【ブギウギ】64話|スズ子の歌は「正気に戻れる」の解釈に反響

ブギウギ・64話

朝ドラ【ブギウギ】第13週「今がいっちゃん幸せや」第64話(第64回)が2023年12月28日(木曜)に放送。

放送後、愛助が言った、スズ子の歌は「正気に戻れる」という解釈にSNSで反響が…。

今回は【ブギウギ】64話のあらすじネタバレ・感想・出演者について!

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【ブギウギ】64話のネタバレ

【ブギウギ】64話のあらすじネタバレです。

愛助()の生死

東京に戻ったスズ子()は、空襲で一面が瓦礫(がれき)になっている惨状を目の当たりにする。スズ子が三鷹の家に戻ると、幸いなことに家の付近は空襲はなく、愛助(水上恒司)とも無事再会する。

その後、坂口(黒田有)からは、愛助の母・トミ(小雪)も無事だと聞くが、東京や大阪の多くの知り合いの安否はわからないままだった。

空襲警報が当たり前の日常となる中、山下()が富山を慰問する仕事を提案する。愛助と離れることを不安に思うスズ子は地方公演を断って、愛助のそばにいることを決めた。

スズ子の歌

そんなある日の夜、空襲警報で防空壕へと入ったスズ子・愛助・小夜。しかし赤ちゃんが泣き叫んでいて、その母親(守殿愛生)もなだめるが泣きやまない。すると一人の男性が「やかましいな」「黙らせるか、この防空壕から出ていけ!」と怒りだす。

小夜は「赤ん坊の声が敵機に届くか」「おめが泣きたいんじゃないか」と怒った。

防空壕の空気は重くなってしまう。 そんな中、スズ子が優しい声で「アイレ可愛や」の一節を歌いだす。

いつの間にか赤ちゃんも泣き止み、スズ子はリクエストでもう一度歌うことに…。

64話の結末

翌朝。防空壕の外に出ると、赤ちゃんを抱いた母親が「あの歌、どんな歌でしたっけ」とスズ子に尋ねてきたので、スズ子が口ずさんで教えた。

その母親は感謝し、スズ子の歌を歌いながら明るく去って行く。

その様子を見ていた愛助は、スズ子の背中を押す言葉をかける。

愛助「さすが、福来スズ子や。みんなスズ子さんの歌で正気に戻っていく。スズ子さんの歌には力がある。僕もそやった。僕はこんな時やからこそスズ子さんに歌ってほしい」」

スズ子は歌手としての活動を再開することを決意するのだった。(来年の放送につづく)

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【ブギウギ】64話の感想

スズ子の歌は「正気に戻れる」の解釈に反響

殺伐とした雰囲気だった防空壕の中で、スズ子は歌いました。

赤ちゃんが泣くのをやめ、みんな優しい気持ちになって防空壕を後にします。

そんな時、愛助が福来スズ子の歌で「正気」に戻ったのだと解釈し、説明していました。

この「正気に戻れる」という言葉にSNSでも反響が…

あのおじさんも平常通りならば、本当は優しい人だったのかも…。つまり正気ではない。

あの時代、みんな正気でなんていられなかったのかもしれませんが…。

愛助の言葉、この解釈は、とても印象的で優しいものでしたね。

現実に立ち向かう力を

そういえば、初舞台の直前で緊張していたスズ子に対し、大和礼子(蒼井優)はこう語りかけていました。

礼子「お客様は現実を忘れるために劇場にいらっしゃるって言ったけど、それだけじゃない。現実に立ち向かう力をもらいにくるの。生きる力」

あのお母さんやおじさんは、空襲という現実を忘れ、現実に立ち向かう力をもらったということですね。

震災後やコロナ禍の間、「不謹慎」「不要不急」などと言われ、エンターテインメントを自粛することがあります。「楽しむ」ことが罪であるかのような時があります。

もちろん、戦時中のエンタメ業界の扱いとは全然違うという意見は分かりますけど、似てると想像することは悪いことではないと思います。戦争を知らない世代でもエンタメ自粛ムードの重苦しさは少し分かるつもりです。

必要か不要かという観点でいうと、文学を学んで何になる?小説・漫画より実用書!という考えにも通じます。

でも、エンタテインメントや文化芸術は人々の生活と社会を豊かにする…そんなことも64話を見て、思いました。

ということで、まとめると・・・

スズ子の歌はもちろん、音楽・舞台・テレビドラマなどエンタメは、一時の現実逃避のためだけでなく、人々を勇気づけ、辛い現実に向き合う力を与えてくれる…。

そんな歌の力、エンタメの力を再認識させてもらった第64話であり、2023年最後の放送の朝ドラ『ブギウギ』だったと思います。

キャスト・スタッフの皆様、お疲れ様でした。撮影が続くと思いますが、来年もよろしくお願いします♪

【ブギウギ】64話の出演者

【出演】趣里,水上恒司,近藤芳正,黒田有,小松健悦,茂中瑛子,守殿愛生,

【語り】高瀬耕造

【作】足立紳

【音楽】服部隆之


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