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クルミットです♪
父である海光君をユルムから救うため危険を冒してまで「功臣録」を盗み出したノクドゥ。
きっと真実がわかれば海光君の心は落ち着きを取り戻し、兄も父も堂々と暮らしていけると信じていたノクドゥ。
しかし、その期待は虚しく崩れ去りました。
そしてドンジュもまたユルムからノクドゥの父親が海光君だと聞かされ真実を知ることとなりました。
ドンジュにとっては自分の家族や、人生そのものを奪い去った殺したいほど憎み続けた人物の息子だったなんて・・・
2人の運命があまりにも可哀想で切なく、これからどんな展開になっていくのか気になって仕方ありません。
「功臣録」を渡さなかったノクドゥ、ユルムと手を組むなんてことはないだろうし・・・
一体どうなっていくのでしょう?!
【ノクドゥ伝】(ネタバレあり)
13話
お互いに辛い気持ちを心に抱きながら約束の場所で会うノクドゥとドンジュ。
「仕事が辛かっただけ・・・」と、互いを気遣い「海にはまた今度行こう・・・」と話して微笑み合い別れます。
そこへ現れたユルム。
ノクドゥが海光君に会いに行って地下牢に父親が捕らえられていること、自分の出生の秘密を知ったことを知って、無慈悲に息子を殺し捨てただけでなく、今も殺そうとしている海光君に謀反の証拠を渡したくなかったのだろうと話すユルム。
ノクドゥは「それはお前次第だ、兄さんに手を出したり、無月団に手を出したらその時は・・・お前のことをいつでも見ているからな。」と言って席を立ちます。
傷ついた心に刺さりますね
そんなノクドゥに自分と手を組めば私は証拠を握られている不安もなくなるし、お前は仲間の安全と、お前を捨てた父親に一番残酷な復讐が出来ると伝えるユルム。
ユルムを見つめ「狂ってる」と言い残し去って行くノクドゥ。
そんなノクドゥにユルムは2日間時間をやるからよく考えろと話します。
海光君の味方はいなくなりましたね・・・
海光君に呼ばれたノクドゥ。
「話したいことがあったようだが?」と海光君に聞かれますが「はい。でも、もう必要なくなりました。」と答えます。
海光君に弓を射ってみるかと言われたノクドゥは的に向かって弓をひきますが、海光君がユンジョのことを自分の悲しみと寂しさを知り支えてくれた友の1人だと思っていたが、ただの偽善だった。二度と騙されないし許さない・・必ず見つけ出し殺すと話すので、弓の方向を海光君へ向けました。
切なすぎる・・・
涙がこぼれ落ちるノクドゥ。
何も気が付かない海光君は「お前を兼司僕に任命する・・・余を近くから長い間守ってくれるか?」と伝えます。
ノクドゥは弓の方向を的へ向け放つと「ありがたき幸せです陛下。命を懸けて命に従います。」と答え、そんなノクドゥをみて海光君は微笑みます。
ノクドゥが可哀想すぎます(;_:)
ドンジュはノクドゥが王のすぐそばで働くことになったことを知り心が痛みます。
ファンテを牢屋から出し、家に行ってゆっくり話をしようと言うノクドゥ。
ファンテは「いい加減にしろ。兄とも呼ぶな。俺の名前も家も取り戻して堂々と生きて行きたいのに、それがダメなことなのか?一体なんで俺の邪魔をするんだ?」とノクドゥを突き放します。
「お父さんが王宮の地下牢に捕まっている・・・知っている。全部が俺のせいだってことは。俺が必ず父さんを救うから。」と言うノクドゥにファンテは「ユルム様の手助けをした方が早くお父さんを救い出せるはずだ」と言って去って行きました。
こんなに冷たくしなくても・・・
その夜ノクドゥは20年前、海光君が息子を殺して捨てようとしたことを書いた紙を町中に貼り付けました。
噂は町中に広がり海光君の耳にも入ります。
動揺する海光君に「今、反応すると人々はそれを事実だと受け止めるでしょう・・・今は何もしないで動かない方がいいでしょう・・・」と話、人目があるから地下牢にも出入りしないようにと忠告するノクドゥ。
地下牢から海光君を遠ざけるためですね
ノクドゥの言葉に従う海光君。
ノクドゥは地下牢へ行きます。
ユンジョはノクドゥが来たことに驚き、早くこの場から逃げるように伝えますがノクドゥは「なぜあんなことを?なぜ俺なんかを救ってお父さんがこんな場所に居るのですか・・・なぜお母さんを死なせて兄さんを・・・俺なんかの為に・・あの方の言う通りそのまま死ぬべきだったんです。俺を捨てるべきだったんです・・・」と言って涙を流します。
「父親の前で息子であるお前が何を言っているんだ!あの時死んだように伸びていたお前が最後の瞬間に鳴き声を上げた産まれたばかりの小さな体で、自分は死んでいない。生きていると・・・すごいことでも難しいことでもない。ただ人間として当然のことをしただけだ。」と話すユンジョの言葉に「その結果がこんなに残酷でも?」と問いかけるノクドゥの瞳からは大粒の涙がこぼれ落ちます。
そんなノクドゥの姿にユンジョの頬を伝う一滴の涙。
ユンジョは「もう一度あの時に戻ったとしても私はお前を救う。だから自分の命をむやみに扱うな。今すぐに王宮をでろ」と諭します。
ユンジョの言葉に号泣です(T_T)
しかしその言葉を聞いたノクドゥは「いいえ。俺は逃げも隠れもしません。こんな所にいさせて申し訳ありません。父さん。絶対にここから出られるようにしますから」と言って一礼し出て行きます。
ユンジョ心配ですよね・・・
複雑な気持ちを抱えたままドンジュに会いに行ったノクドゥ。
顔が見れたからいいと言って去ろうとするノクドゥに「一緒に海に行きましょう」と誘うドンジュ。
2人は川へ遊びに出かけます。
海がそんなに遠いと知らなかったと話すドンジュに「海じゃなくてもお前が傍にいればどこでもいいんだ」と微笑ノクドゥ。
ドンジュの手を取り丸太橋を渡らせながら「俺が未亡人村に潜入したのは自分が何者かをいつも知りたかったからなんだ。そのことを知っている者が未亡人村にいると思っていたから。」と話し始めます。
「それで自分が何者かわかったの?」と聞くドンジュ。
ノクドは「うん。わかった。全部。だから全てを正してみせる。お父さんを守らなきゃいけないから・・・」その言葉を聞いたドンジュはノクドゥの手を思わず放してしまいます。
不思議に思うノクドゥはドンジュの手をしっかりと掴み直しました。
ドンジュは海光君を守りたいんだと勘違いしていますね・・・
尚宮の使いで町に買い物へ行ったドンジュは昔家の召使だった老夫婦に声をかけられます。
驚き抱きしめるドンジュ。
老夫婦はドンジュを両親たちを葬った墓に連れていきます。
2人に感謝して涙を流すドンジュに「なぜ王宮なんかにいるんですか?何かするつもりじゃないですよね?危ないです。まだ終わっていないんです。逃げなくてはいけません。生きている事が知られれば殺されます。」と伝える老夫婦。
ドンジュは「そう言われたの?探し出して殺すって?逃げないわ。ここまで苦労してきたんだから。」と涙をぬぐい再び復讐心を募らせました。
余計なことを・・・(-_-;)
王宮では海光君に意見した家臣が切り捨てられ、駆け付けた息子が泣きながら海光君に「なぜこのようなことを・・・なぜ・・・父を返してください!」と訴えていました。
それを制止するノクドゥ。
その様子をドンジュが見つめていました。
ドンジュ勘違いしないで欲しい・・・
海光君は地下牢へ行きユンジョに「お前のせいだ、お前があの子を救わなければ!!」と怒りをぶつけます。
「いいえ。私が何をしても陛下が隠し持っている醜悪な真実は変わりません。」と答えるユンジョ。
海光君はユンジョに拷問を与えました。
ユンジョの苦しむ声を聞き駆け付けたノクドゥは海光君を制止します。
「今夜この者を殺してでも、あの子が死ぬところを見るのだ!」と言う海光君をなだめ
地下牢から連れ出すノクドゥの姿を切なそうに見つめるユンジョ。
ひどすぎる・・・ノクドゥ可愛そうですね(;_:)
ドンジュは1人部屋で老夫婦の言葉を思い出していました。ノクドゥに貰った花の指輪を取り出し見つめるドンジュ。
海光君を支えるノクドゥの姿を思い出し、切なくなります。
どうするんでしょう・・・
ノクドゥはユンジョに薬を持っていきます。
薬を塗るノクドゥに気が付いたユンジョは「なぜ戻ってきたのだ?人に見られたらどうするのだ・・・ノクドゥ」と優しく諭します。
ノクドゥは涙を堪え「父さんにこんなことをした事を後悔させます。絶対に許しません。やり返します。血の涙を流させてやります。惨めたらしくしがみついたあの座から悲惨に落として見せます。そして俺が台無しにしてきたことが少しでも取り返せるのなら・・・」と答えると瞳からは涙がこぼれ落ちました。
「同じ人間になるつもりか?!あの方はお前の産みの親だぞ」と訴えるユンジョ。
「だから・・・だから許せないんです。父親だから」と言ってその場を離れるノクドゥ。
ユンジョは心配でたまらないという感じですね・・・
ノクドゥの顔色が悪いと気遣う海光君。
海光君は「私が恐ろしいか?私自身も自分が恐ろしいと思うのに・・・」と話します。
「いいえ。私は陛下のおそばを離れません」と答えるノクドゥ。
その言葉に海光君は笑顔を取り戻します。
そこへユルムがやって来ます。
海光君はノクドゥにユルムと一緒に子供を探すように伝えると「必ず捕らえるのだ。逃がすくらいなら殺せ」と命じます。
ノクドゥは殺さなくてはいけない理由は何かと海光君に聞きます。
「奴が王になる運命だそうだ。生きていれば余は王座に座っていても王として死ねないそうだ・・・やっと手に入れた座なのに」と答え去ろうとする海光君。
ノクドゥは「それが全てですか?」と問いかけます。
「世にとっては有り余るほどの理由だ」と言って去って行きました。
狂ってる・・・(:_;)
呆然と立ちすくむノクドゥにユルムは「神妙な慈眼をお持ちのお方だったそうだ。その縁を最後に世を去られたが、なぜそんな事を聞いたのだ?何かすごい理由でもあるかと思ったのか?」と言ってその場を去ろうとしますが、ノクドゥはユルムの腕を掴みます。
ユルムと手を組むことに決めたノクドゥ。
「本当に応じるとは思わなかったが衝撃が大きかったのだろう。たかが占い師の予言に振り回され、お前を殺そうとしたのだから・・・」と言うユルムに「そこまで恐れていたことを現実にするのも悪くはないだろう・・・俺に殺させてくれ。」と話すノクドゥ。
ユルムと手を組む?!
1人酒を飲みドンジュを訪ねたノクドゥは「酒を飲めばお前に言えると思ったから・・・俺から離れろと・・・でも飲んだら本当の気持ちを話したくなって。本当に言いたいのは・・・行くな。無責任で自己中心的だってわかっている。酒のせいにしてもいい。でも、それでもお前は・・・俺が何をしても、どん底まで堕ちた悪人でもお前は俺の側にいて欲しい。」と伝えキスします。
ドンジュは涙を流し「悪いのは私よ。だからいけなかったのに・・・一緒にいる間だけでも好きになれというあんたの言葉に惑わされたの。そうしたかったの。もうやめましょう。私たち。そうしないといけないの。何があっても、私が何をしてもあんたは悪くないから。全部私のせいだから。ごめん。」と言って去って行くドンジュ。
ドンジェを追いかけ抱きしめるノクドゥ。
「側にいれば傷ついて苦しいはずよ。嫌なの・・・そうしたくないの。だから行かせて」と言うドンジュの言葉を聞いて掴んでいた手を放すノクドゥ。
その意味をしったらノクドゥは余計に悲しむでしょうね・・・
翌朝王宮でドンジュを待つノクドゥですがドンジュは当分の間休みもらって王宮には戻らないと知ります。
ドンジュは老夫婦にお金を渡し感謝の気持ちを伝えますが、老夫婦はドンジュが復讐を企てていることを悟ります。
大丈夫なんでしょうか・・・
ユルムは仲間たちにノクドゥを紹介し、ノクドゥは「功臣録」に名前を書き印を押しました。
ノクドゥは総括へ会いに行くと王宮で拾ったので中殿さまに渡して欲しいと言って半分のノリゲを渡しました。
「ずっと探されていたから良かったです。」と言って微笑む総括に中殿さまをよろしく頼みますと伝えるノクドゥ。
そこへ老夫婦の夫が現れ・・・
嫌な予感・・・
謀反を企てているものがいると話す老人。
「生きているなんて知らなかった。10歳にもなっていない子供が妓生房に流れ着いてやっとの思いで生き延びたようです・・・」と聞いたノクドゥはドンジュを思い浮かべ・・・あり得ないと自分に言い聞かせつつもドンジュのもとへ走りだすノクドゥ。
逃げるドンジュは振り向き弓を構えます。
そこに立っていたのはノクドゥでした。
弓を隠すドンジュ。
ノクドゥはドンジュに歩み寄り今までのドンジュの言葉を思い出していました。
「お前・・知っていたのか?俺が何者なのか?」と聞くノクドゥにうなずくドンジュ。
役人たちの声が近づいてきます。
ノクドゥは涙を流しながら「行け。早く行けって!」とドンジュを逃がします。
14話
何度も振り向きながら走り去るドンジュ。
ノクドゥの行動を怪しむ総活は密かにノクドゥの身辺を調べるように命じます。
男装したドンジュは海光君が王宮から出たことを確認します。
お寺に言っていた中殿は王宮に戻りユンジョのもとへ駆け付けます。
責任はすべて自分が取ると言ってユンジョを解放するように命じる中殿。
ユンジョの話からノリゲを見つけてくれた者が自分の子供であると気が付きます。
いつになったら会えるんでしょうね(;_:)
ノクドゥが何をしようとしていると知った中殿。
ユンジョからそれを止めるためノクドゥの後を追いかけると聞くとユンジョの腕を掴み「気を付けて・・・面目がありませんが必ず息子を守って下さい。」と伝えます。
海光君の一行に茂みに隠れながらついて行くドンジュ。
ユンジョはノクドゥを守るため馬を走らせて追いつき行動を見張っていました。
ユンジョ・・・体ボロボロなのに(^^;)
ユンジョはドンジュと出くわします。
その夜、海光君と臣下たちの酒の席で昔話をする海光君にいたたまれなくなったノクドゥは席を立ち、「警備に入って来ます。」と言って外へ出ました。
道端に咲く花を見つめ「会いたいな・・・」と呟くノクドゥ。
そんなノクドゥを見つけ思わず「ノクゥ・・・」声を出してしまうドンジュ。
慌てて隠れるドンジュですがノクドゥはドンジュが付いてきていることに気が付きます。
ノクドゥはどうするんでしょう・・・
その時ユルムから指示を受けている臣下がやってきてノクドゥの行動を心配します。「約束の時間には必ず・・・」と言いかける臣下の言葉を遮り「心配いらないと確かに言いましたが?」と言って臣下と中に戻るノクドゥ。
ノクドゥの去った後ノクドゥのつんだ花を持って立ち去ったドンジュ。
ドンジュを止めなくてはいけませんね。
次の日、総括が慌てて海光君のもとへやって来ます。
「ユンジョが脱獄しました・・・中殿様が解放し共に消えられたようです。」と話す総括の話を聞いて驚く海光君。
その海光君に矢を向け狙っているドンジュ。
弓を入ろうとした瞬間、ふらつく海光君を支えるノクドゥが視界に入り、弓をいることが出来ませんでした。
海光君は王宮の警備を強めユンジョと中殿を探すよう命じ至急王宮へ戻るよう指示を出します。
ノクドゥも気が休まる日がないですね
移動するドンジュは護衛に見つかりますがユンジョが助けに入りドンジュを救います。
腕を切られたユンジョを手当てするドンジュ。
「行列を追うのは、やめた方がいいでしょう・・・」と優しく諭すユンジョに「あなた様だって同じでしょう?」と返すドンジュ。
ユンジョは「私は誰かを害しに来たのではありません・・・大切な人を守りに来たのです。しようとしていることが不可能なことだとわかっているんですか?万一成功してもあなたは死ぬでしょう。それでもしたいのですか?」と問いかけます。
ドンジュは「しなければならないからするのです。亡くなった母と約束したんです。家族の恨みを晴らすため・・・だから見逃して下さい。」と答えます。
お母さんはそんなこと望んでないだろうに・・・(:_;)
「誰かを殺すと約束した・・・嘘ですね。そんなことを望む親はいない。どのような悔しい死に方をしても、残された子供に誰かを殺して恨みを晴らせと、そんなことを言う親はいません。私にはわかる。私も親で今一番恐れているのがそれだから。息子が大切な命を犠牲にして復讐などにこだわっていそうで・・・そうして自分をダメにしそうで。家族はみんな、あなただけでも平穏で幸せになることを願ったはずです。復讐を夢見て地獄の中で生きるのではなく・・・。親とはそういうものです。」と話すユンジョ。
ユンジョの言葉に号泣~(T_T)
ユンジョの言葉を聞いたドンジュは「生きるのよ・・・。必ず・・・必ず生き延びて。申し訳ないと思ったり長く悲しんだりしないで。おぞましいことは全て忘れるのよ。全て忘れて生きておくれ・・・私の娘・・・」そう言って息絶えた母の言葉を思い出しました。
「申し訳ないと思わず、全てを忘れて生きよと。でもどうしようもありません。私の目の前でみんな死んだのに私を残してみんな死んでしまったのに・・・私に幸せに生きろと言うんですか?私にどうしろと」と言って泣きじゃくるドンジュの肩を優しくたたきながら「申し訳ない。干渉し過ぎました・・・しかし、私の話をよく考えて下さい。本当にそうしたいのか」と優しく語り掛けるユンジョ。
ドンジュは唇をかみしめ、その場を後にします。
ノクドゥはユンジョに育てられて本当によかったですね。
雨足が強くなる中、橋を切って兵の足止めをするノクドゥ。
ユルムは計画通りに兵を率いて王宮に入ります。
その頃、海光君はノクドゥの産まれた日を思い出していました。
そこへノクドゥが現れます。
2人で酒を飲みたいという海光君。
ノクドゥの父は頑固な人のようだと話します。
それを聞いたノクドゥは「知恵深く温かいお方です。このような親不孝の私を・・・私のせいで・・・」と答えるノクドゥに、「父と息子がここまで深くなれるとは羨ましいものだ。余は先王の前に立つのが恐ろしかった。氷の上に立っているかのように常に息を殺して足先まで緊張していた。捨てられそうで、追い出されそうで・・・しかし、よく考えてみたら一度だけでも可愛がってもらいたかったようだ。余が言えることではない・・・余が何も知らなければ、あの子とお互いを思いやる親子として生きていけたのではないかと・・・」と呟く海光君に「後悔されているのですか?」と尋ねるノクドゥ。
後悔していると言って欲しいですよね・・・
「今さら仕方ない」と答える海光君の言葉に複雑な表情のノクドゥ。
王宮では王妃がユルムの到着を待っていました。
ファンテにノクドゥが役割をしっかりと果たせばこの国の王は変わると話すユルム。
「王位に就かれたら約束を全て守ってくれるのですね?」と確認するファンテ。
ユルムは全てが終わればノクドゥは殺すとファンテに伝えます。
ファンテの考えが読めませんね・・・
海光君のもとに総括が駆け付けてきました。
ノクドゥについて調べていた総括は海光君に「ユンジョが育てたという陛下のご子息のようでございます。」と報告します。
総括の言葉に驚きを隠せない海光君。
今までのノクドゥとのことを思い出していました。
「余の気持ちを全て注いだのに・・・恐れ多くも余を騙し横に居るとは」と言って涙を流します。
今までの出来事を思い出し、ノクドゥに申し訳ないと思う気持ちはないんですね(-_-;)
怒りに刀を抜いた海光君はノクドゥを探しに山へ行きます。
ユルムから指示を受けている臣下もノクドゥを信じられず、自分たちで海光君を捕らえることに決め、ノクドゥは殺すように指示を出します。
謀反をおこした臣下たちに追われる海光君。
そこへドンジュが現れ驚く海光君にドンジュは弓を構えます。
ドンジュ・・・
ドンジュは本名を名乗ります。
ユ家の生き残りだと知った海光君。「余を殺すつもりか?そなたもまた、その為に余の側に来たのか?奴のように。共に殺そうと企んでいたのか!・・・余が殺さなければ殺されていた。それが余とお前の父の時代の法則だ!見るのだ!余の座を狙うものが誰なのか?余の息子ではないか。死んだと思っていた余の息子。殺してやる。余が先に!」と叫ぶ海光君の言葉に「自分の息子を殺すですって?ノクドゥは知っているのですか?父親が自分をそう考えていると?」と涙を流しながら聞くドンジュ。
海光君が「知っているだろう。ずっとそばで余を見張っていたのだから。」と答えると、「狂ってる。長い間あなたを殺す瞬間を夢見て来たわ。とてもすっきりすると思っていたのにそうじゃなかった・・・こんな人間を殺すために長い間傷つきながら・・・どんな高みにいようとも全ての人をひれ伏させても、あなたは死んでいるのと同じ。誰も信じず誰にも信じてもらえない抜け殻よ。何もない。誰もいない頂上にいるだけ。」と言って矢を放ちました。
ほんと狂ってる。
放たれた矢は海光君ではなくノクドゥに襲い掛かろうとしていたユルムの臣下の胸に突き刺さりました。
驚く海光君に「あなたは殺す価値もない」と言い放つドンジュ。
ふらつく海光君は足を滑らせバランスを崩します。
とっさに手を差し出すドンジュ。
海光君はドンジュの手を掴みますがその手を放し崖下の川へ姿を消しました。
ノクドゥはユンジョと共に海光君の臣下に海光君が川へ転落したこと、王宮ではユルムが謀反を企てて待ち構えていることを知らせ、海光君を探し出すように指示を出しました。
そして、自分たちは約束の時間に合わせて王宮へ戻ると伝えます。
ユルムと手を組むつもりはなかったんですね。
王宮でノクドゥたちの帰りを待つユルム。
戻ってきたノクドゥはユルムに剣を向け「謀反の群れを掃討しに来た!今からでも後悔している者があれば来い。取り計らってやる。いないのか?じゃあしょうがない。入ってきてください。」と言うとファン将軍や長官をはじめ兵たちがノクドゥの後ろにつきユルムたちに剣を向けました。
感想
う~ん。良い所で終わりましたね~
今回もノクドゥにとっては辛い展開でした。
誰も信じることが出来ない海光君の心弱さが結局は自分自身を陥れることにつながっていることをなぜ気が付けないのか・・・
友や子供、そして妻。何度も手を差し伸べているのに、その手を掴むことが出来ない哀れな人ですね。
それでも、ノクドゥは海光君を守り、ユルムと戦うことを選択したようですが・・・
気になることが沢山あるのに次回に持ち越しですね~
早く続きが見たいです。