を受け取り乱すなか、バルムは躊躇することなくムウォン神父の首をナイフで斬り殺害した。
さらにバルムは教会にやって来たボンイも殺そうとするも警察がやって来たためその場から逃走する。
そしてバルムはしばらくして何食わぬ顔をして教会に戻り、連絡を受け現場に駆けつけた警察官を演じるのだった。
その後、兄の死にショックを受けムチが部屋に引き篭もるなか、退屈さを感じたバルムはムチに再び事件の捜査をさせるために「3日以内にハングクを殺す…」という脅迫の動画を投稿。
それによりムチは捜査を再開し、バルムはしめしめと不敵な笑みを浮かべるのだった。
ムチはバルムに弄ばれていたんですね…
その後、バルムは医師・ヨハンが事件について調べていて、自分の正体に気付いていることを知る。
そしてヨハンと対峙したバルムは、ヨハンに襲われ意識不明に。
ヨハンはそこにやって来たムチに銃で撃たれ、その後死亡するのだった。
ムチはヨハンが犯人だと勘違いしてましたからね…
3話
時は遡りバルムの少年時代…。
小学生のバルムはウサギの腹を裂いたり、自宅の水槽にアンモニアを入れ魚を殺したり、飼い犬を殺したり、弟に危害を加えたりとそのサイコパスが日に日に開花していく。
そしてそのまま大人になったらバルムは殺人鬼になった。
大人になったバルムは殺人に快楽を見出し「七つの大罪を犯さない人に審判を下し神になろう」と決意し人殺しを始めた。
サイコパス連続殺人鬼の誕生ですね…
その後、七つの大罪に準えて次々と殺人を行うバルム。
そして高校時代からの友人で刑務官のチグクを刑務所内で殺そうとするも、その刑務所内に元医師のスヒョンがいたため、バルムはチグクの殺害は失敗に終わったのだった。
その後もバルムは七つの大罪に準えた猟奇的殺人を繰り返し、子役の少年・ハングクやムチの兄・ムウォン神父を殺害するのだった。
それから数日後、連続殺人事件の真相に気付きそうになったボンイの祖母がバルムの餌食になり殺されてしまう。
ボンイの祖母の殺害はバルムの殺しの計画にはなく完全に巻き添え…。可哀想…
そこでヨハンに殺害現場を目撃され、バルムはヨハンを追いかけるも車に撥ねられてしまうのだった。
その後もバルムは自分が殺人鬼だということを隠しながらムチやボンイたちと関わっていくなか、自分が殺人鬼だと突き止めたヨハンをどう始末しようか考えていた…。
4話
ムチが連続殺人事件の捜査を行い、バルムもその側でムチが少しずつ事件の真相に近付いていく様子を見ながらそれを楽しんでいた。
ヒントを与えたりわざと証拠品を見つけるよう誘導したり、ゲームのようにムチを翻弄し楽しんでいますね…
その後、バルムのヒントにより連続殺人事件の法則性に気付いたムチだったが、兄・ムウォン神父が殺されバルムは「どうだ…」と優越感を感じるのだった。
なかなかのサイコパスですね…
しかしその後、ヨハンに襲われ意識不明になり病院に運ばれたバルムは、ソジュンによりヨハンの脳が移植され一命を取り留めるのだった。
それから1年後…。
脳移植後以来、自分が殺人鬼だという記憶を失ったバルムは殺人鬼・ヨハンの脳が自分を蝕み、殺人鬼になって来ていると勘違いしていた。
そんなある日、失っていた記憶が戻り自分がサイコパス連続殺人鬼だと知ったバルムは絶望するのだった…。
感想
ムチが連続殺人事件の犯人を突き止めようとするなか、1番近くにいた真犯人・バルム。
彼が本編で描かれていた様々な場面の裏でどのような動きをしていたのか、どんな心境だったのかなどが明らかになったバルム目線のストーリー展開でした。
ムチは自ら連続殺人の共通点などを突き止めたかのように見えましたが、実はそれはバルムの誘導でムチはただただ翻弄されていただけだったというのは衝撃的でしたね…。
事件の糸口を見つけるヒントを与えるなどゲームのようにムチを翻弄し、ラストにはムチを絶望の淵に突き落としその様子を見てほくそ笑む…。
サイコパス全開でしたね。
ラストには脳移植後以来、記憶を失うも自分がサイコパス殺人鬼だと知り衝撃を受け絶望したところでこのスピンオフは終了。
ここから31話へと続いていくわけですが、バルムがどうなってしまうのか気になるところです。