【ブギウギ】第9週のネタバレあらすじと予告!「贅沢は敵だ」の中、スズ子が逮捕!?

ブギウギ・41話

【ブギウギ】第9週「贅沢は敵だ」(11月27日~12月1日)の時代は、1940年。日中戦争の3年目で、翌1941年12月には真珠湾攻撃でアメリカと戦争へ。「贅沢は敵だ」というスローガンが掲げられ、娯楽である舞台公演の取り締まりが強まる中、スズ子()が逮捕!?どうなってしまうのか…。

今回は【ブギウギ】第9週のネタバレあらすじと予告について。

【ブギウギ】第9週のあらすじ

第9週のあらすじ

昭和15年(1940年)夏。スズ子(趣里)と梅吉(柳葉敏郎)が一緒に暮らし初めて1年が経った。梅吉はツヤの死から立ち直れず、酔いつぶれる日々だった。伝蔵(坂田聡)の屋台に通っては騒ぎを起こし、伝蔵やチズ(ふせえり)に迷惑をかけてばかりいた。

日中戦争が始まって3年、梅丸楽劇団は丸の内署の警察官に監督されながら公演をすることになり、派手な演出はできなくなっていた。舞台を自由に動くスズ子は警察から「軽薄」だと言われ、三尺四方(一辺約90㎝の範囲)から出ないよう動きを制限される。ある日、スズ子はつい舞台で動きすぎて、公演の途中にもかかわらず、警察に連行されてしまう。

取調室にて。つけまつげや派手な化粧も注意されたスズ子は仕方なく謝って帰ろうとした時、りつ子()の「冗談でね!あたしはお客さ夢みせる歌手だ。着飾って何わりい!」という声が聞こえてきた。自分の楽団を持つりつ子は警察のやり方に従わず、たびたび指導を受けていた。

【ブギウギ】第9週のネタバレ

第9週のネタバレあらすじ

ある日、りつ子が梅丸楽劇団の公演を見に来ていた。公演後、りつ子は、警察の指導に従ってオトナしく踊っていたスズ子に「今日のあなたはつまらない」と言い放つ。「ワテかてもっと自由に楽しく歌いたい」というスズ子に対し、りつ子は「ならそうすれば?」と告げた。

そんな中、小林小夜()がスズ子に弟子入りを懇願。スズ子は弟子を取る気はなかったが、行くあてがないという小夜をしばらく泊まらせることにした。そして、梅吉の飲酒を止めるようお願いする。しかしスズ子が帰宅すると、小夜が梅吉と一緒に酒を飲んで騒いでいた。スズ子は激怒して、小夜を追い出し、梅吉を「情けない。役立たず」となじった。

一方、梅丸楽劇団の観客数は減少する一方だった。招集される楽団員も多く、ついに解散が発表された。落胆するスズ子。その頃、梅吉が警察に連行されていた。伝蔵の店で酔っ払いと喧嘩したからだが、スズ子が迎えに行っても梅吉は喧嘩のの理由を話さない。

途方に暮れるスズ子は羽鳥()の家を訪ねる。羽鳥はその晩のりつ子の公演チケットを譲渡。そしてその公演で、「別れのブルース」を歌うりつ子に魂をつかまれたスズ子は、その感動を伝えるため、楽屋を訪ねた。

りつ子「こっちは楽団を抱えてんのよ。半端な歌は歌えない。雇われのあんたとは覚悟が違うわ。あんたは歌いたいんじゃないの?人の歌に感動してないで歌いなさい

その帰り、スズ子は伝蔵の店で梅吉が酔いつぶれていることに気づく。スズ子が先日の警察沙汰を伝蔵に謝る。すると、伝蔵はスズ子の歌を悪く言われたことが喧嘩の原因だったという。
スズ子は目を覚ました梅吉とツヤとの思い出を語り合う。梅吉は「(ツヤは)お前の歌が好きやった。お前の歌、聴かしたってくれ」と頼む。スズ子は「ワテ、歌うわ」と決心し、ある決意も固めた。

【ブギウギ】第9週│「贅沢は敵だ」の中、スズ子が逮捕!?

「贅沢は敵だ」の意味

週タイトルでもある「贅沢(ぜいたく)は敵だ」とは、1940年、国民精神総動員運動の中で制定されたスローガンです。

贅沢をしている外国は敵だという意味ではなく、日本の国民に対して、贅沢をするようなやつは敵だと言っているスローガンです。戦争で勝つために、みんなで一緒に質素な生活を我慢しようということ。現代の感覚ですと、国から締め付けられる感じで嫌ですね。

戦争が起こると、国が戦争を始めたのに、庶民が苦しい思いをすることになってしまいます。国土が戦場になれば軍事基地だけでなく市民も被害を受けます。政治家の仕事は戦争をしない、巻き込まれないことがまず重要だと個人的には強く思います。

ただ、朝鮮半島では休戦中ですし、台湾有事もよく噂されています。アメリカの言いなりと批判もありますが日米安保条約、核の傘でも何でもいいので日本を守って欲しいと願うばかり。

戦争放棄や戦力不保持、交戦権の否認を定めた日本国憲法第9条の評価には賛否あります。平和ボケとの批判もありますし、自衛隊という戦力があることも議論の余地はあります。でも議論しながら、国を守ろうとしていくことが重要だと思います。話がズレました(笑)

当時の他のスローガンは↓

  • 日本人ならぜいたくは出来ない筈だ!
  • 欲しがりません勝つまでは
  • 石油ガソリンの一滴、血の一滴
  • 東條首相の算術「2+2=80」
  • パーマネントはやめましょう
  • 国民精神総動員
  • 進め一億火の玉だ
  • 遂げよ聖戦 興せよ東亜
  • 聖戦だ 己れ殺して 国生かせ

現代では受け入れがたいスローガンばかりです。

スズ子は歌い続ける

ドラマのことに戻ると、第9週では、スズ子は舞台で派手に動き回ってしまい、逮捕されてしまいます。しかし、りつ子は国の方針に抗おうとしていました。また、梅吉はスズ子に歌って欲しいと頼みます。そうしてスズ子は決心。

梅丸楽劇団は解散した中ですが、スズ子は歌い続けることを決めました。

スズ子のモデル・笠置シヅ子さんは3cmもある長い付け睫毛に派手な化粧と身振りが警察から睨まれたそうです。

1939(昭和14)年には、丸の内の劇場への出演を禁じられました。

激しく踊って歌う笠置シヅ子のステージに対し、警察がマイクの周辺の1メートル前後の範囲内で歌うことを強要。

ある日、警視庁に呼び出されたシヅ子は、こんな言葉で注意されました。

「戦意を昂揚しないといけない時に、あなたの歌と派手な動きは雰囲気があんまり出過ぎて困る。とうぶん遠慮して直立不動で唄ってくれないか」

『ブギの女王・笠置シヅ子』砂古口早苗(著)より

当時のことについて、シヅ子はこう語っています。

「まぁあれは懇談的なもんやったけど、どこかの新聞には“笠置シヅ子叱られる”と大きく書きたてられましたわ(笑)河童が陸に上がったよりも、もっと惨憺たる気持ちでっせ。こんなみじめなもんあらしめへん…。それから5年間、戦中のブランクはアテの地獄でした。」

『ブギの女王・笠置シヅ子』砂古口早苗(著)より

水の中で生きるのが河童。その河童が陸に上がったよりも…という状態は、不自由きわまりない心境だったことが分かりますね。

笠置シヅ子は同年(1939年)、『弥次喜多大陸道中』に映画初出演し、坊屋三郎、益田喜頓らと共演。12月、服部良一によってコロムビア専属に迎えられ、“ラッパと娘”(作詞・作曲・編曲:服部良一)を発売!

太平洋戦争が始まると、活躍の場が限られ、“笠置シズ子とその楽団”を率いて地方巡業などをしていきます。

朝ドラのスズ子もこのモデルのストーリーを踏襲し、戦時中にも負けず、歌っていきます。そのスズ子の奮闘を今後も見守りたいところです。

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【ブギウギ】第9週の予告

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